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2013/11 塾ジャーナルより一部抜粋

これでわかる私大医学部のすべて

第5回 一般入学試験の受験校選びと出願書類について

私立大学医学部へ入ろう.COM 平野 晃康
昭和53年生まれ。南山高等学校男子部卒業、名古屋大学工学部卒業。大学院時代から塾・予備校の講師を務める。指導歴は約8年。3年前から名古屋セミナーグループ医進サクセス室長として医学部志望者を中心に指導を行う。『私大医学部入学試験を斬る2013』(名古屋セミナー出版)を執筆。

 11月に入り、入試本番を控えて色々な情報を集めておられる頃だと思います。今回は、私立大学医学部の一般入学試験を受験するにあたり、どのように受験校を決めるかについての注意点と今年の注目校を、主に日程と会場の面からお話していこうと思います。

@日程から見る、受験校の組み合わせ

 私立大学医学部の一般入学試験は、1月中旬に始まり3月中旬頃に終わります。2014年度はセンター試験の翌々日の1月21日の愛知医科大学から始まり、3月10日の大阪医科大学後期日程で全ての一次試験が終わります。2ヵ月弱にわたって試験が続くことになりますが、表1に示すように、29大学の約半数が最初の1週間の間に一次試験を予定しています。

表1 私立大学医学部一次試験の日程(一部)
1月21日(火) 愛知医科大学
1月22日(水) 岩手医科大学  兵庫医科大学
1月23日(木) 順天堂大学  金沢医科大学
1月24日(金) 杏林大学
1月25日(土) 北里大学  関西医科大学  川崎医科大学
1月26日(日) 埼玉医科大学  藤田保健衛生大学  近畿大学
1月27日(月) 獨協医科大学  自治医科大学(学力検査)
1月28日(火) 聖マリアンナ医科大学  自治医科大学(面接)

 ここから受験校を選ぶことになります。一体何校を受験するべきかと聞かれることがありますが、体力に余裕があるのなら毎日受験するほうが良いです。なぜなら、実力がある人でも、たまたま自分の不得意な分野からたくさん出題される可能性があるからです。平均倍率が17倍もの試験ですから、出題された分野が非常に得意なライバルが一緒に受験している可能性もあり、そうすると実力で勝っていても当日の得点で負けてしまう事ことになりかねません。

 多くの大学を受験すればするほど、逆に自分の得意な分野からたくさん出題される試験に出会う可能性が高くなります。他の学部ではあまりないことですが、複数校を受験して、最も偏差値の高い大学にのみ合格するということもあるのです。

 ただし、体力に自信のない人は無理をしないようにしてください。実力を発揮するためには体調管理が重要です。

 また、毎年日程が組み変わりますが、そうすると倍率が変動することがあります。この点も注意が必要です。

 今年度入試で、私が注意しているのは杏林大学です。

 昨年度の杏林大学は同じ日に岩手医科大学と兵庫医科大学の試験が行われましたが、この3校は偏差値が同程度で地域が関東、東北、関西と異なったため受験生が分散する結果となりました。しかし、今年度は杏林大学の試験日に他大学の入試が行われないことから昨年度に比べて倍率が高くなることが予想されます。

A試験会場から見る、受験校の組み合わせ

 次に、試験会場という側面から入学試験を考えます。獨協医科大学と川崎医科大学を除く大学は地方会場を用意しており、東京で受験することができます。ですから地方に住んでいて、地元の私立大学とほかの地域の私立大学を併願する場合に、各地を往復しなければいけないような場合は、できるだけ移動距離を少なくするために、一箇所での受験をおすすめします。例えば、愛知県に住んでいて、北里大学⇒藤田保健衛生大学⇒獨協医科大学⇒聖マリアンナ医科大学と受験するような場合は、北里大学から聖マリアンナ医科大学まで名古屋に戻らず、東京で交通の便の良い場所にあるホテルに連泊し、そこを拠点にして受験をする方が体力的にも時間的にも楽になります。

 さて、会場の面から、今年度入試で私が注目しているのは川崎医科大学です。
川崎医科大学は本学以外に試験会場がなく、岡山でしか受験することができません。そうすると、同一日程に関東圏と関西圏で人気のある北里大学と関西医科大学があり、前後の日程も詰まっていることから、時間をかけて岡山まで行く受験生は少ないのではないかと思われます。

 ただし、この組み合わせは去年と同じですので、去年に比べて今年が簡単になるというものではありません。ほかの大学よりはライバルが少なくなるだろう、程度に捉えてください。

B宿泊施設はできるだけ早く押さえておくこと

 地方から東京や大阪などの会場を利用して受験する場合、ホテルに宿泊することになりますが、できるだけ早くホテルを抑えましょう。少しでも駅に近く、少しでも設備の良いホテルに宿泊することが大切です。極端に安いホテルに宿泊した生徒が、枕が硬すぎて寝違いを起こしてしまったり、暖房が弱く、風邪をひいてしまった例があります。また、一次試験を受験する大学の二次試験の日程と場所は前もって確認しておき、ホテルなどの空き状況を調べておきましょう。

 例年、一次試験が終わったあとで色々と調べ始める人が多いですが、二次試験の前日が他大学の一次試験という可能性もあります。前もって調べておけば落ち着いて対処することができます。

C出願書類の記入には意外と時間がかかる

 日程、会場とは少し違う話になりますが、最後に出願書類についてお話しておこうと思います。私立大学医学部の場合、出願書類に志望動機や自己PRなどを書き込む欄があります。出願書類は面接時に試験官が会場まで持ってきますし、書かれていることについての質問がなされることもあります。

 従って、いい加減に記入すると後で後悔することになります。しっかりと考えて記入し、必ず誰かに添削を受けてください。

 ですから、出願期限ギリギリになって出願書類を書くようなことは絶対にしないでください。慌てて書くと良い志望理由書にはなりませんし、誰かに添削してもらう時間もありません。例えば10校受験するとして、1つの志望理由書を作るのに1時間かかるとしても書くだけで10時間が必要です。添削などを受ければ1日1校程度のスピードで書く事になるでしょうから、10日かかる計算になります。

 少しでも多く勉強したいという気持ちでしょうが、多少我慢して余裕のあるうちに志望理由書を書き、期限より早く提出するようにしましょう。

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