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2012/3 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 塩田塾から学べ!
〜生徒と保護者の目線で 明朗な人柄と経営方針が魅力〜

     

塩田塾(香川県綾歌郡宇多津町)
塩田 見佳さん

和歌山大学教育学部卒業後、地元医療関係の内定をもらうが、都合で、実家の香川に戻る。
大手塾に勤務するも、家庭の事情で退職。その後、地元で塾を開業し、7年目に入る。

 香川県のJR宇多津駅から徒歩5分のところにある塩田塾。昔は田園だった場所が開拓された地域で、町並みは区画整理されて近代的だが、少し東に行くと地方特有の旧家や大きな家が立ち並び、雰囲気が変わる。転勤族が多く住み、人口は安定している。吉備システムを活用し、集団と個別を組み合わせ、地域の評判を得て7年になる。わかりやすさと透明性を身上とし、大手塾の参入にも「やることをやるしかない」とさばさばしている。真っすぐな人柄も爽やかな塾長・塩田見佳さんに経営方針や指導方針などを取材した。

成績を上げることを第一に
家計に負担をかけない授業料で

 塩田塾は塩田さん一人で中学生を指導している。近隣には中学校が1校と小学校が2校あるのみ。7年間チラシを打ったことがなく、塾の内容はホームページで補てんしている。もっぱら募集は評判による口コミ、兄弟、親御さんの紹介が中心だ。

 「以前、大手の塾に勤めていたので、経営についても学びましたが、やはり生徒や親御さんの視点を一番に考えた塾にしていきたいと考えています。でもボランティアではないので、そこは状況を見ながらです」と塩田さんは言う。

 昨今の不況もあって、保護者としてはなるべく安い月謝で結果を出してほしいし、塾としては合格実績がほしい。その交わるところは"成績が上がる"という一点になる。塩田さんはそこに重きを置いている。

 同塾では、毎年の高校受験の第一希望校合格率はほぼ100%。しかも地域の上位校が多くを占める。成績の順位が何十位も上がったなど、歴然とした実績があるにもかかわらず、それをうたい文句にはしない。

 「私は子どもの能力を引き上げただけです。それに実績を出しすぎると、なかには不快に感じる親御さんもいるので、難しいところがあります。また、ある年に、塩田塾は上位の生徒しか入れない、という噂が立って、困ったことがありました」

 そういう経緯もあって、売りたいところをあえて抑えるような、出るか引くかのバランスも常に見ているという。

 ホームページを立ち上げるにあたっては「塾生・保護者様専用ページ」を作った。新規生も大事だが、塾生を大事にしているというアピールの意味もある。「今いる塾生を大事にするというスタンスは、たとえ生徒数が増えても変わりません」。

 授業料についてもすべてが実直で明解だ。月謝は基本、月7回の授業でいくらというシステム。月によっては8、9回のこともあるが、それはサービスとなり、塩田さんの都合で授業が休みになるときは、その分は返金するという。教材はプリント1枚が5円。光熱費、維持費も徴収しない。

 だが現実は、家賃、警備会社代、FAX・コピー代と、経費だけでも相当額かかる。「売り上げ的には、少ない利益です。経営を考えると、塾らしくない塾かもしれませんが、地方というこの地域に合ったやり方で正直にやっていれば、細く長くやっていけるのではと思っています」と塩田さんは笑って話す。

●経営のポイント
生徒と保護者の立場になって、いかに手厚い指導と手頃な月謝で、経営できるかを考える。

人としての善悪も教えながら
楽しさに通じる充実感を

 入塾テストがないこともあって、生徒の学力は幅広い。その中でも成績が上がってくる生徒は、コツコツやる子だという。当たり前のことを当たり前にできる子である。「そういう子は放っておいても成績は上がっていくので、教師がそこまで導いてあげることが大事です」と塩田さんは話す。

 また、成績が上がっていくにしても、停滞期はある。そこで「頑張れ。ここであきらめたら、全部駄目になるから」などと声をかけることが、生徒にとっては「ずっと見てくれている」という安心感になり、ひいては信頼感につながる。

 保護者に渡している塾生の「学習の記録」にも、頑張ったときは褒め、そうでないときには厳しく書いているという塩田さん。その真摯な姿勢は、子どもたちにも確実に伝わっている。

 「子どもって敏感で、大人を見ていますから、子どもが私を信頼しているかどうかも大事です」

 塩田さんは、親が「塾をやめなさい」と言ったら、子どもが泣いて「やめさせないで」と訴えてきたという話を親御さんから聞いたことがある。また、学校を休んでも、塩田塾には当然のように通って来る子もいるという。

 「ただ単に、面白くて楽しいからではなく、勉強してこなかったら怒られるし、成績が上がったら褒められる、といった充実感が、楽しさに通じるのではないでしょうか」と塩田さん。

 また、人間としてやっていいこと・悪いことなど、例えば「人をねたむことや人の悪口を言うことは最低だ」といった、最近の学校ではあまり教えてくれないことも、きちんと教えている。個人塾だからこそできる技だろう。

 「家庭でも学校でも味わえない彼らの居場所がここにはあるのでしょう」

●指導のポイント
生徒が「自分を見てくれている」と実感できることを。また、「遊ぶときは遊ぶ、勉強するときはする」といったメリハリをつけて、楽しく指導する。

吉備システムを活用して
臨機応変に指導

 吉備システムを導入してから6年ほどたつ。吉備を使った授業は、まず板書を使った集団指導で文法や公式を説明し、その後、吉備の演習で、各自のわからないところの質問に逐一答える。日によって、集団で1時間使って終わる日もあるし、演習だけの日もあり、臨機応変なやり方だ。

 導入して最も良かったことは、「学習成績表」や「学習カルテ」によって、保護者が気にしている「塾で何をやっているのか」を伝えることができることだという。こういったこと一つひとつが、信頼感につながるからだ。

 「吉備システムは問題数が多いので、なかにはてこずる生徒もいますが、各自のレベルによって、できる範囲だけやることができます。それは既存の教材ではできなかったことです。成績を上げるという点でも、わかるまで繰り返しやりますから、効果があります。同じ吉備を使いながらも、生徒の成績や性格によって、一番いいやり方を考えながら、指導しています。しかも、一人で5科目を指導できるのも利点ですね。あとは私の力量なので、どうやって使ったら、吉備がもっと生きるかと日々模索しています」

●指導のポイント
まず集団で授業、その後吉備システムを使って、生徒一人ひとりのレベルに合わせた指導をする。


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