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2015/5 塾ジャーナルより一部抜粋

今、一番熱い!!医療系大学の市場

第2回 
これからの受験は、地元看護大学を目指す女子受験生を狙え!

私立大学医学部に入ろう.COM 平野 晃康
名古屋セミナーグループ 医進サクセス室長を経て、 現在は私立大学医学部 に入ろう.com代表。医 療系・難関大学個別指 導塾CMP代表。私大医 学部受験の指導と正し い入試情報の普及に努 める。入試情報誌「私大 医学部入学試験を斬る 2013」(名古屋セミナー 出版)を編集・執筆、医療 系データブック(大学通 信)にコラムを寄稿。

 前回お話ししたように、医療系大学への進学熱は非常に高まっており、これらの大学に進学する受験生の確保は、これからの塾経営には欠かせないと言って過言ではないでしょう。

 ところで、医療系大学は看護、獣医、歯学、薬学、理学療法など、いくつも種類がありますね。ですから、どの職種を志望する人たちを狙っていくのが良いのか、そこが問題になります。全て追うことができればいいのですが、リソースは限られますから、ある分野に集中して取り組む方が効率が良くなります。

 そこで、難易度が高い割に受験者数が少ない獣医学部を除き、看護、歯科、薬学の3つを比較してみようと思います。最初は受験生・保護者から見た受験のしやすさを、次に、塾経営者側から見たサービスの売りやすさを、考えてみようと思います。

@受験生・保護者から見た受験のしやすさ

 私立大学の看護・歯学・薬学はどれも偏差値55以下で入りやすく、しかも国家資格を取得することができることから、特に勉強が好きというわけではなく、将来手堅く生きていきたい人にとって、これらの学部は賢明な選択肢です。

 しかし、あまり勉強が好きではない受験生を持つ保護者にとって、もっともリスクが少ないのは、看護師にすることです。受験生が女子の場合は特にです。理由としては、国家資格であり、結婚・出産後で職場を離れてもスムーズに戻ることができる、独身時代は夜勤が多いが、結婚後は減らすことができるなど、女性が働き続けられるような仕組みがきちんと作られている事があげられます。

 また、給与面でも有利です。看護師の給与は歯科医や薬剤師に劣りますが、文系で事務系OLをする場合に比べて年間167万円多く、私立の場合、学費が700万円弱と安くありませんが、平均年収で2年間働けば文系学部との差を取り返すことができます。【表@〜表C参照】

 他にも歯科医であれば8年以内、薬剤師であれば4年以内で取り返すことができますが、もともとの学費がきわめて高いため、ある程度裕福な家庭でないと進学させることが難しいでしょう。また、薬剤師の場合は歯科医より学費が安いですが、国家試験合格率が全国平均で60%と低く、万が一、国家資格を取れなかった場合を考えるとリスクが大きすぎます。

 また、国立大学の場合でも看護師は平均55以下で入れるのに対し、歯学部や薬学部は60以上と偏差値が高く、センター試験のボーダーも高いことから、進学するためにはそれなり以上に勉強をしなくてはいけません。

 こうしたことから、地元看護大学(国立・私立を問わず)に進学するというのが、親にとっても受験生にとっても、最も手堅くリスクの少ない進路だと言えます。

A塾経営者から見たサービスの売りやすさ

 塾経営者から見た場合、看護、歯学、薬学のどのコースを作るべきか、もちろんすべてのコースを作れれば言うことがないのですが、どれか1つにするならば看護のコースを作ることを勧めます。理由については次のようなことがあげられます。

1)合格実績が出しやすい

 薬学部は問題にやや癖があり、難しい出題をする大学もあります。また、私立は学費が1000万円を超えてしまう事から、富裕層を狙うしかなく、客層が限られてしまいます。一方、学費の安い国公立大学では、最低でもセンターで80%の得点率を取らなければ合格する可能性がありません。そうしたことから、ややむずかしい学部だと言えます。歯学部も同様の理由で、こちらの方が条件は一層厳しくなります。

 一方で、看護学部は薬学部に比べて私立大学の学費が安く、試験の範囲も狭くて偏差値もそれほど高くありません。また、出題にそれほど癖があるわけではないので、合格実績が出しやすくなります。

 また、女子が多いのも指導上楽でしょう。

2)富裕層ではないが、一定以上の所得の家庭の子どもを集められる

 私立大学看護後学部は4年間で700万円程度の学費がかかります。この学費を払ってもよいという家庭は、富裕層とまではいかないにせよ、所得が一定以上の家庭だと言えます。

 したがって、やや高めの月額10万〜20万円程度のコース設定でも、合格実績さえ出せば生徒を呼び込むことができます。詳しくは次回説明しますが、この程度の価格設定で10〜20人程度の受験生を集めれば、まとまった売上を上げることができるでしょう。

3)受験者数が増加している・受験を勧めやすい

 先月号でも説明した通り、看護学部の受験者数は年々増加しています。2014年度の受験生は、理学療法士などを合わせた看護学部全体でのべ22万3029人、実数はおそらく5〜8万人程度と考えられますが、全受験者数の10分の1〜7分の1程度がターゲットになります。これらの受験者の多くは河合塾のような大手予備校に通っていると考えられますが、地元の塾で看護専門コースがあれば、興味を持つ学生が多いでしょう。

 また、最初に述べたようなロジックで、学生にとって看護師を目指すことは人生設計上大きな意味を持ちますので、受験を勧めやすい学部でもあるのです。

 このように、大きなニーズとサービスの売りやすさ、そして売り上げへの貢献などを考えると、看護専門コースを新設することがどれほど大きな意味を持つか、理解していただけると思います。

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