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中学・高校受験:学びネット

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四天王寺学園中学校

 
  仏教精神を基盤に、社会で活躍できる
強い精神力を育む
四天王寺学園中学校は、関西屈指の進学校である四天王寺中学校・高等学校の男女共学の姉妹校として昨年4月に誕生した。学園全体に共通する建学の精神は、西暦593年に四天王寺敬田院を創設した聖徳太子の仏教精神を受け継ぐものである。「和」の精神や感謝の心を育む人間教育をベースに、将来社会で活躍できる高い学力と強い精神力の醸成をめざす。

校 長: 田中 雅久
住 所: 〒583-0026 大阪府藤井寺市春日丘3-1-78
電 話: 072-937-2855
交 通: 近鉄南大阪線「藤井寺」駅から徒歩3分
学生数: 中学校 111名(2015.5.1現在)
ホームページ: http://www.shitennoji.ac.jp/sgjh/

 

朝夕に感謝の合掌礼拝を習慣化し
素晴らしい人格の形成を目指す

 四天王寺学園中学校は今年、79名の新入生を迎えた。併設する四天王寺学園小学校から内部進学した小中一貫コースの生徒と、外部から倍率1.8倍の入学試験を乗り越えてきた中高一貫コースの生徒である。クラスはコース別だが、同じカリキュラムで学び、学校行事は合同で行われる。

 名門女子校である四天王寺中高の「共学版」と位置づけられる同校では、1クラス35名、1学年最大4クラスの少人数制を敷き、行き届いた学習指導を実現。ハイレベルな学力の養成が期待されている。

 教育方針に、「日本のリーダーとして活躍できる強い精神力の育成」、「規律正しく、厳しさを備えた人格の形成」、「将来希望する世界に力強く雄飛し得る学力の養成」を掲げ、人格の形成と学力の伸長に重きを置いている。

 朝、登校してくる生徒たちをエントランスホールで迎えてくれるのは、正面に設置されたお釈迦様誕生のレリーフ。生徒は合掌礼拝し、その日の学校生活が始まる。

 「学園訓に『四恩(国・父母・世間・仏の恩)に報いよ』とあるように、学校で勉強できることに感謝し、自然に手を合わせられるようになってもらいたい」。そう話すのは田中雅久校長。四天王寺中高から3年前に「開設準備室」に異動。中学校の立ち上げを中心となって担ってきた1人だ。

 生徒たちは、授業前に各教室で朝拝を行う。般若心経を唱え、1分間の合掌と瞑想をする。ここで気持ちを穏やかにし、落ち着いて学習に向かうことができる。そして一日の終わりにも終礼を行い、下校時にはお釈迦様に「今日一日ありがとうございました」との思いを込めて礼拝する。

 「年齢的に考えて、最初は感謝の意味も分かっていないと思います。しかし、時間をかけて素養をしっかりつくってあげたい」と田中校長は話す。

命の尊さを学び
「人の和」を考える

 学校行事を通しても子どもたちは大きく成長する。入学式からおよそ2週間後に実施される宿泊学習は、2泊3日の日程で広島県福山市のしまなみビレッジに出かける。午前中は自習を基本とする学習。午後からサイクリングやバーベキューなどの体験学習だ。昨年は近くの寺で座禅も体験した。親元を離れることで自主・自立の精神を養うとともに、集団生活を通して互いに理解し合い社会性を身に付けることが目的だ。当初懸念されたのは、学園小学校出身者と中学から入学した生徒が2つの集団に分かれてしまうことだった。ところが、ふたを開けてみると自然に仲良くなっていたという。

 「中学時代は人間関係を広げていく時期なので、心配する必要はありませんでした」と田中校長。

 橋本治教頭 兼 入学対策部部長も、「素直な生徒が多いから」と目を細める。

 もちろん、ときには喧嘩もする。そのときは、人と人との関係をしっかり考えさせる絶好の機会だ。週1時間の仏教の時間においても、仏教の話をもとに「和の精神」を学ぶ。

 各学期に1〜2回、外部講師による講演会も開いている。今年2月には現役の助産師を招き、「いのちの授業」を実施した。生徒は、一人ひとりの命の大切さと、その命は周囲の人々の支えや苦労のもとに存在していることを学んだ。実習では、新生児の人形を抱っこし、その重さに驚いた。

 田中校長は、「お母さんがお腹のなかで大事に育ててくれたことを実感できたようで、『感動した』という感想が多く聞かれました」と話す。

 また、人間教育には家庭との連携が欠かせない。同校では年5回の定期テストの後に三者面談や保護者会を開くだけでなく、いつでも保護者の来校を歓迎している。入学時に各家庭に保護者用の入門証を2枚ずつ配り、通常の授業を見学できるようにしている。これは、それほど授業に自信をもっているということでもある。

放課後の個別指導で
自立学習へと導く

 「勉強も人間教育の一つの柱。ベースがしっかりしていれば、自然に勉強するようになります」と田中校長。

 そうは言っても、中学1年で自立学習の方法や習慣を身に付けている生徒は多くない。そこで力を入れているのが、放課後19時までの個別学習だ。

 校舎の2階から4階には‘Learning Plaza’と名付けられたオープンスペースが設けられ、教員とチューターが待機。英語と数学を中心に生徒の質問に答えるなど個別指導を行う。チューターは、四天王寺高校出身の大学生。京大、大阪市大、同志社など大学も学部も様々だ。勉強を教えるだけでなく、生徒に勉強の意義や大学の話をしたり、学習方法のアドバイスも行う。

 また個別学習用のe-トレーニングも設置され、生徒一人ひとりの習熟度や進度に応じたプリント学習ができる。

 放課後学習は基本的に自由参加だ。しかし、先生方の指導もあり、ほとんどの生徒が19時まで学習に取り組んでいる。クラブ活動のある日は、活動を終えてから参加する。気持ちを切り替えて時間を有効に使えるようになる練習だ。

 「生徒一人ひとりの学習状況を確認しながら、中学の3年間で自立学習を確立させたい。将来社会で活躍できる人になるためには、自ら学ぶ力が不可欠です」と田中校長。

 さらに、新学期から取り組もうとしているのが「姿勢教育」だ。正しい姿勢は健康な身体を維持するとともに、気持ちを前向きにさせ集中力を高める。専門のトレーナーから指導を受け、学校生活全般に取り入れていく予定だ。

 開校して1年、人間教育を根幹に据えた四天王寺学園中学校の今後の発展が大いに期待される。

 
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