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2014/5 塾ジャーナルより一部抜粋

医学部をタダで卒業できる、自治体奨学金と目的別大学

第2回 
自治体奨学金と学生支援機構の奨学金で半分以下の学費で卒業できる

NPO法人 私立大学医学部へ入ろう.COM 平野 晃康
名古屋セミナーグループ医進サクセス室長を経て、現在はNPO法人私立大学医学部へ入ろう.com代表。私大医学部受験の指導と正しい入試情報の普及に努める。入試情報誌「私大医学部入学試験を斬る2013」(名古屋セミナー出版)を編集・執筆、医療系データブック(大学通信)にコラムを寄稿。

@自治体奨学金

 各自治体が設置している奨学金は月額5万円〜35万円と高額だが、申し込みは受験が終わってからのものがほとんどで、応募者に対して面接試験などを行い、受給の可否が決定されるのは5~8月頃である。申し込みをしても奨学金を受給することができない可能性もあり、自己資金で学費を賄えない家庭が頼りにするのは危険だ。

 一方で、以下の大学では入学と同時に奨学金の受給資格が生じるため、修学に必要な資金を計算するときに奨学金の受給額を見込むことができる。( )は受験の区分と生徒負担額である。

 岩手医科大学(地域枠:生徒負担額3500万円)、獨協医科大学(AO入学試験栃木県地域枠:生徒負担額1460万円)、杏林大学(東京都地域枠:生徒負担額0万円・茨城県地域枠:生徒負担額2675万円)、順天堂大学(東京都地域枠:生徒負担額0万円・新潟県地域枠:生徒負担額0万円)、東京医科大学(茨城県地域枠:生徒負担額1860万円)、慈恵会医科大学(東京都地域枠:生徒負担額0万円)、北里大学(相模原市地域枠:生徒負担額0万円・山梨県地域枠:生徒負担額2954万円)、日本医科大学(茨城県地域枠:生徒負担額1690万円)、東海大学(神奈川県地域枠:生徒負担額3224万円)、愛知医科大学(愛知県地域枠:生徒負担額1790万円)、近畿大学(大阪府地域枠:生徒負担額2862万円・和歌山県地域枠:生徒負担額2142万円・奈良県地域枠:生徒負担額2042万円)、兵庫医科大学(兵庫県推薦入学制度:生徒負担額0万円)、久留米大学(福岡県地域枠:生徒負担額2520万円)。

 負担額が0となる大学がある一方で、それ以外の大学では奨学金を受給してもなお学費は高額である。しかし、ここに学生支援機構の奨学金や、国民生活金融公庫の学資ローンを組み合わせれば、一般家庭でも学費の支払いは十分可能となる。

A学生支援機構の奨学金と国民生活金融公庫の教育ローン

 学生支援機構の奨学金には、無利子貸与の第一種奨学金と有利子貸与の第二種奨学金がある。私立大学医学部の場合、第二種奨学金を選ぶと月額16万円まで受給することが可能で、これは6年間の総額で1152万円となる。また、国民生活金融公庫からは教育ローンとして金利2~3%程度(2014年度は2.48%)で300万円の借入をすることができる。

 学生支援機構の奨学金は、大学入学前に受給の資格を得ることができる。

 ただし、学生支援機構の奨学金を受給するためには高校からの推薦が必要なほか、世帯年収が一定以下である必要がある。また、国民生活金融公庫からの借り入れをする場合は高校からの推薦は必要ないが、学生支援機構の奨学金と同様に世帯年収の制限がある。

B医師の給与と返済計画

 第二種奨学金の毎月16万円と、国民生活金融公庫から300万円を借り入れた場合の月々の返済金額は月賦返還の場合第二種奨学金が毎月64,896円(20年)、国民生活金融公庫の返済額が毎月19,884円(15年)(在学時も同じ)となる。この場合の一か月あたりの返済額は84,780円である。
また、ボーナス時に返還額を増やす場合には、第二種奨学金が毎月32,448円、半年毎に194,841円、国民生活金融公庫の返済額が毎月9,896円、半年毎に69,515円(在学時は毎月5,875円)(卒業後9年で返還終了)となる。この場合の一か月あたりの返済額は42,344円、ボーナス時(年2回)に264,356円である。

 一方、医師の給与は初期臨床研修の2年間は月給30万円程度であるが、3年目から急激に上昇する。最も給与が安いと言われる公務員医師であっても5年目には月給70万円以上、
年2回のボーナスを合わせると年収1000万円以上となる。

 このことから、第二種奨学金で毎月16万円、国民生活金融公庫から300万円を借り入れたとしても返済不可能とはいえない。ただし、初期臨床研修の2年間は給与がさほど高くないため、返済額の半分を両親が負担するなど、家族からの一定の協力が必要であろう。

 給与はさらに、卒業後10年ほどで1500〜2500万円(へき地や特定診療科では給与が高い。)まで上昇するので、均等に返済していかずに、給与が高くなってきたところで一度に返済してしまうことも可能である。私立大学医学部は学費が高すぎるため、普通の家庭では通わせられないという声を良く聞くが、必ずしも正しくないことがご理解いただけよう。情報を収集してよく精査することによって道が開けることはある。自ら選択肢を狭めることのないように祈る。


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