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中学・高校受験:学びネット

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2013/9 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート のびのび学習教室 保谷教室に学べ!
「ここまでわかった?」常に問いかける授業で
自分の理解度を把握、自ら学ばせる姿勢をつける

     

のびのび学習教室 保谷教室(東京都西東京市)
塾長 長原 昌弘さん

学生時代に「全国巡廻交通遺児救済運動」を実施し、朝日新聞「人」の欄やNHKテレビなどに出演。また国会の議員答弁の中でも紹介される。TBSテレビ「ニュースプラス1」などで塾が紹介される。公立中学校・都立高校などの講師を経験。現在、東京私塾協同組合副理事長。東京都立久留米西高等学校学校運営連絡協議会協議委員。人格陶冶を第一義として豊かな人間教育を目指して奮闘中。

 詰め込み型指導も宿題も叱責も否定した指導。退塾率は低く、希望校への進学率は高い。難しいと思われるその教育を実現させている塾、それがのびのび学習教室保谷教室である。授業は一斉指導の形式だが、基本にあるのは自学自習の考え。生徒たちは常に講師が問いかける「わかった?」という質問を自分の中で反芻し、わからなければ、自ら質問したり、宿題を求めるという。開塾して40年、その指導方針を貫いてきた長原昌弘塾長にお話を伺った。

知識を学ぶ授業から
深い思考で物事を考える学習へ

 「先生の話、おもしろい!」「テレビに出ている先生よりわかりやすい!」。そんな声が生徒の間から聞こえる塾が、西東京市にあるのびのび学習教室保谷教室だ。柳沢の商店街で開塾して30年、その後、現在の東伏見へ移転してきて10年と、40年の長きにわたって生徒たちの指導を続けている。

 塾長の長原昌弘さんは教職免許を持ち、中学や高校での指導経験がある。開塾前は大手の進学塾でアルバイトをしていた。

 「大手塾の中学受験では1クラス40人以上。それだけの生徒数を指導するには、1日でテキストを何ページ進めるという予定を立てます。そのため、生徒に予習をさせ、それに沿った答え合わせのような授業が行われており、ついていくのに必死になる生徒の姿を見ていました」

 その頃、長原さんは1冊の本に出合う。エリート教育ではなく、心の中からのびのびと指導し、伸ばす教育が書かれた雑誌『のびのび』。その教育方針に感銘を受けた長原さんは、後に考えさせる授業を中心にした自塾に『のびのび学習教室』と名付けた。そして教員の仕事は生徒にやる気を起こさせ、学ぶ姿勢を引き出すことと位置づけた生徒指導を始めたのだ。

 「生徒にはいろいろな個性があります。記憶力の優れている子、深い考察が得意な子、文章読解が苦手な子…すべての子が理解しやすいよう、難しい説明は抜き、まずは言葉遊びのように知識を与えます。それが身に付いた後に、なぜそうなるかを理解させ、知識について深く考えるように導くのです」

 詰め込まず、自ら学ばせる魅力的な授業で、成績の向上は約束される。中学入学時には習熟度が低いと言われた子が、卒業時には学年でもトップになっていることもあり、学校側から秘訣を聞かれたこともあるほどだ。

 授業は学年によって曜日が変えられているが、その授業が面白いと違う曜日にも参加を希望する生徒もいる。他学年の生徒が最後列に座っていても、他の生徒たちとも仲は良いために混乱することはないという。

 「時には大手の受験塾でついていけず、その補習のために受講を希望する生徒もいます。そういった生徒は、国語の感情に関する設問などに『授業に追いつかなければ』というストレスによる心の歪みが現れています」

 長原さんはそんな生徒に心の余裕を与えようと、努力を認め、「大丈夫だから、少し勉強を休もう」と語りかける。この語りこそ、生徒たちの心を育て、自ら学ぶ精神を伸ばしているのだ。

●運営の方針
大手塾とは違う深い思考を導く授業を行う
自らやる気を起こさせる自学自習を基本にする

理解を
生徒自身に確認させて
自ら宿題を欲しいと
言わせる

 1クラスは平均10人前後。通塾生は小学2年生から高校生までと幅広いが、学年にこだわらず、入塾生にはまず自学自習の姿勢をつけさせるのが基本だ。学校では1日授業が続き、わからないところは放課後に教師に問うことができる。しかし、塾の授業はわずか1時間。続く授業も放課後もない。また、塾の方針で宿題もほとんどない。そのためにこの1時間が勝負なのだと長原さんは常に塾生に告げている。

 授業は一斉指導だが、1時間の中で長原さんを含む講師が何度も口にするのが、「ここまでわかった?」という言葉である。生徒たちの多くはわかったと答えるが、それに続けて「次の授業の時にもわかったと言える自信はある?」と聞くと、何人かは口ごもる。その生徒たちに「不安なら自分から宿題をもらって、家でやってみよう」と呼びかける。宿題は生徒にとって強制的な学びであり、好きな子はほとんどいない。しかし、自分から率先して宿題を出してもらい、それを解くことで、学びの楽しさがわかる。この繰り返しで成績が伸び、高校受験ではトップ合格生も輩出している。また、連休中には“生徒からの申し出”により、朝から夜まで12時間の自習時間を塾で設けた。質問や新たな問題のプリントをもらいながら、生徒たちは実力を磨き、最終テストもやってほしいと生徒自身が頼むほど、塾生は学びに前向きだ。

 ただし、中学3年の冬以降は受験期に指定。12月からは宿題も出し、基本的な部分を年内に繰り返し行って身に付ける。冬期講習を経て1月になれば、毎週日曜日にはパワーアップテストを開催。1週間で集中した生徒としなかった生徒では、目に見えて実力差がついてしまうため、全員が真剣に勉強に取り組んでいく。この1ヵ月で受験のための偏差値が約10ポイント伸びることも多い。この生徒の努力に加え、長原塾長の40年間の経験と情報をベースとした過去問からの傾向と分析により、確実に志望校への合格の道を拓いていくのだ。

 「塾は勉強する場所であるというのは基本ですが、一方で、生徒の憩いの時間であり、情報や生徒同士の意見交換の場でもあります。その中から生徒の普段の姿を見出し、いじめ撲滅につないだこともあります」

 最近の授業を妨げるのは、何も生徒だけではない。塾や学校でも大きな問題となっているのが生徒のスマートフォンの所持だ。もちろん基本的には持ち込みを禁じているが、中には授業中に使用する生徒もいる。しかし、それを長原さんは叱らない。自分で自分の学びを妨害していることを、自分で気付き、止めないと本当に心には響かないからだ。

 のびのび学習教室の大きな特徴が、退塾率の低さである。決して他塾と比較して安価な授業料ではないが、この塾に行きたいと願う生徒、行かせたいと考える保護者が多いことが長原さんやこの塾に対する信頼の大きさを示している。

●指導の方針
授業中に何度も理解できたかを確認する
受験時期を短くして集中力を高める

 

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