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中学・高校受験:学びネット

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塾長のためのマンスリースケジュール

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●冬期講習の計画と集客

 例年2週間以上ある冬休みが今年度は短縮される。ほとんどの地域では1週間程度だろうか。通常、大晦日と三が日は休業していた高校受験主体の塾も、中学受験専門塾同様に「正月特訓」を組まざるをえまい。朝から晩まで利用すれば、時間数だけはなんとかなる。

 問題は集客である。心配事は2つある。1つは寒くなってからの新型コロナの再襲来。もう1つは秋に本格化すると思われる経済不況。

 この場で言うことではなかろうが、新型コロナ対策に関しては政府も専門家会議も甘すぎた。「ウイルス感染防止と経済の両立」は、結局は「二兎を追う愚策」に終わるだろう。そうなれば最悪、新型コロナと不況の下での冬期講習の募集になる。杞憂であることを祈りつつその場合の注意点を示しておく。@講習の対象は受験期の塾生を中心にして、大掛かりな外部生募集はかけない。Aいつでもオンライン指導に切り替えられるよう準備。Bオンラインの際の指導内容は基礎・基本の繰り返し重視。Cただし、モチベーション維持のためのコミュニケーションも忘れずに。

●非受験小6生の英語

 小学校に今年度、新学習指導要領が導入された。目玉の1つが小5生と小6生の「英語科」である。両学年とも毎週2コマ、授業が行われることになっている。

 そこで注意したいのが、来年度の新中1生の「英語」である。小学校で計140コマの授業を受けたことを前提に、つまりはいまの中1生と同じ時数の授業を受けたことを前提に、指導が進められることになっている。難度は当然高くなり、ついてこられない生徒が続出することは間違いない。

 教材会社などから資料を取り寄せて、しっかり内容を検討したうえでこの秋あたりから「新中1英語準備講座」を始めるか、小6通常コースを算国英の3科セットに変更したらいかがであろう。

●受験生の面談

 ご存じの方もおられるだろうが半世紀前の1969年に、東京大学と旧東京教育大学(現筑波大)の入試が中止になったことがある。教育大の中止は前年12月29日に、東大の中止は年明けの1月20日に決定した。双方ともに旧国立大学一期校。一期校の出願開始は2月1日だった。両大学の募集人員は合わせて約4000人で、一期校の総募集人員のほぼ1割に当たる。学力上位者4000人の行き先が突然、消えてしまったのだから、この年の入試戦線は混乱を極めた。受かると言われていた生徒が落ち、落ちると言われていた生徒が受かるという事態が続出した。前代未聞の珍事であった。

 ところで、高校にせよ大学にせよ、今度の入試はこれに匹敵どころかこれをはるかに凌駕する混乱入試になる可能性が高い。保護者面談・三者面談の折は時間をかけて状況をよく説明し、生徒・保護者が納得できるいろいろな選択肢を考えておくようお勧めしたい。

●志望校見学

 オープンキャンパスなどを取り止めてオンライン説明会に切り替えた学校が多いが、近くに行ってみるだけでも雰囲気は味わえる。足を運ばせること。

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