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中学・高校受験:学びネット

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東海大学付属仰星高等学校 中等部

 
  新校長の下、「team Gyosei」挙げて
さらに高レベルな文武両道の進学校を目指す
「team Gyosei」を掲げ、同級生、先輩、後輩、教職員…と、年齢・立場を超えたつながりを大切にしている東海大学付属仰星高等学校・中等部。東海大学の付属高校として1983年に創立され、当時から文武両道を目指す同校では、クラブ活動、進学面ともにすばらしい実績を残している。今春、第8代目校長として、揚村洋一郎先生が着任。東京都立の有名進学校等の校長を歴任したキャリアを持つ揚村校長の下、建学の精神に則った進化&深化が楽しみだ。

校 長: 揚村 洋一郎
住 所: 〒573-0018 大阪府枚方市桜丘町60-1
電 話: 072-849-7211
交 通: 京阪本線「枚方市」駅・JR学研都市線「河内磐船」駅より京阪交野線に乗り換え「村野」駅下車徒歩10分/スクールバス 近鉄学園前〜登美ケ丘〜白庭台〜田原台〜学校
学生数: 中学校 264名
高等学校 1,118名 (2014.11.1現在)
ホームページ: http://www.tokai-gyosei.ed.jp/

 

先生方が生活面も
きめ細かく指導

 最寄り駅から徒歩約10分。住宅街を抜け、田園地帯に出たところに東海大学付属仰星高等学校・中等部はある。緑豊かで閑静と、抜群の学習環境だ。

 今年の4月、同校の第8代目校長として着任したのは、揚村洋一郎先生。東京都立三田高校、戸山高校、日本橋女学館中高で計11年間の校長経験がある。公立進学校、私立女子校の校長を歴任した揚村先生だが、私立の共学中高一貫校は初めてだ。

 「本校は、スポーツが強いこともあって、共学ですが、男子校的なイメージを持っていました。ところが実際は、やさしいというか、やわらかいイメージですね。その理由が、授業の様子などを見ていて、わかりました。先生方が生活面においても、きめ細かい指導を行っているんです。まさに文武両道を目指す努力をしている学校ですね」これが揚村校長の同校への印象である。

 もう一つ、揚村校長が印象深いと思ったことがある。それは、地元から愛され、信頼されている学校であるということ。枚方市の多くの行事に招かれて参加していることがその証明である。

 言うまでもなく、同校が目指すのは文武両道。それも単なる文武両道ではなく、レベルの高い真の文武両道進学校である。

 同校のコースは中等部・高校とも英数特進と総合進学の2つ。英数特進は、国公立大学及び東海大学医学部への進学を目指すコースで、総合進学は難関私立大学や東海大学への進学を目指すコースとなっている。

東海大学付属ならではの
教育・イベントが充実

 東海大学付属仰星高等学校・中等部には、特色ある教育としてあげられるものがある。揚村校長は、まず高校の「高校現代文明論」について熱く語った。これは、生徒に「人生いかに生きるべきか」と問いかけ、意義ある人生を送るため、多様なものの見方の中から正しいものの見方・考え方を確立し、人道主義・人格主義に基づいた思想を培うことを目的とした教科。東海大学の歴史と精神から始まり、国際・平和・人権・福祉・環境…といった現代の諸問題について学習する。「私は、人権について講座をもち、人権教育の必要性、人権について学習することの意味と尊さといったことについて話しました」と揚村校長。キャリア教育にも結びつく授業となっている。

 高校・中等部ともに設置されている授業として、知的財産教育とSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業)がある。前者の目的は、創造性の育成。中等部では学年ごとにテーマを設置し、知的財産マインドの醸成、知的創造活動を通じての協調性の学習、知的創造性の育成を図っている。「生徒が発表した『衣類の収納に関する発明』などを聞きました。ユニークで面白かったですよ」と揚村校長は、生徒の創造力の豊かさに感心しきりの様子で語った。後者のSPPは、学校側が企画・立案したテーマについて、大学や研究機関と連携しながら行う理科教育に関する取り組みの一環だ。
 東海大学付属独自のイベントもある。それが8月の6日間、東海大学嬬恋高原研修センターで行われる「学園オリンピック」で、14の付属校から選ばれた文化(国語・数学・理科・英語・芸術・知的財産・ディベート)部門、スポーツ部門の各生徒が競い合う。「文化部門では、大学教授等による講義、実験などが行われ、生徒たちは論文などを発表して、成果を競います。非常にレベルの高い取り組みです」と揚村校長。費用はすべて大学が負担。東海大学付属ならではのメリットといえる。

 東海大学といえば、工学部に日本の大学初のパイロット養成コースがある。パイロット志望の生徒には見逃せない。また、ハワイに東海インターナショナルカレッジ(米国で認可を受けた短期大学)があり、ここを経て、東海大学や米国の大学へ編入することが可能である。

大学入試改革に対応した
カリキュラムに

 同校では、文科省の方針を先取りした形で、教育のICT化を進めており、今年度末には全普通教室に、無線LANシステムの導入と常設プロジェクタの設置が完了。昨年度からタブレット端末を利用した授業が展開されている。また、来年四月より、中等部一年生全員に一人一台のタブレット(iPad)を使用する授業が行われる。

 揚村校長に今後の見直し点について聞くと「達成度テストに合わせて、カリキュラムの見直しが必要ではないかと思います」と、大学入試改革にも先取りで対応していく構えだ。今春は国公立大学に20名(浪人含む)、関関同立には116名(同)が合格したが、揚村校長は、単に合格者数を増やすことは念頭にないようだ。「指定校推薦を利用して、有名ブランド大学に入れればいいというような安易な発想でなく、自分が目指す職業や夢のために何を勉強するか。そこを大事にして、チャレンジしていってほしい」と言う。

 同校では、来年4月から高槻からスクールバスが運行されることが決まった。これにより北摂エリアからの通学も便利になる。

 さらなるハイレベルを目指す「team Gyosei」の今後への期待が高まる。

 
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