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中学・高校受験:学びネット

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滝川第二中学校・高等学校

 
  中学・高校ともに入学者数が増加
新コース編成でさらに高まる人気
京都大学・大阪大学・神戸大学…関西の超難関国立大学を筆頭に、難関国公立や私立大学への進学実績を高めている滝川第二中学校・高等学校。中高一貫コースであるプログレッシブ特進一貫コースの生徒が高校に進学した今年度、高校ではコースを再編成し、世界で活躍する生徒を育てることを目的としたフロンティアコースを新設。この新コースに対する期待は大きく、中高入試では、ともに定員を上回る入学生を迎えることになり、新たな活気に満ちたスタートとなった。

校 長:  則之(つねかげ のりゆき)
住 所: 〒651-2276 兵庫県神戸市西区春日台6-23
電 話: 078-961-2381
交 通: JR「明石」「西明石」駅より直行バスを運行、神戸市営地下鉄「西神中央」駅より市営バス21.22.28系統「西体育館」行き「西体育館前」下車5分
学生数: 中学校 326名
高等学校 851名 (2016.7.1現在)
ホームページ: http://takigawa2.ed.jp

 

リーダーにもフォロワーにもなれる
生きる力をつける
新たな取り組みを導入

 2013年に、数理探求系を基軸に、6年間で超難関国立大学への現役合格を目指すプログレッシブ特進一貫コースを開設した滝川第二中学校。今年度はレベルの高い受験生が増え、プログレッシブ特進一貫コース25名定員の予定が40名以上の入学生を迎えることになった。これを受けて来年度からは定員を変更することを予定。より少人数精鋭主義として、細やかな対応ができるように構成されることになる。

 「進級時に特進一貫からプログレッシブへコース変更することも本人の希望や成績次第で可能というように流動的なコース制を採っています。また、色々な体験の中でリーダーシップやフォロワーシップを身につけさせたいと考えており、スペシャル・ウェンズデイや構成的グループエンカウンターなど、特色あるカリキュラムも用意しています」

 常陰則之校長の語るスペシャル・ウェンズデイとは、毎週水曜日に様々な学習や体験を行うプログラム。農園芸や福祉施設訪問、芸術鑑賞といった体験以外にも、進路探究プログラムや企業探究プログラム、キャリア教育も行い、中学生のうちから将来を描ける機会を設ける時間となっている。

 構成的グループエンカウンターとは、グループでの課題解決に取り組みながら、エンカウンター体験(本音を表現し合い,それを互いに認め合う体験)を深めていくもの。リーダーシップは大切だが、社会はリーダーだけで成り立っているわけではないことを教え、フォロワーシップを鍛えていく。こうしてコミュニケーション能力を高め、世界で生きる力の基礎を作るのが目的だ(高校一年でも実践)。

 同時に海外で活躍するために必要な語学力のアップも視野に入れている。プログレッシブコースは英検を早期から取得するように指導。ネィテイブの講師も増やし、生の英語に触れる機会を多く設けている。

 一方で、次年度の受験生に滝川第二の良さを知ってもらうために外部へ向けたイベントも多々実施されている。春に行われた神戸西神ロータリークラブ主催の走り方講座では、滝川第二OBであり、日本代表サッカー選手・岡崎慎司選手の現専属コーチの杉本龍勇氏が指導。滝川第二以外からも多くの生徒が参加し、楽しく有意義な時間を過ごしていた。

互いの個性を認め合い
次世代に羽ばたく生徒を育成する
新たなコースを再編成

 滝川第二高等学校では今年度よりコースが再編成された。既存のスポーツ・芸術活動に励みながら大学進学を目指すCコース以外に、グローバル化時代の世界に羽ばたく生徒を育てることを目的としたフロンティアコースが誕生した。難関国公立大学を目指すスーパーフロンティアコース(以下スーパーF)と、国公立・有名私立大学を目指すクリエイティブフロンティアコース(以下クリエイティブF)の2コースで編成されており、両コースともに「自学自習」「感性と倫理観」「世界で活躍できる国際性」の育成が目標。大手予備校の講師を招聘し、週3日校内予備校『Fゼミ』の開設(スーパーF)や、早朝到達度確認テストの実践(クリエイティブF)など、豊富なシステムで生きる力を育成していく。

 「特に国際性の育成には力を入れており、英語力強化プログラムとしてTEAP試験に対応できる実力を身につけさせています。その他、クリエイティブFでは中期・長期、スーパーFでは長期休暇中の短期留学も可能です」

 新コースの詳細を語るのは山本晃久フロンティアコース主任。2年次からは文理の選択授業も行われ、より少人数での授業となる。その場合、一部の授業においては、両コースの生徒が一緒に受講することもあり、互いに切磋琢磨できるのではないかと予想されている。

 また、総合学習ではインターンシップを教室に於いて体験する、企業探究プログラムで、実在の企業からのミッションをチームで考え、提案していく。また、その提案ではパワーポイントを使ったプレゼンテーション能力も磨いていく。

 このフロンティアの両コースでは海外帰国生入試も導入。海外のインターナショナルスクールや日本人学校に通い、中学課程に相当する課程を修了した日本人の帰国生を対象としている。現在、中国などアジアをメインに来年度の入試に向けて、現地での入試説明会も始まっている。

 「本校自体、様々な個性を持つ生徒の集団です。活発に学びを追求したい生徒、中学時代は精神的に通学するのが難しかったけど、滝川第二に入りたくて必死で勉強した生徒などが、お互いを認め合い、学校生活を送っています。そこに海外で生活し、日本ではあまり無かった考え方や価値観を持つ生徒が加わることで、語学や異文化理解を含め、新しい刺激を与えてくれるようになるでしょう。その結果、新たな価値感を生み出し、生徒全員の成長が期待できるのです」

 帰国生の受験に際しては、事前面談を実施している。本校の校風や教育方針を理解し、気に入って頂ければ、是非、受験して欲しいと山本主任は語る。

 帰国生を豊富に受け入れ、彼らだけのクラスを作るのではなく、既存のクラスで一緒に学ぶことを目的としており、日本の大学への合格をともに目指すことになる。

 一方、Cコースではクラブなどに専念できる時間を多く設けている。さらに1年次から選抜クラスを設定。より難関の大学受験に対応したカリキュラムで授業を行う。その他、e-ラーニングを取り入れた学習システムも導入されており、希望すればいつでも学習が可能である。

 こうした様々な改革を進めながら「今、日本社会や世界で必要とされる人材を育てる教育を進めていきたい」と学校の目標を語る常?校長。その目標は生徒のみならず保護者のニーズにも合致し、入学志願者を年々増やしている要因となっている。

 
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