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中学・高校受験:学びネット

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2014/11 塾ジャーナルより一部抜粋

九州産業大学

 
  グローバル社会で活躍できる
幅広い教養と実践力を備えた人材を育成
九州産業大学は、人文系・理工系・芸術系の8学部20学科と大学院5研究科を擁し、約1万1千人が学ぶ西日本有数の総合大学である。1960年の開学以来、「産学一如」を建学の理想に掲げ、広く産業界の期待に応えられる人材を輩出してきた。今年度からはさらに教育力を強化し、全学部の新入生を対象に「KSU基盤教育」をスタート。グローバル社会で活躍する基礎となる幅広い教養と実践力を身に付けた人材の育成をめざす。

学 長: 山本 盤男
住 所: 〒813-8503 福岡市東区松香台2-3-1
電 話: 092-673-5050(代表)
交 通: JR鹿児島本線 「九産大前」駅徒歩1分、西鉄バス 「唐の原」「九州産業大学前」「九州産業大学南口」各停留所より徒歩2分
学生数: 10,504名(平成26年5月1日現在)
ホームページ: http://www.kyusan-u.ac.jp/

 

社会で役立つ教養と
英語力を習得

 九州産業大学は、「教養ある心身共に健全な人間教育」を目指して大学改革に取り組んでいる。そこで新たに導入したのが「KSU基盤教育」だ。今年度から全学部の入学生全員が、教養・外国語・専門基礎の3つの科目群から52単位以上を2年間かけて履修する。

 山本盤男学長は、「21世紀の教養とは、グローバル社会で多様な価値を認め合い、社会の現場で役立つ“実践的な知”でなければならないとの考えから、基礎力と実践力を重視した内容になっています」と語る。

 教養科目は、社会で生きていく上で必要な教養のコアとなる国語、数学、歴史、憲法、政治、スポーツ科学などを学ぶ。

 外国語は英語・英会話を中心に、「仕事の現場で役立つ英語力」の習得を目標とする。九産大の英語教育プログラムは以前より定評があり、平成19年度には文部科学省「特色GP」に選定されている。入学直後にプレイスメントテストを実施し、全学生を40段階以上にレベル分けして少人数クラスを編成。英語力のレベルに応じてネイティブ講師と日本人教員がきめ細かく指導する。教材も独自に開発。予習・授業・復習の流れを一体化し、e‐ラーニングにより効果的に学べるように工夫している。学生は着実に英語力を伸ばし、年次の修了時点では‘TOEIC Bridge’のスコアが平均10数ポイントアップする。さらにスコアが一定以上に到達すると、奨学金を給付されて海外ジョブトレーニングを体験できるなど、英語教育プログラムが充実している。

 専門基礎科目は、専門課程へスムーズに移行することを目的に、1・2年次において各学部の入門的・基礎的科目を体系的に学ぶ。

 教養・外国語・専門基礎のうち、教養と外国語は学部の枠を超えたクラス編成となるため、他学部の学生と交流する機会が増え、友人関係の広がりが期待できる。

正解の見えない問題を
解く力を育む

 社会での実践力を鍛えられるのが、全学部で実施している「KSUプロジェクト型教育」だ。学生が主体的に他学部や学外の企業、自治体と連携してプロジェクトを立ち上げ、完成させる。

 「いま社会で求められるのは、自分で課題を見つけ、考え、解決に向けて行動できる力です」と山本学長。

 積極的に社会へ出て行って現場の声を謙虚に聞き、現場で起きている事実の意味を深く知り、解決に向けて動くことから、合い言葉は「キク・シル・ウゴク」。現在、約120のプロジェクトが進行中だ。その多くは、地元の伝統工芸や産業を盛り上げようという企画である。

 例えば「博多人形再生」プロジェクトは、「博多人形の魅力を若い世代にアピールしたい」と、芸術学部と大学院の学生が博多人形商工業協同組合と連携した。学生たちのセンスで色や柄を変えた人形を40体試作して販売したところ、4日間で完売した。

 経営学部が中心となって進める「地域連携&第六次産業実現」プロジェクトは、地域の農園やイベントの運営を通じて、活力あるコミュニティづくりをめざす。農作物の栽培から加工・流通・販売まで総合的に手がけ、昨年度は収穫した玉ねぎを使ったドレッシングを製造。800本を完売した。このプロジェクトは、経営学部の他に工学部と芸術学部、地元企業、自治体などが連携している。昨年は、チームでふくおか共助社会づくり表彰(県知事表彰)を受けた。

 その他、博多帯や大川家具のオリジナル商品開発、寄付つきボールペンの商品化など、いずれのプロジェクトも芸術学部を有する総合大学の強みを発揮している。

 山本学長は、「考えの違うメンバーと意見をぶつけ合いながら、いくつもの壁を乗り越え、実践力と共創力、統率力を持つ『現場に強いタフな職業人』へと成長してもらいたい」と語る。

 また、九産大では学部が連携した研究活動も活発だ。

 2013年に開設された「ヒューマン・ロボティクス研究センター」は、医療福祉ロボットの開発と実用化をめざす。「医療診断技術開発センター」は、医工融合により新規蛍光色素を基盤とした国産初のがん診断法の実用化に向けて取り組んでいる。一方、「柿右衛門様式陶芸研究センター」では柿右衛門様式磁器に関する研究が継続中だ。人間国宝の十四代酒井田柿右衛門氏が大学院教授に就任した際に、学内に柿右衛門様式窯も築造された。現在は、十五代酒井田柿右衛門氏が客員教授として学生を指導している。

1年次からのキャリア支援で
就職率アップ

 就職支援に力を入れているのも九産大の特色だ。

 入学直後から将来を見据えたキャリア教育を4年計画で実施している。1年次では、キャリア教育の専任教員による「キャリア形成基礎論」を受講。社会構造や会社の体制がどう変化してきたかを知り、大学での勉強との結びつきを学ぶ。そのうえで社会で活躍していくための基本的なモノの見方、考え方、基礎知識を身に付ける。2・3年次では「キャリア開発論」、「キャリア形成戦略」などの講義を受講する。各種資格取得講座は全60講座を開講。春と夏の年2回実施のインターンシップも1年次より参加可能だ。

 キャリア支援センターでは、学部ごとに専任のスタッフがスタンバイしている。スタッフは就職希望者全員と個別面談を行い、就職活動に関する相談に応じる。女子学生のためには「ブラッシュアップ講座」や「メイクアップ講座」を開催。プロの現役モデルから立ち居振る舞いなどの実演指導を受けて、自分の好感度を高められると好評だ。

 こうした取り組みにより、就職率は年々上昇。昨年度は就職希望者の就職決定率が93.9%と、前年度より3ポイントアップした。求人企業数は3,680社にも上る。社会で求められる人材を育成する九産大の教育力が期待されている。

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