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中学・高校受験:学びネット

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2013/5 塾ジャーナルより一部抜粋

株式会社栄光 教務部課長 山中亨氏に聞く
栄光ゼミナールの中学受験
根強い私学ファンに見る一途な思い

     

 首都圏を中心に東北、関西、北海道に420教室を展開している栄光ゼミナール。「自分のトップ校へ行こう」を指導理念とし、グループ指導と個別指導を組み合わせた指導スタイルや少人数定員制に一駅一教室展開といった戦略を実践している。現在、生徒数約7万名を有し、業界のトップを邁進中だ。

 今回、栄光の広報から教務まで現場で指揮をとる、山中 亨氏に一問一答を試みた。

1%増の中学受験結果
さらに強くなった
早期決着と学校の絞り

── 中学受験が終了しましたが、早くも御社では中学受験を希望される保護者対象に入試報告会が実施されました。

山中 東京、千葉、埼玉、神奈川など6会場で実施し、約3,000人の参加をいただきました。

── この時期だと、どういう説明会ですか。

山中 入試に関する資料はもちろん準備をしますが、初めて受験させるという保護者の方もおられます。中学受験の会場なども知らないという方も。それらすべての資料を用意し、説明会の中で専門用語が出てきても理解できるように、基礎知識の資料も作ります。映像では門前激励とか合格発表の雰囲気も入れ、興味を引くように演出しております。

── 栄光ゼミナールとしての中学受験結果はいかがでしたか。

山中 合格者総数は昨年よりも1%増加し、9,400人弱が合格です。うちのモットーは「自分のトップ校に行こう」なので、子どもたちは自分の行きたいところを受けるという姿勢が多く、そこで合格できたということは価値があることだと思います。

── 合格者数が1%増えた要因はどこにあるのでしょう。

山中 最難関校で開成・麻布・武蔵の御三家といわれている学校の数が過去、40、50、70人と増えてはおりましたが、今年93人まで増えました。まだまだですが、弊塾の過去最高の数です。御三家以外にも駒場東邦などにしっかりと結果を出してくれています。女の子も頑張りましたが、男の子がさらに頑張ってくれました。おかげで、内部的にも活気づいていますね。

── 今年の中学入試の傾向は、昨年と比較して変化はありましたか。

山中 昨年の流れがさらに強くなったと思います。早期決着と学校を絞り込む、余分な併願をしないという流れですね。4校、5校受験をされる方の内訳を見ても、ひとつの学校を2回、3回と受ける。その学校に惚れこむという比率が高くなりました。

── ぜひともその学校に行きたいという思いがあるのでしょうね。

山中 親御さんもしっかりと学校を研究された結果だと思います。また、テクニカルな面でも、過去問をそんなに多くしなくてもすむわけです。当然、1回受けて2回目を受けると、類似した問題が出てくれるだろうという期待感がある。そういう意味で受かりやすく、そして行きたい学校へ! という気持ちが強くなってきたと思います。

── 経済不況から、複数回受験が少なくなったというわけではないような気がしますが。

山中 確かに経済的な問題も多少はあるかもしれませんが、今年の子どもたちはリーマンショックのときが小学2年でした。そうすると、中学受験をしようか悩んだタイミングだと思います。それでも中学受験をしようといったご家庭ですから、私学に対して根強いファンであり、期待感を強く持った方です。

── 御社ではいつもアンケートを保護者にとっておられますが、印象に残った回答はありましたか。

山中 やはりそうか、と思えるのが、第一希望は変えないということ。行きたい学校というのはどこのご家庭も明確にされています。私どもはそのような誘導はしませんが、レベル的に難しいから下げるという手法もありますが、それでもレベル的につらいけれども受けたいという気持ちが残り、ちゃんと受かってくる子もいます。そういうところを見ると、一途な思いのご家庭がアンケートから見えてきます。

