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2013/3 塾ジャーナルより一部抜粋

河野優の超〜塾長爆裂対談

第26弾:進学塾ネイチャー 塾長 小林多加徳

河野 優(こうの まさる)
[ 学習塾経営研究会 主宰 ]
大学を卒業後、大手通信メーカーに入社。そこで国際向け電子交換機のプログラム開発に携わる。30歳の時に、一身上の都合で地元に帰り、縁もゆかりもない場所で塾(開進スクール)を立ち上げる。塾を立ち上げた翌年より、学習塾ニュースの配信開始。現在の読者数は、約1100名。
その後、学習塾経営研究会を発足、全国の塾長のためのネットワークを構築。
主な活動には、千樹会(100人会の姉妹団体)代表幹事、学習塾経営セミナーの開催、100人会の主宰。塾ジャーナルに「1年間で生徒数100名に!」を執筆。

進学塾ネイチャー 塾長 小林多加徳:(東京都墨田区)

東京大学出身。入学式の日より塾講師のバイトを始め、それ以降、講師・教室長として数多くの生徒を指導。その後、外資系金融会社に勤務。会社に勤務する傍ら、多くの塾長に請われ、講師を対象に学習指導法などを伝授。その後、2010年12月に自らの個人塾「進学塾ネイチャー」を東京都墨田区に創設。現在30名の生徒が通う。

河野(以下──)今回は、東京にて、進学塾ネイチャーを経営されている小林先生です。東大ということで、あちこちで聞かれたことでしょうが、まず塾を始めることになったきっかけを教えて頂けますか。

小林 入学式の日にバイトをということで、ある塾の門を叩いたのが直接のきっかけです。結局、そこで講師の仕事にはまってしまい、結果として自塾を持つまでになったというのが簡単な経緯ですね。

── 今まで長年、塾講師をやっていると色々なエピソードがあるかと思いますが、塾講師を一生やろうと思ったエピソードはありますか。

小林 最初の塾の、ある生徒が印象的でした。下町にその塾はあるのですが、東京でも下町となると、何と言いますか「スレていない」子が多いのです。単に勉強していないというだけで、磨けば光るダイヤの原石といいますか、そのような生徒が結構いるんです。

 そのような中、地元で有名なヤンチャな生徒が、塾に入りたいとやって来たんですね。

── ほうほう。

小林 塾長先生が彼の格好を見て、「髪の毛を黒く元に戻すか坊主にして、ピアスを捨ててから来い!」と追い返したのですが、翌日、その生徒が坊主にしてピアスも除けて来たんです。言われたことをして来たので、入塾させることにしましたが、やはり教室の中では微妙な空気が流れますよね。しかし、どんどんその生徒の成績は上がって行き、結果、都立高校に無事に入学することが出来ました。

 また成績が上がっただけでなくクラスのみんなともうまくやっていけるようになっていきました。その時、あぁ〜、こんな僕でも子どもたちに何かしら影響を与えることが出来るんだな。と思い、それからこの仕事にのめり込んでいきました。

── しかし卒業して外資系の会社にも就職されてますよね。

小林 それは35歳くらいの時です。(笑)学生時代からずっと、その間、塾講師ですね。途中1つ塾を変わりましたが、基本的に講師をやってました。しかし35歳のときに、本当に塾講師を続けていていいのかな?と思い、転職してみたわけです。結局、またこの業界に出戻ってきましたが。(笑)

── ちょっと順を追って詳しくお聞きしたいのですが、途中1つ塾を変わられたというのは?

小林 新しく変わった塾は、某衛星予備校をやってまして、そこの教室長を任されました。私が入った当初は、東京で下から3番の売り上げしかありませんでしたが、辞めるまでには、トップを2年間取らせて頂きました。

── その経験が、映像の使い方セミナーなどに生きているわけですね。

小林 そうですね。もっと言うとこの時の経験は、今の私の塾にも、影響を与えています。

── もう少し詳しくお聞きしてよろしいですか?

