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中学・高校受験:学びネット

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2012/11 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 個別指導塾 同立有志会から学べ!
31歳のバイタリティーある塾長が 学力格差のある地域に進出

     

個別指導塾 同立有志会(奈良県大和郡山市)
代表 中村 尊裕 さん

同志社大学工学部卒業後、法科大学院を経て、立命館大学MOT大学院テクノロジー・マネージメント研究修士課程を修了。現在は、同立有志会で教鞭をとる傍ら、同志社大学総合政策科学研究科所属、立命館大学客員研究員、愛知県江南短期大学客員研究員、大阪経済法科大学地域総合研究所客員研究員として、大学でも教鞭をとっている。

奈良県、JR大和路線大和小泉駅を挟んで開設された2教室を含む3教場を展開する同立有志会。同志社・立命館への合格率が高く、楽しく学べ、面倒見の良い個別指導塾として、地域に深く根ざした運営を行っている。個々の実力に合わせて教材やカリキュラムを作成したり、意識改革のための保護者会や面談も繰り返し行われ、この3年で地域の学習意欲は全体的に大きく活性化した。今回は、31歳のバイタリティーあふれる中村尊裕さんが率いる同塾の現状とこれからをレポートする。

大手塾での約束された未来より
生徒たちのための
教育を選んだ大学生

 大学在学時代、大手進学塾で講師として実力を発揮。卒業後にはその塾での正規講師として未来を期待されていた中村さん。だが、その詰め込み主義で偏差値重視の塾方針に疑問を持ち、塾長に何かが違うのではないか、と進言したと話す。

 「その時に、『偏差値50以下の生徒は落伍したと考え、ふるい落すのが当塾の方針』と言われました。私自身が中学受験に失敗し、似た言葉を当時の教師に突きつけられた記憶があります。その時の自分と、小学4年生前後で落伍者の烙印を押されてしまった子が重なり、どうにかして彼らを助けたいと思う気持ちが高まったのです」

 その後、自分の気持ちを理解してくれる保護者たちに勧められ、大学3回生で開塾。同志社と立命館の先生や中村さんの同志社の後輩たちの協力を得て立ち上げたことから、塾の名を『同立有志会』と決定した。

 しばらくは大阪市福島区と東大阪市で、塾と家庭教師派遣を両立して展開していた。「一人ひとりの個性を大切にしながら、生きる力を育てる」という進学塾と相反する方針は、入塾した生徒や保護者の口コミで広がり、生徒数は順調に増えていった。そして3年前、2つの教室を統合する形で、奈良県の大和小泉駅より徒歩数分の場所に本部校を構える(それまでの生徒は遠距離通塾と家庭教師派遣で対応)。自然と古跡に囲まれた土地だが、学力格差が大きく、塾が根づかないと言われた場所だった。しかし、そこで教育格差を是正するには、生徒とともに保護者にも意識改革が必要と、塾で繰り返し保護者会を開催し、教育への意識を向上させ続けた。結果、小学生たちは中学受験、中学生は高校受験で私立を併願して、より上を目指すようになった。今では奈良県全域で、同志社・立命館大学への合格率がトップとなるほど、地域の教育を引き上げたのだ。

 「地域の教育だけでなく、活性化にも力を注いでいます。今は塾舎の建つ商店街で、以前行われていた祭りを復活させようと動き始めました。多くの店舗が店を閉めていますが、塾の関係者や塾生も一緒に盛り上げていきます」

 人とのかかわりの中で子どもたちは学んでいく、人は人でしか育てられないという教育論を持つ中村さん。今後も学力格差のある地域へ進出し、10年で10教場を目指すという新しい教育の開拓者である。

●運営のポイント
・詰め込み型の大手塾との差別化を押し出し、個人の生きる力を教育する。
・塾が根づかないと言われる地域を選んで教室を開き、教育格差是正に力を尽くす。

生徒の弱点は個々に異なる
プリントも実験も
すべて個別に指導を

 現在、JR大和路線大和小泉駅には、駅を挟んで西側に徒歩数分の本部校と、東側駅前に新設された大和小泉駅前校の2教室を展開している(他地域に1教室あり)。本部校は木目調をベースにしたゆとりある教室で、ブースによって分けられた席で個人指導を受ける。一方、駅前校は白基調の室内。ブースによる仕切りはなく、オープンスペースでそれぞれが担任の指導を受ける。どちらの塾舎で学ぶかは、家からの距離や教室の雰囲気を考えて、生徒自身が選択するようになっている。

 「指導方法は1対1か1対2の個別。生徒の弱点を克服させるため、個々のつまずいた箇所にまで戻って指導します。さらに生徒一人ひとりにあった教材と個別カリキュラムを月単位で作成します。特に教材はオリジナルで、紙だけでなく、映像も塾内で作成し始めています。また、生徒各々の担任は3ヵ月ごとに生徒との相性などを見極めて再決定し、弱点を克服、実力を上げていく方針を貫いています」

 現在生徒数は100人前後、小学校1年生から高校3年生までと幅広い。プリントは基本10分ほどで解けるような問題で、繰り返して達成感を味わうことで、自信と実力アップにつなぐ。また、座学だけではなく、理科実験やパズルを使っての授業、奈良の古跡を巡る社会見学なども個別に実践。生徒たった一人のための学校訪問なども実現させた。

 「生徒には知識すべてを教えるのではなく、指導は全体の6割に止めています。残りの4割は生徒自身で学ぶ伸びしろとして残し、自分の努力で成長するよう促します。その見極めも講師の力量となりますから、講師には人間的にもかなり高いレベルを求めています」

 同立有志会のもうひとつのポリシーが、最後まで面倒を見る、ということ。高校課程を修了し、大学へ行くことで、卒塾した生徒がアルバイトに来ているのは他の塾でも見る光景。しかしそれだけではなく、中村さんがさまざまな大学の講師や客員研究員としても活躍する中で培った人脈は広く、中小企業の研究もしているため、多数の企業家ともつながりがある。塾生が高校卒業時に就職を望むなら、その中から斡旋を行うことも少なくない。

 「自分の能力を引き延ばし、努力することで達成感を得られる塾。知識詰め込み型で偏差値重視の塾に通っても、最終的に行く大学が同じなら、どちらを選びますか」と選択を投げかけてくる中村さん。自ら学びたいと意欲を持つ生徒の多くがその塾に集い、自分の道を切り開いている。

●指導のポイント
・生徒個々にあわせた教材とカリキュラムで、達成感を多数味わうことで、弱点克服とモチベーション向上につなぐ。
・指導は6割に止め、残りの4割は生徒たちが自分自身で成長する「伸びしろ」にする。

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