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中学・高校受験:学びネット

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2016/5 塾ジャーナルより一部抜粋

[FOCUS] 大胆かつ緻密な塾運営で40年
異業種に参入も安定経営を

  教学塾 有限会社 塾長 中條(ちゅうじょう) 哲夫さん  
     
 個別指導と集団授業を行う塾科と、プロの専任講師を派遣する家庭教師科を両立し、42年を超えて安定した運営を続けている教学塾。塾長の中條哲夫氏は、関西の大学生時代にアルバイトをしていた塾から在留を懇願されるほどの実力者であり、経営に関してもその辣腕を振るっている。現在は地元、香川県高松市で不動産経営との二足のわらじを履いているが、生徒や保護者には絶大な信頼を寄せられており、親子2世代にわたって塾生となっている家庭も少なくない。

塾科も家庭教師科も
専任講師が授業

 昭和49年の開塾から42年目を迎える教学塾。同時期に開業した個人塾はその多くが門戸を閉ざす中、教学塾では毎春、入塾生が学びを求めて訪れている。

 「モットーとしているのは、良い授業・安価な月謝設定・集中できる整った環境の3点です」

 そう語るのは塾長の中條哲夫氏。大学同期で人生と事業のパートナーである奥様とともに、手を取り合って塾運営を続けてきた。現在は集団授業や個別指導を行う塾科と、講師を派遣する家庭教師科の2科を運営。長い経験と実績に裏付けされた指導力で、香川県内の有名校に多くの合格者を輩出している。

 塾運営に最も大切な「良い授業」は、単に知識のある人間が教壇に立つだけでは成り立たない。子どもの状態を見て、今、その子が何を教えてほしいのかを悟り、どうすれば理解できるかを踏まえて指導する。この一連の流れは生徒のことを一番に考えるプロ講師でないと不可能である。その考えから、教学塾では大学生のアルバイト講師を使っていない。どうしても一時期だけの仕事となってしまうアルバイト講師では、生徒よりも大学卒業後の就職など、自分の将来のことを重視してしまいがちだからだ。その点、専任講師であれば、生徒を重視して考えることができる。現在スタッフは20名前後在籍、塾科だけでなく、家庭教師科も専任講師を派遣している。

 また、専任講師は雇用前に「辞職を申し出るならば、生徒に迷惑がかからない3月末に辞めること」という条件が提示されている。このため、病気や事故など、不慮の原因以外では担当講師が通年中に変わることがない。

 各専任講師の勤務期間は長く、中には開塾後間もない時期から就業しているベテランもいる。現在の生徒の中には、その保護者が、塾長だけでなく、当初から働いている専任講師に指導されたという人も多い。自分が教わった先生に子どもも指導してもらえる、というのは、親にとっては安心できる要因である。無論、そういった専任講師に対する塾長からの信頼も厚く、授業や教室運営を任せられており、塾を成長させる大きな力となっている。

無料体験や授業見学はなし
理解を得た上で入塾を勧める

 近年、多くの塾では当たり前のように行われている無料体験や授業見学を、教学塾では一切行っていない。しっかりとした学力をつけるために、時には授業に対して不真面目な態度を取る生徒に声を荒げて厳しく指導することもある。その際に体験授業の生徒が来ていたり、静かな授業の中で体験授業の生徒が騒いだりすると、講師も生徒も通常通りの授業ができづらくなる、というのがその理由である。

 「塾は単なるサービス業ではなく、教育業の一環です。生徒や保護者に媚び、甘い言葉で入塾を勧誘するのではなく、正直に現実を話すことも大切です。例えば、習熟度の高い生徒と平均点以下の成績しか取れない生徒では、入塾後の成績の伸び方も違う。すんなり伸びる子もいれば、ある程度の期間が必要な生徒もいるわけです。教育はその時々だけの点ではなく、積み重ねて伸ばす線ということをまずは保護者に理解してもらってから、入塾を勧めなければなりません」

 ここでちゃんと理解を得られずに入塾すると、担当する講師が大変になる恐れもあるため、入塾に際しては塾長がしっかりと心を砕いた対応をしている。

 また、入塾後も年に2回は個人懇談会を実施。保護者や子どもの悩みや勉強の仕方、進路決定にはそれとは別に相談に乗ることも多い。勉強のコツやいい成績の取り方、受験対策など、相談はさまざまだ。

 「中には『勉強するのが嫌だ、ゲームや遊びをしていたい』という生徒もいます。そういう子には、社会で働く大人の人だって、毎日最低8時間は精一杯働いている。それ以外の時間は遊んだり、リラックスした時間を持っている。それと同じように、学校や塾では精一杯勉強し、それ以外の時間は自由にすればいい。そうすれば両親も安心し、家庭も居心地がよくなる、と話しています」

 わかりやすく話し、納得させて勉強に向かわせる。この塾長の対応が、42年間変わらぬ教学塾の人気を支えている。

教室展開は自社物件
不動産業でも力を発揮

 中條塾長のモットーの『安価な料金設定と整った綺麗な塾環境』。これを支えるのが、自社物件での教室展開方法である。香川県内に6教室を展開している教学塾だが、いずれも賃貸物件ではなく、塾が所有する教室だ。家賃の支出がないため、授業料の低料金設定が可能であり、また、内装や清掃方法も自由なので、いつも清潔な環境を保つことができる。

 この自社物件教室の場所はすべて幹線道路沿い。開塾した後、数年で運営が安定し、教室展開へと移行できるようになった中條塾長は、県内の同時期に開塾した塾長とは、腹を割って話すことができなかった。そのため、県外の塾の集いなどで出会った業界関係者と深く話すようになり、その中で「主要幹線道路沿いに教室展開して看板を上げれば、それが大きな広告塔になる」と聞き、教室展開の物件を探したという。ほぼ5年に1教室展開を続けており、いずれの教室も順調に生徒が集まっている。

 こういった不動産探しには、中條塾長の別の一面が大きくかかわっている。中條塾長のもうひとつの肩書きは複数のマンション・テナントビル経営者。塾を引退する年齢になってからではなく、元気な今のうちに不動産業界にかかわれば、銀行とのやり取りもスムーズで安定した経営ができる、と昔知り合った銀行関係者に助言されたのがきっかけだ。また、他人の保証人にならない・共同運営はしない・委託でマンションやテナント運営はしない、という世間の甘言に惑わされない、地に足のついた経営方法を貫いており、現在ほぼ借入のない優良企業として、香川県でその名を知られている。

 進出は大胆に、計画は緻密に、という中條塾長の生き方も、その運営状況から学び取ることができる教学塾。テレビでのCMも行っており、イメージ戦略もうまく続いている。

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