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中学・高校受験:学びネット

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北海道科学大学高等学校

 
  北海道科学大学高等学校に校名変更
高大連携を強化し、学科やコースを刷新
この春、北海道尚志学園高等学校から新校名となり、今まで以上に北海道科学大学グループとの一体感と高大連携を鮮明に打ち出した北海道科学大学高等学校。系列大学からのサポート体制を強化し、大学進学や将来の夢において生徒の可能性を広げていこうと改革を進めている。
来年度からは普通科と工学科(認可申請中)の2学科体制となり、普通科では転コースのチャンスを増加。現在の成績に関係なく、将来に向けて大きな夢を持つ生徒を応援する奨学金制度も導入するなど、新たな学びのステージをスタートさせている。

校 長: 大丸 徹
住 所: 〒062-0922 北海道札幌市豊平区中の島2条6丁目2番3号
電 話: 011-821-0173
交 通: 札幌市営地下鉄南北線「中の島」駅、「南平岸」駅より徒歩13分、じょうてつバス「中の島1条6丁目」バス停より徒歩1分、札幌市営電車「幌南小学校前」電停より徒歩10分
学生数: 966名 (2016.11.1現在)
ホームページ: http://www.hs.hus.ac.jp

 

早い段階から
未来の自分の姿をイメージする

 以前より系列大学との高大連携教育に力を注いできた北海道科学大学高等学校。今春副校長から校長に就任した大丸校長は「大学の名前を校名とすることで、北海道科学大学グループの系列校をより一層はっきりと打ち出すことができました」と話す。

 北海道科学大学は「+Professional」をスローガンに、北海道ナンバーワンの実学系総合大学を目指している。グループには北海道薬科大学(平成30年度に北海道科学大学薬学部へ移行予定)、自動車産業の人材育成を行う北海道科学大学短期大学部があり、同校はプロフェッショナル教育のスタートラインという役割を果たすことになる。

 高校在学中から大学の施設見学や体験授業・講義を行うほか、医療系進学を目指す生徒には病院や薬局などで現場体験もできるのが大きな特色だ。

 「高校に在席しながら、大学の専門的な勉強を身近に感じることができるので、早い段階で自分の未来の姿を描けるのが本校の魅力だと思います」と大丸校長は語る。

 大学進学に際しては、系列校推薦枠や入学金免除などの優遇制度もあることから、薬学・保健医療系志望の女子生徒からの人気が年々アップ。今年は100名を超える女子生徒が入学した。この春新しくなった北海道初のデニムウールを使った制服も好評だ。

 現在、大学と連携した留学プログラムや外国人留学生を招いてのプログラムも計画中。グローバル教育の第一歩として、同年代の外国人学生と夢を語り、議論を交す機会を設けたい考えだ。「英語力アップというよりも、夢を持ち、それに向かって進むことの大切さを共有してほしいと思っています」と山下教頭は話している。

普通科と工学科に刷新
転コース制度を生かし
生徒にとって「最適な場」で成長

 校名変更に引き続き、来年度からは学科体制も刷新する。普通科と工学科(認可申請中)の2学科となり、普通科は「特進コース」と「進学コース」の2コース制に。今まであった北薬大コースと保健医療コースは特進コースに統一される。

 普通科の特色は2年間に4回(1年・2年の前期、2年・3年の各進級時)、転コースができること。進学から特進へ、特進から進学へのコース変更もでき、生徒の希望に対して柔軟に対応していく。来年から特進・進学コースともに習熟度別のクラス分けが行われる予定で、一人ひとりのレベルに合った授業を受けることができる。

 工学科ではコース分けをせず、今までの電子機械科と自動車科を統一。工業の基礎を学びながらも大学進学を目指せるよう、普通科目の授業時間を増やす。2年時から選択できる専門科目も自由な組み合わせが可能で、電気・機械系、自動車系をフレキシブルに学ぶことができる。

 「説明会で個別相談を受けていると、工業の基礎を高校段階で学んだ上で大学に進学したほうが良いと考えている保護者のニーズも感じます。本校から基礎学力をしっかり持った生徒を大学の工学部に送り出したいと思っています」と大丸校長は話す。

本気の文武両道を応援
「尚志塾」による「継続」と「タイムリー」

 全国大会ベスト4の軟式野球部、全国大会出場常連の卓球部・ソフトテニス部、国体優勝を果たした射撃部など、部活動も盛んな同校。特進コースでも部活動の加入に制限はなく、勉強と学業を両立させている生徒も少なくない。部活動の実績と学業成績の総合力で、難関大学進学を決める生徒もいる。また女子生徒の増加に合わせ、合唱部の活動にも力を入れており、この春には合唱指導に高い実績を誇る教諭を顧問に迎えた。

 こうした勉強も部活も頑張りたい生徒の「本気の文武両道」をサポートするのが放課後学習「尚志塾」だ。

 これは学習計画に沿って生徒が学校で自学自習するもので、現在200名もの生徒が登録している。毎日夜8時まで利用できるため、部活の前後にわずかな時間を惜しんで勉強する生徒の姿が多く見られる。週2回、自由選択ゼミを開講したり、予備校講師による特別授業も行っている。朝9時から夕方19時まで勉強する特別イベント「勉強マラソン」も年4日実施している。今春からはインターネット教材「すらら」もスタート。わずかな費用で、365日24時間家庭でも勉強することができ、多くの生徒が利用している。

 さらに3年前から特進と北薬大コースに取り入れていた「スコラ手帳」を今年から普通科全体に導入。毎日の学習時間や目標を書き込むもので、社会人として必要とされる自己管理能力を高校から身に付けていこうという試みだ。週1回、生徒が書き込んだ学習時間などを担任がチェックし、どれだけ勉強したかを具体的に「見える化」したことによって、学習意欲のアップにもつながっている。

 こうした生徒の頑張りをバックアップする奨学金も充実。今年からはOBの企業から給付される「住協夢プラン」応援奨学金が開始。成績に関係なく、自分の夢を綴った作文と面接で審査を行うもので、今年はオリンピック出場、国際看護師を目指すなどさまざまな夢を持つ生徒が応募し、各学年5名の15名が奨学金を受けた。

 大丸校長は「生徒には大きな夢を持ってほしい。さらに夢を公言し、有言実行することで、リーダーシップを発揮できる人間になってほしいと願っています。本校の校訓である至誠一貫の精神の下、一日一日を大切に、勉強にも部活にも一生懸命打ち込んでほしいと思っています」と話している。

 開校60周年を迎えた北海道科学大学高等学校は現状に満足することなく、生徒の「未来」をサポート、「夢」実現のために日々進化し続けている。

 

 
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