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2016/1 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 福岡ゼミナールに学べ!
人にもまれ、切磋琢磨できる環境を作りたい 36年間、集団授業だけを貫いてきた名門塾

     

株式会社福岡ゼミナール(京都府舞鶴市)
代表取締役 福岡 正典さん

63歳。1979年、京都府舞鶴市で個人塾を始め、今年で36年目。大学卒業当時は、オイルショックの余波で大手企業が一斉に新卒採用を手控えた時期。就職難に直面した福岡氏は、高校の非常勤講師を務めながら、当時は珍しかった高校生対象の進学塾を開設する。最初の生徒はわずか6名。しかし、熱心な指導が評判を呼び、生徒が増加。これまで4,100名の卒業生を送り出している。専門は数学。京都私塾連盟会員。

 舞鶴、福知山、綾部など京都府北部に根差した進学塾として名を馳せる「福岡ゼミナール」。人間教育を主軸にした開塾36年目の伝統ある塾だが、今年の2月、JR福知山駅前の一等地に新しい校舎を建て、塾業界の話題となっている。京都私塾連盟の会員たちも見学に訪れたという新校舎は、IT機器を備えた最新の学び舎。36年間地域に密着し、厚い信頼を培ってきた福岡ゼミナールの指導には、多様化していく塾の“原点”があった。

JR駅の正面に最新の校舎
塾生のための細やかなケアも

 京都府福知山市は、古くから城下町として知られる歴史ある町。昔から教育熱心なエリアであり、2015年春には府立福知山高校に附属中学が新設。難関大への進学者も多い京都共栄学園中学校・高等学校も有名だ。

 そんな福知山の駅に降り立つと、すぐに目を引くのが福岡ゼミナールの新校舎。全面ガラス張りで3階建て150坪。塾というよりカフェのような洒落た外観である。玄関を入るとロビーへ続くドアは暗証番号でロックされている。塾生だけが入れるシステムだ。取材に訪れた日は、ちょうど雨だったので、入口には塾生向けにタオルや着替え用のシャツ、靴下が用意されていた。

 吹き抜けの階段を2階へ上がっていくと、小学生、中学生、高校生の教室がある。ともに定員20名。電子黒板が設置されている教室が2部屋ある。

 「20名という人数が一番良いんです。全員に目が届くし、授業もやりやすいんですよ」と福岡塾長は話す。自習コーナーには個別ブースが12机。お腹をすかせてやってくる生徒のための軽食コーナーや休憩室も配置されている。館内には防犯カメラも設置されており、撮影動画は講師、職員の携帯電話へ配信される仕組み。セキュリティーにも工夫が施されている。

 「IT機器などの新しい設備もそうですが、何より生徒たちが福岡ゼミに通っているんだと自信を持てるよう、校舎を一新しました」

●運営のポイント
最新機器を備えた校舎を好立地にオープン。塾生に誇りと自信を持たせる

創業から一貫して集団授業のみ
勉強だけでなくしつけも厳しく

 「うちなんかが取材を受けるのはおこがましいですよ」と、取材中に何度も謙遜する福岡塾長。だが、指導に関しては強固なポリシーを貫いている。

 「田舎で36年間、集団授業を貫いている塾です。最近はこの地方にも個別指導塾が増えていますが、うちは親御さんの代から長年の信頼で来てくれている。都会と違って、地方は競争原理が働きにくい。生徒ものんびりしています。でも、社会に出たら、イヤでも競争に巻き込まれていく。そのときに困らないためにも集団の中でもまれ、がんばる状況を作りたいんです」と創業時から一貫して集団授業にこだわってきた理由を話してくれた。ピカピカの最新校舎とは裏腹に、その指導は人間臭いといってもいいほどだ。

 「同時期に塾を始めた仲間には、事業を拡大し、店頭公開を果たした人もいるんです。それに比べたら、うちは細く長くやってきただけ。良い授業を、心に残る授業を、とやってきたんです。おかげさまで生徒は急増することもないですが、減ってもいません」

 舞鶴、綾部、福知山と近畿北部に4校。これまで4,100名の生徒を送り出してきた。1980年からの累積では、東大8名、京都大19名、大阪大33名、神戸大47名など大きな成果をあげている。これらは現役生のみの数字だ。

 勉強ばかりでなく、しつけも厳しい。地域の保護者からは、福岡ゼミナールに行ったら生活態度も変わると言われている。土地柄、自転車通学の生徒が多いが、駐輪場はいつも整頓されている。

 「生活態度については厳しいです。そういうのも集団指導の良いところなんです。先生が次々と変わっていく個別指導塾ではできないことです」

●指導のポイント
流行の形態には手を出さず、頑固に集団授業を貫く

塾では珍しい同窓会を開催
世代を超えた交流に一役買う

 「卒業生には医者になった生徒が20人以上います。京大の准教授をしている子もいる。でも、私はいつも“金儲けする医者にだけはなるなよ”と言っているんです」と豪快に笑う福岡塾長。経営者というより、根っからの熱血教師という印象を受ける。

 「そうそう、うちの塾は同窓会を開催しているんです」と嬉しそうに写真を見せてくれた。

 昨年から40歳以上の卒業生に声をかけ、学年は関係なく集まって、交流を始めたという。

 「私も母校の同窓会役員をやっていますが、学年単位だと毎年同じ顔ぶればかり。どうも面白くないんです。でも、塾なら世代を超えて集まれる。それに学校と違い、転勤や異動がありませんから、先生は長く勤務しています。いつでも先生に会えるんです」

 同窓会の様子は、「同窓会便り」として参加者に送付。塾長のもとには卒業生から感謝のメールも直接届くという。

 「15年前に舞鶴の家を処分し、箕面に両親を呼んでから、帰省する機会がなくなり、寂しい思いをしておりました。いつか恩師・福岡先生にお会いしたい…と思いながらも、子どものこと、親の介護に追われ、長い間叶わなかったので、今回の同窓会は何より嬉しかったです」(卒業生のメールより抜粋)

 4,000名を超す卒業生はみんな覚えているという福岡塾長。同窓会の写真を見ながら目を細めることもしばしば。塾というより大きな家族といった雰囲気の福岡ゼミナール。来塾時の挨拶は「こんにちは」ではなく「おかえりなさい!」。大人になっても、ふと思い出したら気軽に帰れる。そんな場を36年間、作り続けてきた。

●運営のポイント
卒業生の同窓会で交流の場を設け、二代、三代と続く絆を作っていく

 

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