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中学・高校受験:学びネット

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滝川第二中学校・高等学校

 
  コース再編から3年目を迎え
カリキュラムの特色を生かした教育が実現
自然環境に恵まれた広大な敷地に校舎、運動施設が立ち並ぶ 滝川第二中学校・高等学校。運営母体は須磨区にある滝川中学 校・高等学校と同じ学校法人瀧川学園。1984年の開校以来 部活動に尽力し、スポーツ界にスーパースターを生みだしてき た。近年は、中学校にプログレッシブ特進一貫コースを新設す るなど、難関大学進学への指導体制が調い注目を浴びる。全校 のコース再編から3年目となり、中学入試では、3年連続で過 去最高の志願者数を更新。名実とも文武両道の進学校へと躍進 している。

校 長: 安本 直
住 所: 〒651-2276 兵庫県神戸市西区春日台6-23
電 話: 078-961-2381
交 通: JR「明石」「西明石」駅より直行バスを運行
神戸市営地下鉄「西神中央」駅より
市営バス21・22・28系統「西体育館」行き
「西体育館前」下車5分
生徒数: 337名(中学校)
876名(高等学校)
ホームページ: http://takigawa2.ed.jp/

 

コースの特性を明確化し 多彩なカリキュラムを導入

 今年4月、加古川東高等学校校長か ら滝川第二中学校・高等学校校長に就 任した安本直氏は、同校の生徒の印象 をこう語った。

 「明るく礼儀正しい。中高生として 非常に素直だと思います。そして、進 学意識も高く、中学へ入学する生徒は 幼いながらも将来への夢に向かって、 6年間頑張って道を切り拓くぞという 意識に燃えていますね」

 滝川第二中・高は校訓「至誠一貫・ 質実剛健・雄大寛厚」を掲げ、「全人 教育」を目指す。「学力向上」を図る ための進路教育、「人間形成」を図る ためのキャリア教育を双翼に、生徒の 夢の実現に向け飛翔している。

 安本校長が「明るく素直で意欲があ る」と称えた生徒だからこそ、その教 育の効果が上がっているのだろう。

 中学校は、2013年に超難関国立 大学進学を目標とする「プログレッシ ブ(プログレ)特進一貫コース」を新 設した。2016年にコースを再編し、 「プログレ」とグレード別編成を導入 し、難関国公立大学を目指す「特進一 貫」の2コースに集約。充実した進路 指導体制で各コースの高い目標をフォ ローアップしている。

 その結果、今年の中学入試では志願 者が552名で、昨年の544名を上 回り、3年連続で過去最高の志願者数 を更新している。

 高等学校も、2016年にF(フロ ンティア)コースを新設した。難関国 公立大学を目指す「スーパーF」と国 公立・有名私立大学を目指す「クリエ イティブF」の2コースがある。両コ ースとも英語の4技能を鍛え、大学入 試で採用が増えているTEAP試験に も対応できる実力を養成する。さらに、 個の力を鍛え、スペシャリストとして、 体育系・芸術大学進学を目指す「Cコ ース」を設置。生徒は重点部活動に指 定されたクラブ(野球・サッカー・卓球・ 剣道・陸上競技・ゴルフ・吹奏楽)の いずれかに所属し、各分野のスペシャ リストとしてのポテンシャルを高めて いる。

 「生徒が勉強しやすい環境をつくり、 学びの内容を精査し、さらなる進化を 目指したい」と安本校長はコース再編 後の展望を示した。

体験学習を通し 社会貢献できる人材を育成

安本 直 校長

 「プログレ」は、従来の文系・理系 の枠を超えた〝数理探究系〟のコース で、数学的な目と論理的な思考力を備 えた真のエリートを育成する。世界を 視野に入れた「グローバル教育」に「体 験型実践学習」を融合した独自のプロ グラムを導入しているが、その一つ「プ ログレワンデー研修」・「プログレ東京 研修」は、科学的興味を深め進路を明 確に考えるプログラムになっている。 今年、「プログレ」1期生は高校3年 生に。来年の大学進学に大きな期待が 寄せられている。

 中学全体で取り組んでいるのが、「ス ペシャル・ウエンズデイ(SW)」だ。 毎週水曜日の午後、様々な体験学習授 業が行われている。敷地内の家庭菜園 で行う「芋ほり」、地域のお母さんと 赤ちゃんを招き1年かけて命の大切さ を学ぶ「赤ちゃん先生」、学園の創立者・ 瀧川辯三氏の経歴を新聞記事にする 「辯三先生」など多彩な内容で、生徒 たちの自主性や創造力、自然科学など に対する興味を引き出している。 「最近は家庭内でも、親の仕事につい てあまり深くは知らない 子どもたちが多いです ね。『SW』には、社会 に出たら企業の一員とし て、どのようなことが求 められるのかを仮体験で きる『企業研究プログラ ム』や先人の体験から学 ぶ『進路探究プログラム』があります。 キャリア教育の一環として、早くから 将来に目を向けるようバックアップし ています」

 研修旅行も活発に行われている。中 1の「山の研修」でスキー講習、中2 の「海の研修」でヨットやボートの操 縦体験がある。中3は「語学研修旅行」 へ。異文化の中で生活することを通し 国際理解を促す。高2になると、企業 訪問や大学見学などを中心とした海外 研修がある。「Fコース」はニュージ ーランドへ、「Cコース」はシンガポ ールへ、それぞれ研修旅行に出かけて いる。

滝二の魅力を発信する キャンパスナビゲーター

角谷 真吾
入試広報室 室長

 今年の4月2 8日(土)、「キャンナビ フェスタ」が開催された。1万600 0m²の広大なキャンパスを使った、入 試広報のオリエンテーション活動だ。 今年で7年目を迎える。今までは大手 塾に向け開催していたが、今回は小学 6年生以下の児童を広く対象にし、保 護者との参加を募った。HPや塾で広 報したところ、110組(約300名 以上)が来場したという。

 参加した児童を案内するクルーは同 校の生徒で、中1生と 先輩がペアを組んだキ ャンパスナビゲーター だ。キャンパスの各所 に設けられたゲーム感 覚のミッションを達成 し、全問クリアすれば 記念品が贈呈される。

 「自然豊かなキャンパスで、楽しい 思い出をつくっていただきたい。『こ の学校、面白そうや』と印象に残れば 嬉しいですね。以前から、学校イベン トの手伝いをしていたキャンパスナビ ゲーターですが、100名ほどの組織 に成長し、積極的に活動しています」 と入試広報室の角谷真吾室長は頬を緩 ませる。

 現在、中高のクラス、クラブ活動の 垣根を越え、一丸となって「滝二の魅 力を発信」しているキャンパスナビゲ ーター。HPを開設しイベントを企画、 塾に出向いてPR活動を行い、キャン パスの自然を生かしたエコ動画を発信 している。また、地元・明石を紹介す る動画制作にも参加し地域を盛り上げ ている。

 コース再編を機に、2016年度か ら制服が一新した。滝川第二のエンブ レムを胸に飾ったデザインで、レジメ ンタルタイとリボンの色は学年により 統一されている。夏は男女ともポロシ ャツで爽やかだ。襟なしのブレザーを 採用している学校は日本では少ない が、襟がないことで、まだ子どもだと いうことを自覚させる目的があるとい う。

 瀧川学園は今年度創立100周年を 迎える。記念事業として、野球専用グ ラウンドが人工芝に生まれ変わる。「キ ャンナビフェスタ」がますます盛り上 がるに違いない。

 
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