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中学・高校受験:学びネット

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神戸龍谷中学校高等学校

 
  生徒一人ひとりの能力と個性を育てる
先進・万全のサポート体制を盤石化
親鸞聖人の教えを建学の精神とし、和顔愛語を校訓とする神戸龍谷中学校高等学校は、今年創立94年を迎えた伝統校。平成14年の現校名への改称・男女共学化を皮切りに始まった学校改革は、17年の中学校再開、18年から22年にかけてのコース再編と続き、先進のサポート体制を整えてきた。そのかいあって、国公立大・難関私大の合格実績がアップ。昨年・今年と2年連続で、中学校・高等学校ともに定員を確保できた。中学校では、他の私立中学にも合格していても、神戸龍谷に入学する生徒が多いという人気ぶりである。

校 長: 岡田 万里
住 所: 〒651-0051 神戸市中央区神仙寺通1-3-8(青谷学舎)
〒651-0052 神戸市中央区中島通5-3-1(本学舎)
電 話: 078-241-6417(中学校)
078-241-0076(高等学校)
交 通: JR・阪急・阪神・地下鉄線「三宮」駅より市バス2・18系統で「青谷」下車徒歩5分、地下鉄「新神戸」駅より徒歩15分、スクールバス運行(西鈴蘭台系統・三田系統)
学生数: 中学校 240名
高等学校 996名 (2015.9.1現在)
ホームページ: http://www.koberyukoku.ed.jp

 

併願Bの採用で、
高校の受験者数増加

 神戸龍谷中学校高等学校は、神戸の街や港が一望できる静かな山の手に位置しており、学習環境は申し分ない。しかも、バス停から本学舎まで徒歩5分、青谷学舎まで徒歩3分。スクールバスもあり、通学にも便利だ。

 同校が学校改革に取り組んで10年以上の歳月が流れた。その成果が実りつつあり、中学校・高等学校とも今年も定員をキープできた。高校入試では、今春から併願Bという入試方法を設定。兵庫県の公立高校の一般入試は複数志願制だが、併願Bとは、第一志望が不合格の場合は、第二志望をせず、神戸龍谷へ入学するというもの。「併願Bは、本校独自の方法で、第二志望をする併願Aより、合格基準点を少し緩めました。それがうまくいき、多くの生徒がきてくれました」と、企画広報部長の櫻井裕児先生。ちなみに、兵庫県には私立中学が36校、私立高校が52校ある。今年は私立中学受験者数が前年を上回ったとはいえ、中学・高校ともに定員を確保できたのは6校だけ。同校の人気のほどがうかがえる。

 人気の背景にあるのは、「心の教育」と「確かな学力の養成」を車の両輪にたとえ、バランスよく回すという教育のあり方に加え、学びのサポート体制の年々の充実、大学合格実績の躍進だ。サポート体制は、平成23年に校長に就任した岡田万里先生が手腕を発揮して始まった。まず挙げられるのは入試センターで、生徒全員の入試から模試の結果まで、全成績データを一元管理・分析して、各担任にフィードバックする。各担任は学習状況や成績の変動を把握したうえで、生徒一人ひとりに的確な学習方法・進路等の指導を行うというものである。そのほか、専任のチューターを擁する自習室、放課後に開催される英語・数学・古典の希望者講習(高1・2生対象)、入試に直結した約20の講座がある龍谷ゼミ(高3生対象)、e-ラーニングなどがある。

学力レベルと
個性に合わせたコース展開

 同校のコースを紹介しよう。

 中学校は、数学に重点をおく「特進コース」と、英語に力を入れ、海外でも通用する実践的な英語によるコミュニケーション能力を養う「英進グローバルコース」の2つ。中高一貫教育で、国公立大・難関私大を目指す。

 高校は、クラブ活動と両立しつつ有名私大を目指す「進学GRコース」(女子のみ)、難関私大を目指す「特進文理コース」、国公立大を目指す「特進文理Sコース」、英語力と国際性を磨く「特進グローバルコース」の4つ。学力レベルと個性に合わせた展開となっている。進学GR以外は、共学だ。

 他校に先駆けて英語に特化したコースを設けた同校では、留学制度も充実しており、交換留学(長期留学/1年間)、セメスター留学(中期留学/3〜6カ月)、短期留学(1カ月、特進グローバルコースのみ)と、3種類ある。英進グローバル・特進グローバルの生徒は全員が1回は留学を経験する。交換留学の場合、留学中に取得した単位は、神戸龍谷の単位として認められるため、帰国後、そのまま進級でき、3年で卒業できる。

 今春の大学合格実績は、国公立大学18名(含 防衛大学校)、関関同立89名、早稲田・上智にも各2名合格している。前年比、国公立は3名減ったが、関関同立は8名増という結果だった。

土曜講座充実、クラブ活動も活発

 どのコースも、先生と生徒の距離が近いことが同校の大きな特長。わからないことがあれば、生徒は休み時間や放課後、職員室に質問にくる。特に試験前や試験中は、その数が多く、職員室の入り口に行列ができるほど。「通行に支障をきたすくらいです。担当科目以外の質問を受けることもあるし、こちらも油断できません(笑)」と櫻井先生。和気藹々としている半面、先生・生徒双方とも真剣勝負でもあると言う。

 生徒たちは卒業してからも、母校である神戸龍谷にしょっちゅうやってくるとか。「『友達との待ち合わせまで、ちょっと時間があるから来た』と言って来る子もいます。かわいいですよ(笑)」と櫻井先生は満面の笑みで語る。三宮から同校まではバスで片道約15分。そこをわざわざやってくるところに、母校愛の強さがうかがえる。

 ところで、同校では進学GRは土曜休みだが、中高一貫と特進コースは、第1・3土曜は登校。今春、従来の普通授業から、問題演習講座に変更となった。模試の復習、過去問に取り組み、実践力をつけることを目的としている。

 進学GRコースの生徒たちの多くは、勉強とクラブ活動を両立させており、土曜も部活を頑張っている。同校のクラブ活動は活発で、全国大会で活躍している部も少なくない。なかでも、バスケットボール部は2年連続インターハイ出場、少林寺拳法部もインターハイ出場経験をもつ。また、女子陸上競技部、空手道部、バレーボール部なども強豪だ。

 神戸龍谷の改革はさらに進む予定で、いわば、現在進行形“ing”の学校。ただし、「今年は、足元を固める年だと考えています」(櫻井先生)

 今の体制を盤石なものとし、未来に向かって突き進んでいくことだろう。

オープンハイスクール(予約不要)
9月26日(土)10:00〜15:00

学校見学会(予約不要)
10月31日(土)
11月8日(日)
11月14日(土)
11月22日(日)
11月29日(日)
いずれも9:00〜15:00

入試説明会(予約不要)
12月13日(日)
10:00〜13:00
※いずれも本学舎にて開催
※詳細はHPでご確認ください

 
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