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中学・高校受験:学びネット

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2014/7 塾ジャーナルより一部抜粋

中学入試情報セミナー
2014年度 関西地区中学入試の総括

  2014年4月24日(木)/AP大阪駅前
主催 株式会社エデュケーショナルネットワーク
 
     
 4月24日(木)、2014年度関西地区の中学入試を総括するセミナーが開催された。78校の学校関係者をはじめ、塾・教育関連会社など総勢171人が集まり、会場は満員の大盛況。講師の藤川享氏は綿密に収集した入試データをもとに独自の分析を行い、大きく変貌を遂げようとする中学入試の最新状況を解説した。

初日午後入試が倍増した
2014年度入試

 2014年度の中学入試は、ここ数年続いてきた「入試日程の前倒し」がさらに進み、その限界に達したといえる。初日午後入試が急増し、コースの新設や改編が再燃。また、教科選択制や自己推薦型など、選抜方法の多様化が目立った。

 関西2府4県の「初日午前入試」の受験者数は1万7,039人。昨年に比べ780人の減少となった(昨年比95.6%)。大阪は492人減(93.8%)、京都は193人減(92.4%)、唯一滋賀県だけが63人増(113.4%)という結果になった。

 これに対し、「初日午後入試」の実施校は昨年の16校から35校と倍増。2日目午後入試も21校から28校になった。大阪では初日午前の受験者は7,476人だが、初日午後は3,675人にのぼり、約半数の生徒が午後も受験していることがわかった。

 今年初めて初日午後入試を導入した清風南海(737人受験)をはじめ、大阪桐蔭(635人)、明星(578人)など、進学校は軒並み初日午後によって受験者数を伸ばしている。ただ、大阪では初日午後はすでに飽和状態となっており、これ以上の伸びは期待できないが、他府県ではまだまだ動く余地があると考えている。

 大学附属校では、関関同立系の初日受験者が2,372人(昨年2,576人)とやや伸び悩み。これは国公立志向がいっそう加速していることの現れだろう。一方で、産近甲龍系は健闘。今年は639人(昨年575人)と受験者数を伸ばした。

 入学率という観点で見ると、今年は1万7,518人が入学。小6の児童数を分母とする私立中学入学率は8.94%となり、2007年のピーク時(1万9,432人)から1,900人も減少していることがわかる。この減少率は女子のほうが顕著で、無理に中学を受験せず、地元の公立中学・高校へ行けばいいという傾向が色濃くなってきている。

 関西の中高一貫校では、京大の合格者が増えると翌年の受験者が増加する傾向にある。4月初旬、サンデー毎日に京大の合格実績ランキングが発表された。今年は府立高文理学科一期生が初受験の年、北野高校などは80人を超えるのではないかと言われていたが、結果は71人留まり。上位の洛南高等学校附属、西大和学園を追い越すことはできなかった。しかし今後、私立中学校にとってのライバル=公立高校という図式はより顕著になるだろう。大学合格実績に加えて、私学独自の教育力や校風の魅力を出していくことが、中学入試復活のキーポイントになると思われる。

 中学受験は保護者にとって「6年後の進路保証」が最も大事な観点となる。ここ数年、受験者を伸ばしている人気校を分析すると、共通したポイントが明らかになってきた。

 まずは、京阪神大への進学がはっきりイメージできる「難関進学校」。そして、クラブと両立でき、国公立への進学が期待できる「ソフトに見える進学校」である。実際には授業数も多く、補習等の制度も厳しいが、部活もできるシステムの学校は人気を呼んでいる。勉強以外の活動に制約がかからない関関同立クラスの「大学附属校」。また、併設大学をセーフティネットとして、それ以上の他大学への進学を期待させる「半附属校」も人気は根強い。そして、学校改革の実行により、今後の発展が期待できそうな「新進校」。この5つである。

■大阪の動向

 初日午前の受験者は7,476人。昨年より492人減少した。前期入試で受験生が増加したのは、明星、近畿大学附属、開明、同志社香里など。一方、四天王寺、大阪桐蔭、高槻は清風南海の影響もあり、減少した。

 今年、午後入試を導入して注目されていた清風南海だが、ある大手塾の協力を得て、清風南海の初日午後の受験した生徒が、午前はどこを受験したのか調べてみると、大阪星光学院、明星が多かった。しかし、実に34%の生徒が「受験せず」という回答だった。

 前期入試の志願者数では、帝塚山学院泉ヶ丘が5年連続で、近畿大学附属、四條畷学園が4年連続で志願者数を伸ばしている。また、大阪星光学院、明星、関西大倉などが3年連続で志願者数を伸ばすなど健闘をしている。

■兵庫の動向

 初日午前の受験者数は4,976人。昨年より127人の減少となった。偏差値では、65以上の学校が30人増加、55〜59が54人増加するなど、高偏差値の学校ほど受験者増につながっている。受験者を伸ばしたのは、灘を筆頭に、六甲、白陵、淳心学院など。

 甲南が今年初めて初日の午後入試を導入し、受験者数を大きく伸ばしたが、同校の受験者が午前入試でどこを受験したかを調査してみると、六甲18人、関西学院12人、高槻4人という結果。有名進学校の受験生が、併願校として甲南を選んでいることがわかった。フロントランナーコースを新設した同校だが、その狙いは当たったといえる。

■京都・滋賀の動向

 京都の初日午前の受験者数は2,357人で、昨年より193人の減少。減少率という点では大阪よりも落ち込みが大きかった。滋賀県は533人、昨年より63人の増加。志願者を伸ばしたのは、学校改革を行った龍谷大学付属平安をはじめ、京都聖母学院、立命館守山、同志社国際、近江兄弟社が志願者を伸ばす結果となった。

■奈良・和歌山の動向

 奈良の初日午前の受験者は949人で、昨年とほぼ同数。和歌山は748人で30人の減少という結果になった。共学に踏み切ったことで注目を集めていた西大和学園、奈良学園登美ヶ丘が大きく受験者数を伸ばした。西大和学園の女子受験生がどこと併願したか調査してみると、四天王寺、神戸女学院、帝塚山、智辯学園和歌山という結果になった。

次年度入試情報

 近畿統一の中学入試解禁日は、平成27年1月17日。すでに入試情報を発表している学校もあり、金蘭千里が初日、2日ともに午後入試を導入予定。関西学院は体力テストを廃止。三田学園はコース制を導入し、Sコース75名、Aコース約165名の募集予定(コース名は仮称)。

 また、動向が注目されていた神戸大学附属中等教育学校は、募集定員40名で、1月20日に試験を実施する。京都では、今年好調だった龍谷大学付属平安が、新たにコース制を導入。特進アドバンス、特進ベーシックで計90名の募集を行う。

 

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