── 生徒を送る側の立場として、私学さんに何か伝えたいことは。

山中 親御さんというのは、たくさんの学校がありますので、比較しやすいもので比較してしまう。だから、大学実績というところに目が行きます。でも実際、その学校に生徒を送る立場で考えたときに、6年後ばかりを見るのではなくて、6年間をきちんと育ててくれる学校。その期間でこういう生徒を育てますよと明言してくれる学校のほうが塾側としてはありがたいですね。

── 例えば。

山中 情操教育的なお茶やお花の作法のほうが、女子には必要な場面が出てくるかもしれません。それに「東大に行かせます」だけでなくて、東大に入学し、卒業したときのために、今、こういう風にしていますという学校であってほしいと思います。

── 今後の中学受験はどうなるのでしょうか。

山中 今年に関しては、受験者数は3%から4%減だと思っています。とはいえ、子どもたちの将来を考えたときに、地元の公立では得られないものが、私立や国立には存在しています。そういうものを求めておられるご家庭が必ずおられますし、多いということもいえます。多少、受験率は下がるかもしれませんが、必ず中学受験は残ります。

新しいブランド名で教室展開を
パイロットで9教室

── 栄光ゼミナールとしての新しい取り組みを最後にお聞かせください。

山中 高校受験で「栄光ゼミナールリテラ」という新しいブランド名で教室展開を始めています。今までの栄光ゼミナールというブランドは駅近くのグループ指導が基本でしたが、駅近くじゃない指導も考えられるだろうと、埼玉県内だけで9教室のパイロットケースを作っています。

── どのような環境ですか。

山中 住宅街に近いところです。基本的に埼玉県立高校を第一希望に考えておられるご家庭をターゲットにしています。経済的なことやさまざまな理由で県立志望というご家庭ですね。弊社としても住宅街なので家賃が低いわけですから、月謝設定も低くできます。

── 今後の可能性は。

山中 2年目に入り、まだ一部の見直しはありますが、だんだん増加傾向にあることは間違いないです。
(2013年3月12日 東京ドームホテルにて取材)

私・国立のみの受験状況
子どもたちは
何日まで受験するのか

 栄光ゼミナールの子どもたちが、私・国立の中学受験に関して、何日まで試験を受けるか調べてみました。

 1月中だけの受験で結果を出し、2月以降は試験を受けていないという生徒が7.5%いました。2月1日の午前、午後まで試験を受け、そこまでの結果で合否を決めた生徒が24.5%、4分の1です。2月2日まで試験を受けましたという生徒が41.5%ありました。2月3日まではというと、67.8%という形になります。ここまで7割近くの子どもが、試験を終わらせて、行き場を決めてしまうという結果です。

 これをさらに詳細に調べてみました。

 埼玉ですが、1月中まで試験を受けて、2月は受けない。つまり1月でけりをつけたのが25.9%、4分の1です。2月1日まで試験を受けて終わらせましたというのが、40.2%。2月2日までという子が58.9%でした。2月3日までというのが71.0%。2月4日までが91.3%。3日と4日のところで上昇しているのがなぜかと考えたところ、2月4日に埼玉県内の私学さんが、試験をやっておられます。ここのところで合格を手に入れて、結局埼玉県で収まったという子もいたんじゃないかと思われます。

 同じようなことを千葉で調べてみました。

 まず、12月の推薦で2.3%、1月中まで試験を受けたという子が25.1%、4分の1です。2月1日までに試験を受けた子が40.5%。2月2日までが51.7%。2月3日までに試験を受けた子が73.4%。ここで埼玉と同じように上昇しているのは、東邦大東邦など千葉県の学校がこのあたりで入試をしています。結局は地元に戻り、千葉県で収まっています。

 以上のことだけで、すべてを言い切ることはできませんが、地元志向が強くなっているかもしれません。当然ながら、良い学校があれば遠くまで通うという気持ちは相変わらずあります。とは言いつつ、やはり自分の地元にもこんないい学校があるんだと、気づき始めている。要するに、学校をしっかりと見ることができる親が増えている時代じゃないかと感じます。
(火曜倶楽部にて発表)

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