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中学・高校受験:学びネット

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花園中学高等学校

 
  禅の教えを基本に
世界に通用するグローバルスキルを育成
 設立母体である臨済宗大本山妙心寺に隣接した花園中学高等学校。その恵まれた環境のもと、生徒は禅の歴史や文化が凝縮された妙心寺に日常的に触れ、建学の精神「禅のこころ」を体感することができる。2016年度、同校は2つの中高一貫コースを開設した。異文化や他者を受け止める心を育てる「禅」をベースに、海外のトップ大学進学を目標とする「スーパーグローバルZENコース(SGZ)」と、探究型プログラムを通して次代を生き抜く力を養う「ディスカバリーコース」である。2年間の基礎プログラムを終了した中3生は、それぞれのコースの専門的な学びに向けて今春スタートを切った。

校 長: 福田 篤
住 所: 〒616-8034 京都府京都市右京区花園木辻北町1番地
電 話: 075-463-5221
交 通: JR嵯峨野線「花園」駅より徒歩7分
京都市バス・京都バス「木辻南町」より徒歩2分
京都市バス「西ノ京円町」より徒歩10分
阪急京都線「西院」駅よりスクールバス運行
生徒数: 200名(中学校)
1,006名(高等学校)
ホームページ: http://www.kyoto-hanazono-h.ed.jp

 

開設3年目を迎え中3生はセカンドステージへ

 花園中学高等学校は、グローバル人材を育成する2コースを開設し3年目を迎えたが、入試倍率の高さに注目が集まった。「スーパーグローバルZENコース(SGZ)/募集定員20名」は2016年度6・1倍、17年度8・7倍、18年度6・4倍と推移、「ディスカバリーコース/募集定員40名」は2016年度3・4倍、17年度4・2倍、18年度5・6倍である。多くの入学志願者が集まったことを、SGZ開発責任者である中村広記副校長は次のように分析する。

 「開設3年目の両コースには当然大学合格実績はありません。実績がないのに『任せてみよう』という保護者の支持があったのは、本校の教育ポリシーに賛同し信頼を寄せていただいた証でしょう。そして、何より在校生の学校生活が世間にリアルに伝わり、そこに評価いただけたと確信しています。また、塾の先生方に本校の目指す教育の価値をしっかりとご理解頂き、応援してもらえたことに心から感謝しています。」

 中高一貫コース制をとる同校では、6年間を2年ごとに区切り計画的に学びを深めていく。中1・2は「SGZ」「ディスカバリー」とも共通カリキュラムで自分の適性を確認し、中3進級時にコース変更が可能だ。

 両コースに共通するのは、@坐禅や宗教の時間を通して静かに自分と向き合う時間を提供し、精神的な成長を支えること AICT教育を導入したアクティブラーニングで主体性を引き出すこと Bオンライン英会話やイマ―ジョン教育(英語による他教科指導)で生きた英語力を身に付けることである。

福田 篤 校長

 今春、セカンドステージに進んだ中3生は、両コースそれぞれの専門性を深化させ、海外トップ大学に向け、また国内難関大学に向け舵を切っている。「教育改革もいよいよ本格化していますが、本校は2年先んじて改革に取り組んできましたので、すでに手ごたえを実感しているところです。そして、ここからが本校の改革の本丸と位置付けています。中2までの頭が柔かい時期にグローバル教育を受けた生徒たちは、グローバル人材としての資質は十分蓄えられたと思います。今後は、国際人として必要なグローバルスキルを身に付けてもらいたい」と話す福田篤校長の表情は明るい。

禅は高い人間力を育成するグローバルスキル

 SGZコースの特徴は、早朝坐禅や禅寺研修で行われる独自の禅教育と、海外大学進学に的を絞った圧倒的な量の英語教育にある。坐禅は初体験のはずの生徒たちだが、毎朝禅堂で坐禅を組む習慣を身につけ、意欲的に取り組んでいるという。

 禅とグローバル教育の関係について改めて福田校長に聞くと、「人は才能や能力の可能性を内に秘めていますが、禅はそれを社会に役立つ力として引き出すことができます。それを英語で『エデュケーション』と言います。教育の本来の意味は、可能性を導き出すのをサポートするということ、つまり禅なんです」と明快だ。

 英語教育においては、将来、世界で活躍するためのスキルとして英語を身に付けるため、学んだ知識を使いこなすことを目標としたアウトプット型の授業が実施されている。ネイティブ教員と日本人による「ダブルティーチングの授業」、英語以外の授業を英語で学ぶ「イマ―ジョン教育」、「オンライン英会話」、「eラーニング」、「海外研修」などを通して英語の4技能を習得する。高2では、留学後の自分をイメージするための体験学習「サンフランシスコ・アカデミックツアー」がある。「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」のだという。

 他校のグローバル系コースと一線を画すのが、トップレベルの海外大学進学実績を誇る"NIC InternationalCollege in Japan "と提携した高3の「NIC講座」。週5日、午前中の授業をオールイングリッシュで学ぶ。海外大学の講義に通用する英語力、次代の国際社会でたくましく生き抜く力を育む。

世界規模のミッションに応えるディスカバリーブログラム在

中村 広記 副校長

 ディスカバリーコースでは探究型の「ディスカバリープログラム」により知的好奇心を高め、将来の自分をデザインする学習を行っている。平常授業の「アクティブラーニング」や「イマ―ジョン教育」、「オンライン英会話」「eラーニング」のほか、探究学習・フィールドワークを豊富に取り入れている。自分の調べたいテーマを深く突きつめていく「ディスカバリープログラム」は、3年間で探究活動の基礎を学び、高1・2では教科とも連携し、専門的な探究活動に入る。

 例えば、企画・プレゼンテーション・マーケティング能力の基礎力を身につけるため、中1の校外学習の行き先をコンペティションで決定する。中3からは「ミッションチャレンジ」がスタート。日本マイクロソフト、ソフトバンクなど世界的に活躍する企業に協力してもらい、企業が実際に抱えている問題や商品アイデアに関するミッションをスカイプ等を通じて伝えてもらい、それを受け取った生徒がフィールドワーク、インタビューなどを通じて課題解決にチャレンジしていく。中村副校長は、「慣れてくると、ヘッドマイクをつけて堂々とプレゼンテ―ションしています。実はどこまで上手くなるんだろうと舌を巻いています」と嬉しそうだ。

 また、非常に先進的な教育活動にも着手している。中3対象のディスカバリープログラムでは、マイクロソフトのホロレンズ(現実の空間のなかに現れたホログラムの3D映像を見て、実際の手や体の動きで操作できる技術を搭載)を使った探究活動をスタートさせた。「MR(Mixed Reality、複合現実)の利活用がもたらす未来型教育を提案せよ」「MRの利活用がもたらす未来の生活を創造せよ」というミッションに生徒たちがどのように応えるか、とても楽しみだ。

 「先の見えない社会にあっても、子どもにはパワーがある。本質的に生き抜く力を養っている本校に託してほしい」と福田校長のメッセージは力強い。

 
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