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2013/1 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート セカンド・キャンパスから学べ!
観察力を重視した個別指導 京都のはんなり感で生徒を包む

     

個別指導教室 セカンド・キャンパス(京都市左京区)
代表 見 弘法さん

京都府出身。京都大学在学中から続けていた塾講師や家庭教師を経て、平成11年に開塾。1つの教場で地元に根を下ろしての地域密着型運営にこだわりを持ち、卒業後も折にふれて訪ねてくる塾生も多い。所属する京都私塾連盟では、平成23年から議長を務めている。

 塾のすぐ近くにある中学校から京都府立洛北高等学校に進み、京都大学農学部に現役合格した見弘法さんは、研究に没頭する日々を送りつつも、塾でアルバイト講師を始めたことで生活が一変。教えることが楽しく、子どもたちの反応に喜びを見出し、個別指導教室セカンド・キャンパスを開塾に至った。生徒・保護者からの評価は、枠組みにとらわれない勉強法と楽しく勉強できるあたたかい空間にある。特長は個別指導の強みを生かし、観察を重視し、コミュニケーションを取り、生徒の能力を引き出す指導方法だ。

地元出身のメリットを生かし
子どもたちのやる気を支える

 セカンド・キャンパスは京都のほぼ北東、北大路通りから道1本入った住宅地の角ビル2階にある。叡山電車・茶山駅からは徒歩5分、市バス停留所からは徒歩1分と交通の便は良い。児童公園前に立つ角ビルは一見目立たないところだが、買い物に出るお母さん方の通り道として、隠れた交通の要所となっている。

 通塾エリアには3つの中学校とそこに入学する小学校がある。生徒のほとんどがそれらの学校の在校生や出身者だ。地元で生まれ育ち、地元で開塾したことで、地域の状況を十分把握していること、各中学のテストの日程や先生方の出題傾向まで、きめ細かいリサーチを行っていることに見さんは自信を持つ。

 塾とのかかわりは、見さんが学生時代の後半頃になる。実験・研究の日々を送る傍ら、先輩に紹介され、塾の講師として子どもたちを指導したことが楽しく、はまってしまったという。京大生のブランドを手に入れながらも、就職よりも自分で塾をやってみたいという思いから、開塾の道へと歩む。

 現在の教室は、45平方メートルの広さに一人用の机と椅子が、11ブース設置されている。そして、窓際のゆったりとしたフロアーには、センターテーブルを挟んで存在感のあるブルーのソファが2つ置いてある。

 というのも、見さんが考える塾は「楽しくできる、あたたかい空間でありたい」というコンセプトなのだ。子どもたちは思い思いに、この場所に休憩に来る。漫画を眺めたり、お茶を飲んだりしてリラックスすることが、次の勉強への意欲につながるという。休憩スペースがある分、机のある学習スペースは真剣そのものの空間になる。

●運営のポイント
子どもたちのやる気を支えるために、休憩のスペースを設置

講師を固定せず、複数人で指導
交流分析で
子どもの能力を発揮させる

 セカンド・キャンパスでの指導は1対1ではなく、2人(塾長+講師1人)で生徒4〜5人、または3人(塾長+講師2人)で生徒6〜8人を見ている。固定をしないのは生徒の情報を講師が共有し、いろいろな角度から一人の生徒の指導ができるというメリットを優先したからだ。

 小3〜小6までは1回あたりの受講時間は80分、授業料は週一で9,000円。中1〜高3までは120分で1万6,000円。入会金はなし。入試5教科・定期テスト9教科に対応し、高校生も塾長が指導できるという強みを持っている。

 指導の特徴は「勉強しなさい!」と強制するのではなく、自分の意思で机に向かわせる手法をとることだ。そのカギは「人」と「空間」の力だと見さん。学習面については、頭ごなしに叱ることはしない。些細なことでも、できればまず褒めること。できないことをできるようになってもらうのが、教室の仕事であると考えている。集中力の途切れた子には、無理に勉強を続けさせるより、休憩に行くことを勧めることもある。休憩時間が長くなると、「そろそろ机に戻りや」と京都弁のはんなりとした口調で話す。このはんなり感が見さんの持ち味だ。

 個別指導になくてはならないものが、生徒の観察だと見さんは断言する。生徒がどこにつまずいているか、どのような精神状態なのかを見分ける。セカンド・キャンパスならではのことだ。これを見さんは、TA(Transactional Analysis 交流分析)の理論とコーチングの手法に基づいてやっているという。

 「交流分析とは何気ないやりとりの中から、話し手の感情をとらえる理論です。これをもとに観察や言葉かけを適切に行うことで、やる気を引き出し、本来の能力を発揮させようとするものです」。これにより、生徒は「もう少しがんばってみよう」となる。

●指導のポイント
複数の講師が一人の生徒を指導し、固定しない
交流分析で子ども本来の能力を発揮させる

授業料に見合う教育を
提供し続ける

 見さんは現在、生徒募集に意欲を燃やしている。周辺に大学が多い土地柄と、かつて教室で学んだOB講師たちの協力もあり、生徒たちとのコミュニケーションを楽しんでやってくれる講師たちが集まりつつあるからだ。

 「広告宣伝にはまだ課題があります。売り上げの8%ぐらいは広告宣伝費に使えと、よく言われますが、年50万円使うことをひとまずの目標としても、なかなか使い切れません」とは正直だ。

 チラシの配布状況を聞くと、春・夏期講習に各1万枚を1回、新聞折り込みをしているという。2012年5月の教室移転でテナント料は約2割削減でき、教室のスペースは広くなった。チャンスではないか。これを機に生徒数を大きく伸ばしていただきたい。

 ただ、募集の手法として、授業料を前面に出して「うちは低価格ですよ」とうたっていくには抵抗感があると見さん。

 「どんな金額であっても、ご家庭にしたら、安くはない料金です。そして、自腹を切って学ぶ場であることが、塾での学習効果を支えているはずです。プロとしてそれに見合う、またそれ以上の教育を提供していきたいです」

 にこやかな表情で答えてくれていた見さんだったが、このときばかりは、学習塾を生業とする経営者の顔と、塾長としての厳しい顔がのぞいた。

●経営のポイント
費用がかかることも塾での学びの原動力になる
授業料に見合う、また、それ以上の教育を提供する

 

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