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2012/3 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 個別指導学習塾から学べ!
〜生徒と保護者の心に添った指導・運営で 約10坪の教室に生徒数75人!〜

     

個別指導学習塾 堀川紫明教室(京都府京都市北区)
塾長 山本陽一さん

1962年京都市生まれ。浪人中に漫才師・中田ボタンの一番弟子に誘われて、お笑いの世界を志し、芸能活動を経験したが、芸人になるのを断念。大阪経済大学に進学、卒業後、大手証券会社に勤務し、2000年に退社。その後、父親の会計事務所で働きながら、摂南大学大学院、同志社大学大学院を修了。2009年個別指導学習塾の塾長となる。現在、摂南大学GP、同志社大学大学院総合政策科学研究科、京都学園大学大学院経済学研究科の各非常勤講師も務める。
※塾側の事情にもかかわらず、塾を継続してもらった塾生・保護者に感謝している。

 わが子が通っていた学習塾が経営危機に陥り、前塾長に依頼されて引き継いだのが、現塾長の山本陽一さん。当時、家業の公認会計士事務所で働いており、同塾はその事務所のクライアントでもあった。異業種からの進出だったが、先入観を持たずに運営したのが功を奏し、教室の面積はわずか約10坪ながら、当初30人ほどだった生徒数は、3年目の今、75人まで増加した。担任制、平日の比較的空いている時間や土日のコース設定など、細やかで効率的な運営法に注目したい。

"神聖な道場"という印象の
塾の経営に進出

 山本陽一さんが前塾長から経営の引き継ぎを依頼されたのは、2009年3月24日のこと。

 「昔、うちの子が通っていた塾でもあり、送迎時に他の子どもたちが一生懸命勉強している姿に"神聖な道場"を見ているような印象を受けていました。依頼があった当時、私は、父が経営する会計事務所で働いており、全くの畑違いの仕事でしたが、子ども好きだったこともあって、引き受けることにしたんです」

 会計事務所での仕事は、節税や儲け方といったドロドロしたものが主で、いわば真逆の塾・教育の仕事に魅力を感じたそうだ。

 塾名は引き継ぎ前の一部を変えるだけにし、教室は600メートルほど離れたところにあるマンションの1階の約10坪(トイレを含め約11坪)のスペースを借りた。狭いが、斜め前がスーパーで、人通りが多く、しかも教室はガラス張りなので、外からもよく見えて、安心感があることが教室選びの決め手となった。こうして、わずか18日後の4月11日に開塾。

 個別指導学習塾堀川紫明教室では、教室内を背の低い仕切りで作ったブースに分け、小1から高3、既卒を対象に、講師1対生徒2〜3(講習時は1対4)による個別指導を行っている。指導面は引き継ぎ前から担当していた教室長の岡本久嗣さんと10人ほどのアルバイト講師に任せ、山本さんは管理・運営に徹している。当初、会計事務所の仕事と塾経営の両立を考えたが、それではついてきてくれた塾生に悪いと感じ、ほどなく塾経営1本に絞った。

 「家庭教師のアルバイト経験があるくらいで、私は素人だから(塾で)教えることはできない」と山本さんは言うが、教育者ではある。実は、塾経営を引き継いだ頃から、摂南大学、同志社大学大学院、京都学園大学大学院の非常勤講師(経営情報学、政策科学、経済学)を務めているのだ。保護者にとっては、そのことが信用につながっているに違いない。

生徒との距離を縮める
指導法を実践

 引き継いだ当時30人ほどだった生徒数は、もうすぐ3年になる現在、75人に増えた。教室の面積を考えると、驚異的な数字だ。

 急成長した要因の一つは、授業料の割安感。大手個別より3割安に設定している。「狭いし、設備も新しくないので、その分、安くしています。しかし何よりも、前塾長の築かれた信頼があればこそ」と山本さんは言う。

 二つ目は、指導法。競争率5〜15倍を勝ち抜いてきた同塾のアルバイト講師は、生徒が親しみやすいよう、お兄ちゃん、お姉ちゃんといった感じの大学生たちで、ブラザーズ方式と名付けている。加えて担任制をとっており、各生徒の学力・性格、保護者の要望によって、生徒・科目ごとに担当の講師を決めている。

 講師を管理・監督する立場にある教室長の岡本さん(4月より京都学園大学経済学部非常勤講師)は、「常に、講師に生徒の成績をいつまでにどれくらい上げるのかを意識させています。また、その目標を達成させるために、生徒に何をいつまでにどれくらい勉強させるのか考えさせて、その計画をもとに授業をさせています」とのこと。若い講師が熱意と責任感を持って、生徒と一緒に取り組んでいくことで成績がアップし、それが生徒増につながっているというわけだ。

 三つ目は、山本さんの塾長としての姿勢である。常に岡本さんとコミュニケーションを取り、また、月に1回実施している講師研修会では、「子どもの立場に立ち、どうしたら生徒との距離が近くなるかを考えてほしい」と講師たちに熱っぽく語る。わからないところを生徒にいかに質問してもらうかが、個別指導のポイント。その環境を作るために尽力している様がうかがえる。そして、山本さん自ら、私学フェアや各高校のオープンキャンパス・個別相談会へ行く保護者に同行する。それが保護者に安心感と信頼を与えているのだろう。これが一番大きな生徒増の要因かもしれない。

●指導のポイント
ブラザーズ方式&担任制で、親しみやすさを演出するとともに、講師の熱意と責任感の向上を図る。

●運営のポイント
何をどうしたら保護者が喜んでくれるかを考え、それを実行。

女性の社会進出を
後押しするプランも

 山本さんは、高校3年の時、当時流行していた「ひげダンス」のコンテストでテレビ出演を果たしたのをきっかけに、お笑い芸人を目指した経験を持つだけあって、話がとにかくおもしろい。根っからの芸人風で、つらい話もつらく聞こえない。この人柄だと、生徒たちに受けるはずだ。

 アルバイト経験も豊富で、水泳や体操を指導したこともある。その時、土・日曜に休むと月曜にダレてしまう生徒の姿を目の当たりにした。それを生かして、同塾では、土日の特別演習コースというプランも設定。ほかにも多彩なコースを展開中だ。そして、平日の夜8時半には生徒の数が減るので、8時半から9時半の時間帯はさらに授業料を安くしている。

 また、新しい取り組みとして、小学生専用プランを設定。「日本が国際競争力を持つためには、女性の力が欠かせません。そこで、女性の社会進出の応援をしたいと考えたんです。告知後、さっそく入塾者がありました」と山本さんは言う。このプランは平日週3回、午後4時半から7時の2時間半を同塾で預かるというもの。うち授業時間は1時間で、残りの時間は学校の宿題や予習・復習にあてることができる。

 異業種の塾運営をスタートして3年目。山本さんは現在の心境を、「塾生が変わりたい、変わらなければならないと向上心を抱き、より良い方向へ進化を遂げる時、その瞬間に立ち会えることは最高の喜びであり、それを手伝うことが塾の使命です」と語ってくれた。

●運営のポイント
多彩なコース・プランで、スペースを効率的に活用。


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