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中学・高校受験:学びネット

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津田学園中学校・高等学校

 
  広大な「学園の街」で中高6年一貫教育
 
「津田の夢、津田の信念、津田の友情」
 自然あふれる4万坪の広大な敷地の中に、幼稚園、中学校、高等学校、さらに専門学校を有し、生涯教育の場として地域に貢献する津田学園。
 中学校は18年前に開校、校長も教師も若く、情熱と熱意を傾け、生徒一人ひとりの夢を育てている。

校 長: 寺本 豊
住 所: 〒511-0904 三重県桑名市野田5丁目3−12
電 話: 0594-31-6311
交 通: JR桑名駅・近鉄桑名駅より三重交通バス津田学園下車、または野田5丁目南下車徒歩3分
学生数: 157名 (2003.9.1現在)
ホームページ: http://www.tsudagakuen.ac.jp/chugaku/

 

教育理念は「自由・自主・自立」の精神

「今は『自由』という言葉をはき違えている若者が多いのではないでしょうか。ある例えで、凧が空高く飛べるのは地上の糸につながっているからだ、と。支えてくれている糸の存在を知らずに自由だ、自立している、と思うのは間違っているんですね」と寺本豊校長は話す。同校では、自然を愛し「自分で考え、行動し、その結果に責任を持つ」、そんな姿勢を日常的に身につけることを大切に考えている。
 教育は、「徳育」、「徹底した進学指導」、「情報教育」、「国際理解教育」の4つを柱とし、スタッフが一丸となって、生徒をきめ細かく指導する。
「道徳性の高い人材の育成はいつの時代でも必要です。特に今後は徳育に力を注ぎたい」と寺本校長。

9限目までの徹底した進学指導

 教育理念の通り、中高6年一貫のメリットを生かし進学指導は徹底して行う。まずは中1から進路指導を行い、学習を計画的で意欲的なものにするよう働きかける。
「やりたいことは何?と担任もよく問うようにしているんですね。卒業時には目標や目的が明確となって大学へ進学するため、教授から生徒たちがよく勉強するとほめられることが多いです。成績優秀で奨学金をもらう例もありますし」と寺本校長は胸を張る。
 中2からは英語・数学・古典の3教科で習熟度別クラス編成を実施。学期ごとのテスト結果でクラス変更は可能だ。
 中4(高校1年)からは7限授業終了後8、9限目に受験勉強を積極的にバックアップする「特別進学指導講座」を月曜日〜金曜日まで毎日行う。多彩な講座が用意され、教科によっては3人の生徒に1人の教師が教える講座もあり、わかりやすいと好評だ。
「得意なものをより伸ばす講座で、苦手なものを学習する補習的なものではありません。生徒の中には英語が得意なら、英語は学校で済ませ、他教科を家で勉強する子どももいます」。
 また、中1〜中6年まで行っているものに「朝の読書」がある。1限目の最初の5分間、好きな本を広げる。カリキュラムの関係で5分しか時間がとれないが、気持ちが落ち付き集中力がつくとともに、これがきっかけとなって確実に読書の量が増えるなど効果は高い。
 なお、来年度からは3学期制から2学期制に変更し、授業時間を60〜70時間増やす。
中1〜中3までは現在の7限授業を6限授業にして、ゆとりを持たせ、中4からはさらに徹底した受験勉強の体制をつくるためだ。
 45歳の校長を筆頭に、教師たちは皆若い。何とか生徒の夢を実現させようという情熱
と熱意で、9限目まで毎日懸命に指導に当たっている。

土曜講座で学習を深める

 土曜日は、昨年度より選択制の「土曜講座」を実施している。普通の授業ではなく、授業に関連したものをより深く学ぶ時間だ。
「国語の授業で十二単を着たり、お茶会などをしました。生徒たちはとても興味を持って取り組んでいました。その他歴史の人物を取り上げ、詳しく解説したり、パソコンをしたり、総合学習的なことになるでしょうね。国際交流も最近は教育の場でよくうたわれていますが、うちは開校時からネイティヴの教師を迎え、週1時間英会話の授業を行っていますし、留学生が常にいますから、学内で国際交流ができていると考えています」と寺本校長は語る。

「学園の街」を目指して

 緑に囲まれ、春にはあちらこちらから鶯の鳴き声が聞こえる広大なキャンパス。半分の2万坪はまだ開発されていない自然豊かな丘である。
 キャンパスの中には、スケールの大きな5階建の体育館やグランドをはじめ、最新機種
を導入した実習室、コンピュータールームなど学習やクラブ活動を効果的に行うための施設が整っている。図書館、レセプションハウスなどの施設は伝統的な日本建築で、生徒にも好評だ。
「土曜講座のお茶会を行ったのは、レセプションハウス合掌です。民家を取り寄せて建て直したもので、海外からのゲストにも喜ばれています」。
 整った施設で行うクラブ活動は多彩で、スキューバダイビングや水球などもあり、なかでも剣道部と水泳部は全国大会に出場するなど活発な活動を行っている。また、日経新聞主催の第3回全国学生対抗円ダービーにおいても、第1回の3位入賞に続き、18位入賞を果たすことができた。
 津田学園では、来春小学校を開校する。生涯学習の場として0歳から高齢者までが学べる「学園の街」づくりを目指しており、将来的には美術館や音楽ホールもつくる予定である。
 アクセスも便利で、最寄りの駅より三重交通のバスで18分。学園内まで入って来るの
で、広大なキャンパスでも不便は感じない。四季折々の美しい自然の中で、様々な年代の人々とともに10代を大切に育むことができる同校。今後も注目していきたい。


 
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