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2013/5 塾ジャーナルより一部抜粋

これでわかる私大医学部のすべて

第2回 私立大学医学部の受験方式

医進サクセス 室長 平野 晃康
昭和53年生まれ。南山高等学校男子部卒業、名古屋大学工学部卒業。大学院時代から塾・予備校の講師を務める。指導歴は約8年。3年前から名古屋セミナーグループ医進サクセス室長として医学部志望者を中心に指導を行う。『私大医学部入学試験を斬る2013』(名古屋セミナー出版)を執筆。

 私立大学医学部の入学試験は9月の獨協医科大学と金沢医科大学のAO入学試験から始まり、3月中旬に実施される近畿大学後期試験まで約6ヵ月に渡って実施されます。

 半年間の間に何度も試験が行われるため、チャンスが多いといえますが、反面学習計画は難しくなります。受験シーズンは落ち着いて勉強できない事を念頭に、受験勉強を始めたときからどの試験を受験するかをできるだけ早く決め、それに向けた準備をしなくてはいけません。これを怠り、漫然と勉強をしていると、直前期になって慌てることになります。

 今回は、私立大学医学部の入学試験の方式のうち、一般入学試験、推薦入学試験、センター利用入学試験の内容と受験する際の注意点について説明します。

1.私立大学医学部の入学試験の方式について

@ 一般入学試験

 私立大学の一般入学試験は、学科試験の一次試験と面接および小論文(大学によっては適性検査を行う)の二次試験の二段階で選抜が行われます(帝京大学は二次試験を実施しない)。合否の判定はほぼ学科の点数によって決まり、面接や小論文が良くても学科試験の点数が足りなければ合格することはできません。倍率は平均15倍程度ですが、補欠合格の繰上げがあるため実際はこの4分の3程度です。

 学科試験は英語、数学、理科二科目のところが多いのですが、帝京大学、東海大学、藤田保健衛生大学の後期試験などのように理科が一科目の大学もあります。順天堂大学と産業医科大学ではセンター試験が課されており、センター試験、一次試験(学科試験)、二次試験(小論文および面接)の三段階で選抜が行われます。ただし、順天堂大学では、センター試験と二次試験での選抜、一次試験と二次試験での選抜も実施しています。

 ほとんどの大学では、一般入学試験は1月後半から2月中旬までに実施されますが、昭和大学・埼玉医科大学・近畿大学・藤田保健衛生大学では前期試験に加えて後期試験を2月後半〜3月中旬に実施します。一次試験が終わった後でも出願できるため受験生の最後の砦ともいえますが、倍率が非常に高く、平成25年度の藤田保健衛生大学の後期試験では79倍になるなど非常に狭き門です。後期試験は国公立大学あるいは私立大学上位校を受験したような優秀な生徒を拾う事を目的としていると思われ、前期試験で受からなかったら後期試験を受けようという程度の考えでは到底合格することができない厳しい試験です。

 また、一般入学試験一次試験の合格最低点は平均6割5分ですが、経験上、受験生が8割程度できたと感じて初めて一次合格しています。

A 推薦入学試験

 11月中旬〜12月上旬に行われる推薦入学試験は、受験資格が現役生と浪人年数の少ない受験生に限られている(東京医科大学、東京女子医科大学、愛知医科大学、兵庫医科大学のように現役のみに限る大学もある)ことに加え、出願する条件として評定平均値の制限が課されている(3.8〜4.1以上を出願の条件とする大学が多い)ため、一般入学試験よりもかなり倍率が低く、3倍〜7倍程度(評定平均値の制限がない近畿大学や藤田保健衛生大学では10倍以上になる)であるため、評定平均値をクリアできれば経験豊富な浪人生と競わなくて済む推薦入学試験は、現役生や一浪生にとって医学部に合格するための大きなチャンスであるといえます。

 推薦入学試験も一般入学試験と同様に学科試験と小論文、面接、適性検査が課されますが、一般入学試験よりも面接、小論文のウエイトが大きく、愛知医科大学や東京女子医科大学、聖マリアンナ医科大学のように非常に難易度が高く、専門の対策をしないと合格できないような大学もあります。