小林 はい。まず、その衛星予備校をやっている塾に入社し、最初の教室を任されて気付いたのは、ともかく「映像」そのものを見せていないし、宣伝広告もほとんどしていないということでした。そのため、まずは生徒一人一人と面談して、必要な講座をどうするとか細かく設計をしていきました。

 同時にポスティングも開始し、15万枚を20名程度のバイトと共に一昼夜で配ったこともありました。そうこうしている内に、売り上げも上がってきて、入社した当初の3倍近くの売り上げになりました。

 ともかく生徒と面談して生徒にあったビデオをお薦めするという単純な事すら当時は出来ていなかったわけです。また今のように本社そのものが、パブリシティにお金をかけてなかったので、本当にポスティング・校門配布はやりましたね。その後、ある程度「データ」が蓄積出来たので、例えば「この講座とこの講座をきちんとやれば、この大学に何%の確率で合格」という話が出来るようになり、ある種のパッケージ商品を作ることが出来ました。この頃から、成績が伸びる塾と言われるようになり、生徒数も増え1位になることが出来ました。

── その経験が今の塾に生きてるということですね。

小林 そうです。先ほど説明がもれましたが、○○大学の合格○%という前に、生徒は、どの大学を受験するか決めないといけませんよね。

 この目標設定から始まり、目標達成までの道筋を作ること、そして時間管理・・・これらが自塾の基礎となっています。私は、これを「幸せの基礎力」と言っています。実際、これらの事が出来るようになれば、社会に出てもやっていけると思います。

── 言い換えればPLAN ⇒ DO ⇒ SEEと言うことでしょうが、確かにこれらは大切だと思います。塾は、【場】を売る商売でもありますので例えば目標達成1つ取っても、目標達成しやすい【場】になっているか考えることが重要です。塾は勉強を教える所でもありますが、先生のようにある種のスキルとか考え方を教える場でもありますし、そこに来るとなぜかやる気になるような【パワースポット】でもなければなりませんね。

 さて、お話を聞いていると非常におもしろい授業もされているのでは?と思うのですが、授業で特徴的なものとかありますか。

小林 授業は、全て私が受け持っていて、大体3〜4名を前に授業します。ただし学年は統一されない時もありますので、集団個別ということになります。特徴的な授業というものはありませんが、そうですね・・考えることとか意見をまとめることなどは、意識してさせているかも知れません。例えば「アリとキリギリス」というお話がありますが、あれは簡単に言えば「不測の事態に備えて準備しましょう。」とか「勤勉に働きましょう。」というメッセージだと思うのですが、そこで、今の現状だとアリだって死んじゃうよね?とか、実は、キリギリスというのは音楽家で皆を楽しませるという仕事をしてたんだよ・・とか話すわけです。その上で、じゃ、このお話をどう読む、と投げかけたりします。色々な意見がでておもしろいですね。

── なるほど。私の塾でも「雑談」では似たようなことをしますね。

小林 雑談ですか?(笑)

── 雑談です。(笑)結局、子どもたちと雑談するために塾を経営しているのか知れないですね。(笑)

 では最後に、進学塾ネイチャーをどのような塾にして行きたいと思いますか。

小林 一言では言えないのですが、塾ではなく「ネイチャー」に通っていたと言って欲しいですね。

 先ほどの幸せの基礎力ではありませんが、5科目の成績を伸ばすという塾として当たり前の機能だけでなくもう少し子どもたちの人生といいますか、考え方とかに深く影響を与えることが出来ればと考えています。

 ただ、そうすると全て私が関わることになったり、いつまでも私の経験とか勘が中心の塾になってしまい、他での再現性がなくなります。そのため、慶応義塾大学と共同で自塾を行動分析の観点から色々と調査しています。

 これは、今度、学会にて発表されると思いますが、出来ればある意味、科学的に分析し再現性を持たせて他でも同じようなことが出来ればとも考えています。

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