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中学・高校受験:学びネット

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2012/3 塾ジャーナルより一部抜粋

緊急特集 学習環境とリーズナブルな料金設定にこだわり
スタイリッシュで質の高い講師が生徒を「本気のやる気」へと導く

  個別・少人数制指導学習塾 TMゼミ
塾長 河西 孝也氏・主任講師 岡野(河西) 綾子氏
 
     

 京都の長岡京市で当時24歳のご夫婦が、中・高生向けの学習塾「TMゼミ」を開業したのは2004年。それから8年近く、生徒の心をつかんで着々と実績を上げている。ビジュアル系バンドから抜け出たような外見とは違い、その考え方の中身は「一生懸命」で「熱心」であり、授業は板書のみといったアナログで骨太なものであった。小・中学生対象の塾は多いが、高校生を対象とした板書を使っての授業は、講師の手腕が問われるだけに希少である。その運営内容などを緊急取材した。

学生時代の
講師経験を生かし
とにかく熱心に親身に

―― 塾長が京都大学卒、奥様が神戸大学大学院卒という高学歴で、就職のときは引く手あまただったと思うのですが、なぜ開塾を。

河西 金融関係で就職が決まっていたのを蹴って、他の仕事を考えたときに、学生時代に家庭教師や個別指導のバイトで一緒に働いていた妻と二人で学習塾がいいのでは、となりました。というのも、妻の生徒の心をつかむ雰囲気、話しぶりが面白いなと思っていたのもあって、うまくいくのではないかという自信がありました。

 当時、私たちが住んでいたワンルームの一室で開業しましたが、そのうち生徒が増加。同じマンションの大きめの部屋に移動したのですが、しばらくしてそこも手狭になり、現在のビルに越してきました。将来は学習塾プラスαでもっと広げていけるのであれば、やってみたいと思っていますが、今はとにかく学習塾で結果を出したいという思いです。

―― 人気の要因をどのようにお考えですか。

岡野 最初の頃によく言われたのは「ものすごく熱心に親身になって教えてくれる」ということで、口コミで来てくれることが多かったですね。始めた当時は学歴だけが頼みでしたが、こちらもいろいろな経験をして、生徒へのアドバイスもできるようになってきましたし、授業内容の質も上がってきていると思います。

河西 初めは生徒も少なかったですし、授業料2時間分で5時間ぐらい見ていました。最長8時間やりましたね。成果を上げたくて必死でした。若かったから、不可能はないと思っていましたね。

 科目によって各講師で分担し、ほぼ全教科見ています。講師が、模試の点数だけでなく、受験生の全教科に対してしっかりと把握できるので、それはメリットかなと思います。

岡野 全教科対応は必要に迫られてやり出したことですが、結果的に、そこは他塾との差別化になっているかもしれないですね。

―― TMゼミをどのようにしていこうと考えていらっしゃいますか。

河西 今の時点では基本、難関私立大学の「関関同立」以上、少なくとも「産近佛龍」をねらえるぐらいであること、最終的には、公立中・高から名の知れた国公立大学に受かると言われるような塾になりたいと思います。トップクラスの進学校の子ではなく、あくまでも基本は、普通の公立私立の子が、京大や阪大を考えてみようかなという気になって、合格していく、そういう塾として、認識されるようになりたいです。人数や規模で勝負しようとは今の時点では思っていませんね。

―― 受験学年は集団ということですが。

岡野 そうです。高3生は「産近佛龍クラス」と「関関同立クラス」、「国公立クラス」に分けています。やはりある程度、受験勉強には競争も必要だと思います。個別指導は主に中間期末対策で、集団指導は受験対策で、いろいろな大学の過去問をどんどんやっていくような授業です。

リーズナブルで
わかりやすい料金設定と
やる気にさせる
スタイリッシュな環境

―― 一般に、個別指導のほうが集団指導より高い料金設定ですが、個別と集団の授業料の設定が同じですね。

岡野 すべての学年、個別、集団と同じ料金設定です。

河西 集団指導は講師が予習をして臨みますが、個別指導は生徒が持ってきたもの(質問を含め)に対して、その場で答えますね。つまり、講師が授業のためにあらかじめかけている時間が、集団指導のほうが多いのです。ですから、一般的には個別指導のほうが高額ですが、そういう値段設定にするつもりはないですね。

―― 大学院の建築科出身の奥様が設計されたという、塾とは思えないおしゃれな外観・内装ですし、講師の皆さんもおしゃれですね。

岡野 行かなければ、ではなく「行きたくなる」カフェのような場所を目指して設計しました。生徒と講師、また生徒同士のコミュニケーションの場が増え、結果、学習意欲が高まる、いい空間が作れたと思います。

河西 自分も含めて、講師陣の服装や髪型には気を付けてもらっています。勉強さえできればいいというのではなくて、他のこともできないと、生徒が共感をもてないと思います。勉強もできて、一生懸命頑張る中に、遊びもないとダメだと思います。人生にはめちゃくちゃ頑張らなくてはいけない時期があり、それは楽しくもあるし、一生懸命やったら達成感もある。受験って、そういったものが凝縮された1年間だと思うんですよ。ここもそういう感覚が凝縮された場所にしたいなと思います。

―― 意外にも、授業内容もお二人の考え方もアナログというか、骨太な感覚ですね。

河西 僕自身が古風な考え方で、「根性!」などを重視するので、生徒にはしんどいことを求めるということを最初に言います。それでも本気でついてきてもらったら、絶対良かったと思えるから、と受験生には特に念を押して言います。人生に何度もない受験をうまく利用してほしいですね。

―― 本日はどうもありがとうございました。

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