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2013/5 塾ジャーナルより一部抜粋

中学受験に名乗りをあげる 個人塾の強み!
中学受験指導に対する個人塾へのアンケート調査実施

     

 中学受験に対応する塾を探すとき、多くの保護者は大手塾を考える。首都圏では日能研、サピックス、四谷大塚。関西圏では日能研、浜、希、馬渕…、いずれも中学受験対象年齢の子を持つ親であれば、一度は耳にしたことがある大手・中堅塾である。

 では、個人塾では中学受験指導は実践されていないのだろうか。

 弊社では全国に目を向け、中学受験について個人塾対象にアンケート調査を実施。多くの塾から回答が寄せられ、中学受験への個人塾の対応や意識が読み取れる結果となった。

中学受験対応への意見
「知識詰め込み型から
学ぶ楽しさのある受験へ」

 「中学受験指導をしているか」という問いに「はい」と答えたのは全体の約60%〔グラフ1参照〕。県立中高一貫校の設立などが控えている地域も多く、今後は適性検査対策を実践する予定がある塾、今以上に充実させていく必要があるという塾も増えている。

 個人塾の場合、中学受験への対応をするかしないかは、立地条件にも大きく左右される。だが、そういう地域には大手塾も教室を展開しており、塾生獲得には大きな負担がかかってくることになる。通学圏内に複数の私立中学や県立・公立の一貫校を抱える地域にある塾では、大手塾での厳しい指導と差を出すために、「楽しい中学受験」ができる授業を重視。解読が難しい難問や洗練された高度な問題を使い、解答方法を発見して解いていく楽しみを生徒と共有することで、受験を知識詰め込み型の苦しいものから学ぶ楽しさへと変化させていくというものだ。

 また、最近の社会事情により、人気の中学が変化しつつある地域も少なくない。アンケートの中には「震災以降、海岸に近い中学の倍率が低くなった」と言う意見もあった。こうした動きをいち早くつかむため、塾団体に所属、個人塾でも豊富な情報が手に入るように協力し合える組織が活発化している地域もある。

 一方、多くの受験情報を得ることの難しさや指導の大変さを問題視したり、「年々、中学受験希望生が減少しており、受験生の一人単価を上げざるを得ない」という厳しい台所事情を明かす塾もある。また、不合格になり、大きな心の傷を背負った生徒たちに対しての精神的フォローに対応できないため、受験指導はしていないという意見もあった。この精神的フォローはどの塾も重視しており、「合格しても不合格、不合格でも合格、という価値観を保護者と共有し、生徒の心が傷つかないようにすることが重要」「中学受験は生徒に対する『勉強量が多くてかわいそう』という意識との戦い」という塾もある。

 こうした個人塾の中学受験への動きが活発になる一方、一切受験指導はしないと主張する塾も決してゼロではない。中には「取り立てて受験指導を行わなくても、塾生の習熟度レベルなら十分に受かるため」という特殊な塾も含まれている。また、「指導した内容をロボットのように詰め込んだ生徒が合格する今の中学受験は、決して子どものためにならない」「教室の合格実績を上げるためだけの受験は、不合格となった生徒へのケアができない」と考えて、受験よりももっと大事なものを教えたいと主張する塾もあった。

 全体的には、いずれの塾でも中学受験をしたいと希望する生徒には、塾として何らかの対応をしており、受験対応しないとしながらも「受験希望生がいれば、例外的に対応している」塾も少なくない。生徒の選択肢を広げるという意味では、進学先を選べる中学受験を肯定的にとらえる塾が多いと感じられる結果となった。

昨年度の結果より
「その生徒にとって
最適な進学先の検討を」

 入試結果に関するアンケートでは、今年の合格状況が「すごく良かった」と回答した塾は約32%、「良かった」と回答した塾は約68%で、「あまり良くなかった」の回答がほぼ0%という結果が出た。この結果に対し、「中学受験で必要なものは」という問いに「生徒のモチベーション」と答えた塾が最も多く、全体の約85%〔グラフ2参照〕。以下「豊富な勉強と情報量」が約67%、「教師の力量」が約63%、「教材の吟味」が約48%と続いた(※複数回答)。また「その他」の意見として、「個別対応とクラス指導のバランス」「その生徒にとって最適な進学先の検討」「保護者との信頼関係の構築」などが上がっている。

 だが、それぞれの塾で課題も多く残る年度であったこともうかがえる。同じ首都圏内にあるにもかかわらず、ある中学受験に対応している塾では、今年度の受験生数はゼロであったという回答を得た。公立中学が全国的に脱・ゆとり教育を打ち出したためか、全国的に中学は公立指向が強くなっており、中には公立の中高一貫校が狭き門のために、私立校はあくまでも併願校として位置づけされているという地域もある。また、圏内の大手塾が次々と打ち出す広告に掲載される合格実績のために保護者の意識が変化、偏差値が60以下の私立校の存在価値が希有になり、塾側は生徒にあった指導をする学校だからと薦めても、保護者が難色を示すという矛盾を抱えた塾の意見も出た。

 「私立中学の受験生が年々減っている」「偏差値下位校に進学することは暗い未来を予感させる」などのマイナス意見が上がらなかったわけではないが、全体的には私立中学受験に対応している塾は、それぞれに胸を張れる実績をあげたと言えるようだ。また、「小さな塾でも受験対応を頑張っています」「大手塾の中で成績が上がらずに個人塾へ来た生徒の意識を上げ、合格へつなぐというすごく根気の必要な仕事ですが、それでも指導を続けています」という前向きな意見も多く見られた。

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