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2018/7 塾ジャーナルより一部抜粋

英語専門の塾として53年
4技能指導のパイオニアが育てるグローバル時代に通用する英語力

 

M.E.I.英語学院(千葉県茂原市) 会長 永 野 順 一 氏

 
     

 英語専門の学院として、昭和39年に誕生。今年創立53年目を迎えるM.E.I.英語学院。創立当初から「実際に使える英語」の習得を目指し、早期英語教育と独自に開発したオリジナルの教材で、4技能と文法・語彙力をバランスよく指導してきた。これまでの英検の合格者数は延べ1万5000人以上にのぼる。

 英語4技能が声高に叫ばれている現代、そうした英語教育を50年以上前から行ってきた"先駆者"とも言える同学院。会長の永野順一氏にそのあゆみと現在の英語教育への思いをインタビューした。

早期英才教育で英語の力をメキメキ伸ばす

 同学院の英語クラスは、30分ずつ講師と内容が入れ替わるユニークなシステムをとっている。教科書の予習や英検対策、ネイティブ講師による英会話などが30分毎にテンポよく切り替わって進められ、生徒は飽きずに効率よく学ぶことができる。クラス編成は実力尊重。例外的に小学生が高校クラスに入ることもある。

 設立当初から力を入れてきたのは「早期英語教育」だ。幼児期からの英語を学ばせることで「天才を見つけることができます」と永野順一氏。2018年度には高2で英検1級に合格、TOEIC900点を達成した生徒が現れた。さらに幼稚園の年長で英検準2級に合格など、これまで数々の快挙が生まれている。

レベルに合わせて先に進める短文英作文ドリル

 さらに生徒の学力を飛躍的に伸ばしているのが、数々のオリジナルの教材だ。そのうちの1つ、短文英作文ドリル9 段階プログラム「Short Composition in English」は10年以上前から開発し、改良を続けている早期英才教育用教材。特に「書く」ことにターゲットを当てており、文法も分かりやすく解説している。

 本教材は、小学低学年からでも自学自習で先に進むことができる。また、次の段階に進むにはステップアップテストに合格しなければならないため、着実に書く力をつけることができる。宿題として、数枚ずつ提出することになるので家庭の協力も大切だ。「文法がきちんと分かっていないと正しい英文は書けないので、英語を書くことができれば、話すことも読むこともできるようになります。入試の穴埋め問題ではわからなかった英語力の差が、書くことによってはっきりと分かります。それに書くことは創作活動です。慣れてくると、自分で英文を創り出す作業はとても楽しいと思います」と永野氏。

 6 月には「組替自在小中学生English Composition and Talk」が完成。小学生と中学生に聞き取り調査を行い、家族やペット、学校などの日常生活で本当に使いたいフレーズを英文にした。「私は○○小学校の生徒です」では、○○の部分に地元の学校名を入れ替えることができ、親しみやすく学習できる工夫がされている。生徒とネイティブ、学院の3者が力を合せて自分たちで作り上げた教材だ。

 「高校の英語の授業は英語で行うことが基本となり、英語でプレゼンテーション、ディスカッション、ロール・プレイ等をすることも当たり前になっていくことでしょう。それまでに書くことや話すことに慣れておかないと、勉強が辛いものになってしまいます。E - メールで頻繁に交信が行われる時代だからこそ、自分で英文を創り上げる力が重要なのです」

教師が努力している姿が生徒の手本

 永野順一氏は公立高校の教師を経て、同学院を設立。英語専門の塾であることから、自己研鑽も兼ねて自身も英語の資格に挑戦し続けている。これまでに英検1級、全国通訳案内士、国連英検特A級など数々のライセンスを取得。特にトリニティカレッジ・テストは、ロンドンまで出向き12級(最上級)に合格、学院に導入した。学院設立後もフルブライト日米交換留学生として、南イリノイ大学大学院に留学し、第二言語としての英語教育の修士課程を修了している。昭和大学と獨協大学の講師も務めた。

 長男で学院長の永野光一氏も上智大学大学院修士課程を修了後、米国のジョージタウン大学で、言語学博士課程を修了。順一氏と同じ英検1級、全国通訳案内士、TOEIC Aレベル他も取得しており、現在は駒澤大学の講師も務めている。

 次男で副学院長の永野真司氏も米国ウエスト・バージニア大学卒業、国際基督教大学院で英語教育を学び、修士課程を修了。英検1級、全国通訳案内士に加え、TOEIC990点(満点)もマークし、現在は同学院の英検対策クラスの主任を務めつつ、成蹊大学の講師でもある。三氏の英語関係の著作も多数にのぼる。

 「英語専門の塾であるからには、自分達がお手本を示さなくてはいけません。教師が努力している姿を見て、生徒達も刺激を受け、素晴らしい合格実績を残してくれています」

小学校での英語教育スタートは塾にとって追い風

 小学校では3年生から外国語活動(英語)が始まり、5、6年生では英語は正式教科となる。中学入試でも英語(選択)入試が増え、大学入試では外部試験の導入が加速している。この時代の流れを永野氏はどう見ているのだろうか。

 「こうした英語教育の流れは、塾にとっては追い風になると思います。小学校から英語を学ぶ早期英語教育にも賛成です。中学の英語(選択)入試は、これから更に加速する傾向にあると思います。2020年大学入試改革では、特に英語の在り方が大きく変わり、4技能が測定できる民間の各種英語検定試験が採用されます。そのため、小学生や幼稚園からの早期英語教育の大切さについては周知の通りです。当然、塾における早期英語教育の重要性も増しています。当学院では、ただ授業についていけるようにということや、受験突破のためにというだけでなく、"使える英語"を駆使して、このグローバル社会で自分の夢を実現させて欲しいという想いを込めて、英語教育に邁進しています。」

 同学院は平成23年に永野順一氏が会長職となり、長男の永野光一氏が学院長に就任。次男の永野真司氏も副学院長として学院を支えている。

 「私は今、第一線を退いてはおりますが、事業継承はスムーズに運んでいると思います。私が今一番息子たちに望んでいることは、3人で協力して『短文英作文ドリル』を10巻の完璧なシステムに仕上げることです。学院だけでなく広くお役に立てることを夢見て頑張りたく思います。」

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