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2012/9 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート セレブラムから学べ!
大都市と離島の塾、真逆の塾運営 地域の教育を牽引するリーダー的塾に

     

脳力開発型予備校 セレブラム(東京都・沖縄県)
代表 新山 広明さん

岡山県出身。早稲田大学法学部在学中に家庭教師を始め、卒業後も家庭教師として就職。
2004年に家庭教師仲間と一緒に医学部専門の予備校「セレブラム」を池袋に開校する。
同校に沖縄県宮古島の生徒が入塾したことがきっかけで、2011年4月宮古島校を開校。現在も池袋と宮古島を行き来しながら、芸能人の子弟の家庭教師も務めている。

大都市・池袋では医学部専門の予備校として、絶対無理と言われた学生を医学部に合格へと導く「最後の砦」的な塾。沖縄の宮古島では島の学力向上を担う塾として、小学生〜高校生、そして大人も学べる場を提供。この全く違うタイプの2つの校舎を運営しているのは、脳力開発型予備校「セレブラム」だ。一般の予備校では真似のできない完全個別体制の池袋校と、集団・映像・プリント学習の三本柱で運営する宮古島校。それぞれの校舎で成功を収めている理由は何なのか、代表の新山広明さんに取材した。

偏差値40からの医学部合格
紹介だけで塾生が集まる

 池袋にある医学部専門の予備校「セレブラム」。生徒数は約10人で講師は3人。マンツーマンで教える贅沢な塾だ。同塾代表の新山広明さんは大学時代から家庭教師を始め、医師の家庭からの依頼が多かったことから、医学部専門予備校の需要を確信。2004年に「セレブラム」を立ち上げた。

 同塾の教材は生徒それぞれの志望大学に合わせて、すべてカスタマイズ。時間割も生徒ごとに作成し、家庭学習で何をするかも塾で管理している。担当講師はこの道何十年というベテラン講師。時間講師も東大医学部大学院生など、医学部の学生がほとんどだ。
「本校の強みは講師のレベルの高さ。何十年にもわたって医学部入試を研究してきた入試のプロという点です」

 その結果、毎年奇跡といわれる合格が生まれている。ある生徒は高校生まで部活三昧。家業である医師になろうと医学部を受験するも失敗し、予備校の模試では120人中120位だった。それがセレブラムに通うようになってからはトップ10に。なんと1年で合格した。口コミで生徒が集まり、現在は紹介された生徒しか受けられない状態だ。1ヵ月の受講料は数十万円にのぼることも少なくないが、「それでも合格させていることから、最後の砦と思っていただいています」

 そんな都会的な塾に、沖縄県の宮古島から入塾生がやってきた。

1年で生徒数120人
島の教育を支える存在に

 新山さんはその生徒の保護者を通して、宮古島には医学部対策ができる予備校がないことを知る。さらに、教育熱心な島の保護者たちから「島の教育を何とかしてほしい」と頼まれた。2011年2月に初めて宮古島を訪れ、地元の方の熱意に押され、説明会を3月13日に設定。4月には開塾を決めた。説明会の前々日に東日本大震災が起きたが、20組の保護者と生徒が参加してくれた。

 「あれだけの災害があり、今後、東京でやっていけるのかという気持ちもありました。もしかしたら、宮古島校の開校はよいタイミングだったかもしれません」と新山さんは振り返る。

 最初は中・高生15人からスタート。現在は小、中、高各40人ずつの120人を超えるまでになった。今年のGWには、市街地の新校舎に引っ越しし、宮古島で最大規模の塾に急成長している。

 授業のスタイルは、クラス授業、プリント学習、映像授業の3つ。生徒のほとんどは週2回の授業にプリント学習をセットで受講している。プリント学習と映像授業の受講は回数無制限。しかも土日、祝日も9〜23時まで開いているため、週2回の学習では足りない生徒や部活動で集団授業を受けられない生徒でも通えると好評だ。

 「これまで生徒は自分の都合に合わせて、学習スタイルを選択できませんでした。こうしたスタイルを提供できたことが、成功した秘訣のひとつです」と新山さん。

 自分の来たい時間に、集団でも映像でも自分に合った学習法を選べる。これが、生徒の勉強したい気持ちを引き出している。

 特に、吉備システムのプリント学習は小学生に大人気。「プリントが一枚終わると、間違った問題のバーコードをピッと読みこむ。これが楽しいようです。ひとつの区切りになるんですね」。さらにプリントの枚数をランキングにして張り出してもいる。1位の生徒は1ヵ月に400枚もこなした。

 生徒は友達にこのバーコード読み込みを自慢気に見せているという。生徒自ら塾の宣伝をしてくれるので、口コミでの入塾は半分近くになる。

 さらにユニークなのは、大人の塾としても認知度を上げている点だ。島にはこれまで大人が勉強できる施設がなかった。セレブラムでは午前中、教職を目指す人や公務員試験を受ける人が、一般教養のために映像授業を見て、勉強している。また、速読を島で唯一導入していることもあり、「大人の速読の学校」と言われることもある。現在、そうした大人は10人以上になる。

●指導のポイント
@集団指導、映像授業、プリント学習の3つのスタイルを選択できるようにすることで、生徒が受講しやすい体制をつくる。
Aバーコードを使用したプリント学習は1枚1枚進めていくことで、達成感を得やすく、復習には最適。

地域の役割を進んで果たす
やがては経営のメリットに

 新山さんは今、島では知らない人がいないほどの有名人。経営者の集まりで講演をしたり、昨年は島の雑誌「宮古島BBcom」に「島の人」として紹介された。今年は宮古毎日新聞の元旦特別号にインタビュー記事が掲載された。

 さらにはラジオの朗読番組に出演したことがきっかけで、7月からFM宮古で土曜日朝に番組を持つことに。メディアに多く登場できるのも、「開塾の理念が、島の教育改革にあったことが大きい」と新山さん。

 「最初は営利のことをあまり考えず、宮古島のために何とか役に立ちたいと思っていました。そのことで、学校関係者や経営者の方々へのお付き合いが広がり、番組を持つチャンスにまで恵まれました。塾がその地域とつながり、社会的な役割を果たすことで、結果的に大きくなっていく。これは宮古島に限らず、どの地方の塾にも言えるのではないでしょうか」

 今後は行政も巻き込んだ形で、島の教育レベルの底上げができないか、働きかけをしていきたいと語る。

●経営のポイント
@地域の活動に積極的に参加、貢献することが塾経営のメリットにつながる。
A都市部の塾は、単価の高い少人数制、離島での塾は映像やプリント学習を活用し、講師に頼らないシステムを導入。それぞれに合った運営で売り上げを確保している。

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