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中学・高校受験:学びネット

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(中高一貫六年制)津田学園中学校・高等学校

 
  先進のICT機器を活用した
アクティブラーニング型授業を主軸に
多彩なプログラムが有機的につながりあう学びが充実

 豊かな自然環境と充実した施設が調和する津田学園の広大なキャンパスには、生徒たちが健やかに夢を育み、のびやかに学べる環境が整っている。建学の精神である「津田の夢・津田の信念・津田の友情」のもと、ICT機器の活用度をさらに高め、「主体的・対話的で深い学び」を実現するアクティブラーニング型授業を強化。「グローバルマインド育成プログラム」や「アカデミア津田」、偉人の生き方に学ぶ「道徳教育」など、一つひとつのプログラムが有機的につながりながら、津田学園ならではの学びを構築し続けている。

校 長: 寺本 豊
住 所: 〒511-0904
三重県桑名市野田5-3-12
電 話: 0594-31-6311
交 通: スクールバスを利用かJR関西線・
近鉄名古屋線「桑名」駅より
三重交通バス約15分
「野田5丁目南」下車徒歩5分
または「津田学園」下車
生徒数: 135名
URL: http://tsudagakuen.ac.jp/chugaku/

 

 

4つの教育方針を具現化
する多彩なプログラム

 津田学園の根幹を支えるのは、@徹底した基礎学力の修得 A高い品性を備え、将来の日本を牽引するリーダーの育成 B健全な身体、強い意志の涵養 C日本の伝統・文化を深く理解し、国際社会で活躍できる人材の育成という4つの教育方針だ。これらを具現化するために、中1・中2の2年間は「基礎学力期」、中3・高1・高2の3年間は「充実期」、高3の1年間は「発展期」と位置づけ、高校2年終了時には高等学校3年間のカリキュラムを修了。残り1年間は受験対策に専念するカリキュラムを編成している。

 「グローバル化が進む社会の中で、自分らしく、たくましく生きていく土台を培っていけるよう、自由な発想を尊重し、楽しみながら学ぶことのできる教育を心がけています。生徒の学習理解度を深めることはもちろん、集中力や意欲を高め、興味を引き出せるよう、答えにいたる思考のプロセスを大切にした深い学び、いわゆるアクティブラーニング型授業を主軸に様々なプログラムを推進しています」と寺本豊校長は語る。

充実した教育ICTにより、共に学ぶ
主体的・協働的な学習スタイルを推進

 学園では、「変化から進化へ」を今年度のスローガンに掲げ、昨年以上にICT機器を活用し、アクティブラーニング型授業を推進している。

 平成30年度入学生から全員にGoogle が教育機関を対象に提供しているツール(G Suite for Education)を導入。1人1台保有のノートパソコン(Chromebook)を使用して、教師からの連絡を学年やクラス単位で一斉に行ったり、テストの実施・提出・採点・フィードバックを一貫して行ったりと活用方法はさまざま。教師や生徒が活発に意見を交換し、共に学びあう学習を実践している。

 それは、生徒一人ひとりのものの見方や考え方を尊重し、お互いの良い所を見つけあう学習スタイルだ。誰もが安心して間違いや失敗を生かすことのできる環境の中で、自ら答えを導き出したときに得られる学びの喜びを重視し、未来を切り拓く生徒たちの成長を根源から支える力を育んでいる。

豊かな感性を育み、学ぶ意欲を養う
学びのフィールド『アカデミア津田』

 学園では学校内での学習に留まらず、生徒の知的好奇心を刺激し、学ぶ意欲を喚起する試みとして、さまざまな専門分野の方 (外部人材)を招き、より実践的で深い学びを推進している。専門家による出前授業や、企業や各種団体による討論会などにも積極的に参加するほか、一般企業、大学や研究機関、NGOやNPO団体、近隣地域などと連携し、専門的な学習を進めている。

 また、伝統芸能などを鑑賞する芸術鑑賞の機会も設けており、本物の芸術や文化に触れる機会を大切にしている。こうした取り組みを『アカデミア津田』と位置づけ、多彩なコンテンツを企画・開催している。

自分自身の生き方についての考えを深め
豊かな人間性を育む道徳教育

寺本 豊 校長

 学園では、「道徳教育」を教育の根底に位置づけ、道徳の授業を行っている。そこでは偉人を題材にし、偉人と呼ばれる人々がどのような信念に基づき、どのように行動して困難に立ち向かい、社会に貢献したのかを学習。そこから生徒たちが道徳的価値を体現し、自分自身の進むべき道は信念を持って切り拓く礎になるようにとの期待が込められている。

 道徳教育を多面的に、より深く理解する一助とするために、多彩な分野から講師をお招きする「道徳講演会」も随時開催。日本の伝統と文化、歴史を尊重する心や、人類愛の尊さや世界の人々との共生の大切さを学ぶ。「道徳教育」を通して、将来、地域社会への貢献を基盤に、世界の平和と人類の幸福に貢献できる人材を育成するのが狙いである。

グローバル時代に求められる英語力や
グローバルマインドを醸成

 津田学園の英語教育は、生徒たちが「英語を使いこなせる」ようになることを強く意識している。普段の授業から英語を積極的に使い、電子黒板・iPad・Chromebook やデジタル教科書など最先端の教育ICTを利活用して、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く育成している。また、定期的に外部試験を受検して英語能力を測っている。

 さらに、平成30年度入学生から「グローバルマインド育成プログラム」が導入された。このプログラムは、日本の歴史・文化・伝統を深く理解し、日本人としての誇りを持ち、高い英語力を身につけ、世界に発信できる真の国際人を育成することを目指している。

 低学年では、生徒が英語に「触れる」「使う」ことに主眼を置き、英語に興味を持たせ、能動的に関わる場面を数多く用意している。その一つが「英語村研修」だ。1、2年生がオオサカイングリッシュビレッジで、ネイティブ講師によるコミュニケーションの楽しさを体験する。また、夏休みには、ネイティブ教員による「英語キャンプ」が行われる。校内で3日間英語漬けの日々を過ごす。このキャンプでは、聞いた音を識別・理解できる能力、単語・英文から言葉の意味を理解し、大きな会話の流れをつかむ能力を身に着けることができる。

 中学校3年間の集大成は、3年生全員が参加するシドニーの「海外グローバル研修」だ。14日間の研修は、英語集中レッスン、ホームステイなど多彩なプログラムが用意されている。学んだ英語力を実践して、異文化に対する理解を深め知識と体験の融合を目指す。

 高学年では、より高い成果を目指して、国際教養大学の「英語で英語を学ぶ研修プログラム」に参加、また、外部のネイティブ講師を招聘しての講座も開講する。

 そのほかにも、海外からのお客様に対してのおもてなし、社会見学での外国人インタビュー、文化祭での英語劇やスピーチなど多彩なプログラムがある。多種多様な価値観を認め、互いに意思を伝えあい、理解しあうグローバルな時代において、日本人としてのアイデンティティを大切に、英語力・コミュニケーションスキル・グローバルな視野を着実に身に着ける学習を実践している。

さらなる進化を目指して

 様々な取り組みが互いに関わりあい、有機的な連環の学びとなり、プログラムも年々深化している津田学園。今春の卒業生は、難関国立大学にも多数合格。取り組みの成果は進学実績にも如実に現れている。

 「進学実績は頑張ったことの証ですから、もちろん嬉しいことですが、それ以上に、生徒たちが互いに『教えあい、学びあう』姿が、当たり前の光景になってきていることに喜びを感じます」と寺本校長は結んだ。

 
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