 推薦入学試験の学科試験は難易度が一般入学試験より低く科目数が少ないため、推薦入学試験の対策に力を入れすぎると一般入学試験に対応することができなくなり、推薦入学試験に不合格となった場合、一般入学試験を約1ヵ月後に控えた12月中旬の段階で受験の準備ができていないことになってしまいます。ですから、推薦入学試験の受験をする場合でも、一般入学試験への対策を怠ってはいけません。

 また、推薦入学試験は近畿大学を除いてすべて専願のため、合格した場合は必ず入学しなくてはなりません。

Bセンター利用入学試験

 センター利用入学試験では、一次試験としてセンター試験を利用し、二次試験として小論文および面接が課される入学試験です。センター試験は英語・数学・理科二科目(これに加えて現代文を課す大学もある)で行われ、合格最低得点は平均8割台後半です。センター利用入学試験は平成25年度入学試験で新しく埼玉医科大学と関西医科大学が導入して、13校が実施するようになりました。この試験の魅力は、単一の試験で複数校に出願できることですが、一方でセンター試験の対策を行わなければいけないなどの問題もあります。マーク模試の結果が8割以上であればセンター試験の練習をして狙うべきですが、そうでない場合はセンター利用を諦めて一般入学試験の対策に専念したほうがよいでしょう。

2.受験日程と受験会場

 ほとんどの大学の一般入学試験は一月中旬から二月上旬の非常に短い期間に実施されます。特に平成25年度は最初の6日間に15校がひしめく過密日程となり、受験校の選択が非常に難しくなりました。私立大学医学部では二次試験も実施されるため、この部分でも日程調整は大切です。また、日程だけではなく会場選びも重要で、例えば1月22日愛知医科大学⇒1月23日岩手医科大学⇒1月24日金沢医科大学と受験した場合、愛知医科大学は東京・名古屋・大阪で、岩手医科大学は東京・大阪で、金沢医科大学は東京・大阪・名古屋で受験する事ができますが、愛知医科大学を名古屋で、岩手医科大学を東京で、金沢医科大学を名古屋で受験したとすると、受験⇒即日長距離移動⇒ホテル⇒受験⇒即日長距離移動⇒受験という、かなりハードなスケジュールになってしまいます。この場合は三日とも東京あるいは大阪で受験するか、岩手医科大学を諦めて愛知医科大学と藤田保健衛生大学を名古屋で受験する方が賢明です。

 また、二次試験は岩手医科大学を除いて本学で実施するため、一次試験の日程と受験会場を完全に把握していても、一次試験が合格したため思わぬ長距離移動を強いられる場合があります。避けられない事ですが、受験前に入念にシュミレーションをしておけば慌てずに済みます。

3.内申書・課外活動・オープンキャンパス等

@内申書は何を見られるか

 内申書では特に遅刻・欠席の部分を重視します。この部分は面接・小論・学科のどの試験をもっても判定する事ができない部分だからです。医師には強い精神力と肉体が必要ですが、遅刻・欠席が多いとこの部分が弱いと判断されてしまいます。

A部活はやっていないといけないのか

 部活動を頑張っていないと面接で不利になるといわれますが、必ずしもやっていなければいけないというものではありません。事実、推薦入学試験の面接試験において「部活動をやっていません」と答えた生徒が合格したケースがあります。ただし、部活動をやってこなかった代わりに、高校時代に一生懸命頑張った何かがあるというのは大切です。

Bオープンキャンパスには参加するべきか

 受験する大学のオープンキャンパスには参加するべきです。特に、推薦入学試験やAO入学試験を受験する場合は、絶対に参加するべきです。

 また、オープンキャンパスでは過去問を入手でき、先輩や学生課の先生達からいろいろな話を聞く事ができます。場合によってはあまり外部に出回らないような情報が入手できますので、ぜひ参加するようにしましょう。

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