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中学・高校受験:学びネット

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2012/1 塾ジャーナルより一部抜粋

ズームアップインタビュー 九州の老舗学習塾から
「成績が日本一上がる学習塾」へ邁進

     

株式会社 昴
代表取締役社長 西村 道子さん

 開塾から40年以上。福岡・熊本・宮崎・鹿児島の4県で計79教室を展開し、今や全国規模の学習塾に成長を遂げた昴。幼児から高校生までの一貫教育で、約1万2,000人(2011年夏現在)の生徒を抱える。「全九州模試」などの各種模試や、高い指導力を約束する「プロコーチ制」などを特長に地域の信頼を獲得し、公立学校への出張授業をはじめ、新しい展開も生まれている。5年前の代表就任以来、数々の改革を成し遂げてきた西村道子代表に、今後の昴が目指す方向を聞いた。

全九州模試への信頼が
新しいビジネスへ展開

―― 3年前のインタビューで、全教研さんと全九州模試をスタートさせると伺いましたが、その後はいかがですか。

西村 共催という形は解消しましたが、もともと昴単独で年に数回行ってきた模試ですので、昴にとっての重要性は変わっていません。中学生対象の「全九州模試」は、第一志望校の正確な合格可能性判定ができます。模試の成果もあり、合格実績は、地元鹿児島のトップ公立高校の約6割を占めています。また、小学生対象の「全九州学力テスト」は、学校で教わっている内容がきちんと身に付いているかどうかの判定ができ、教科書レベルよりやや難しくなっています。これらの模試は30年以上続けてきたので、かなり浸透してきました。現在、1回に約1万1,000人が受験しています。

―― 塾生でなくても受験できますか。

西村 はい。一般の外部の子どもたちの受験は大歓迎です。子どもたちの学力については、保護者だけでなく、学校現場でもかなり心配なさっているようで、模試を受けてくださる公立・私立の小・中学校が増えています。また、模試をきっかけに、宮崎の綾町からご依頼があって、3年前から放課後の出張授業をしています。昨年に引き続き、今年の春の高校受験の合格実績も非常に良かったので、大幅アップの町の予算を組んでいただきました。この話が伝わって、五ヶ瀬町からも授業のご依頼がありましたが、交通事情が難しい所なので、当面は【全九州模試】を受けていただいたり、その解説授業を行っています。

 このような離島や辺地など教育環境に恵まれない場所でも、インターネットやオリジナルのCD付きテキストを使って、昴の授業が受けられるようにしたいと、いま計画を進めているところです。

―― やりがいのあるお仕事ですね。

西村 地域に根差し、地域の方から「昴でなければ」と言っていただける信頼を得られるように仕事を進めて参りました。自治体で予算を組んでいただいて、子どもたちに授業ができるというのはありがたいことです。

社員も驚く独自の研修内容
代表自らコーチを育成

―― 売上高についてお聞かせください。

西村 現在やや減収で40億円を切っていますが、経常利益はプラスになっています。これまで自社物件が多かったのを賃貸物件にシフトし、銀行に低い金利で融資していただいたり、光熱費の節約など、細かいことから一つひとつ検討して、経費を節約した結果です。

―― 前回のインタビューでは、「全教場黒字化」を目標にしていらっしゃいましたね。

西村 私どもの仕事は教室長で決まります。それで、教室長と教室長候補の研修に力を入れています。教室長を育てるのが、私の一番の任務ですから。それが教室の黒字化と子どもたちへの教育の向上へつながっていきます。

―― 代表自らとは、どのように研修されているんですか。

西村 こういう力が欲しい、と思ったら、それをどういった形で見て、育てればいいかを私なりに考え、半年かけて行っています。一般的な研修とはかなり違うので、みんな、面食らっているようですね(笑)。例えば、今は、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の全文をメールで送って、私に聞かせられると思ったら、電話をかけて朗読しなさいという宿題を出しています。朗読させるその目的は何かがわかれば良い朗読になりますし、また思考力や胆力や仕事に必要な力なども見極められます。いま毎日、電話が1本かかってきている状況です。10項目に分けて採点していますが、見当外れで5点の朗読から、満点に近い朗読までさまざまです。こういう宿題を出すと、事前準備も10回程度読んで、電話をかけてくる教室長もいれば、200回も練習している教室長もいます。朗読の本を買ったり、ラジオを聴いたりと、工夫する楽しさを実感している教室長もいて、私自身としては、こんな良いところがあったんだと、普段見えないものも見えて、楽しい研修になっています。

―― 研修で点数が低い場合はどうなりますか。

西村 教室長候補の場合は、まだ教室長レベルに達していないので、1年間勉強してから来年再挑戦しなさいと告げます。教室長の場合は、1回の研修で決めるわけではありませんが、他の条件と総合的に判断した上で、交代もあり得ます。子どもたちをお預かりした以上、その子どもたちを育てられないレベルでは申し訳が立ちませんので。

―― 手間をかけていますね。

西村 それでも、プロコーチを育てないといけません。彼らが育っていい教室になれば、生徒が増え、結果的に給与や賞与などの報酬に反映されるので、社員の幸せにもつながっていきます。

―― 昴では、その他の研修にも力を入れていますね。

西村 教科研修は年間を通してやっていますが、報酬に反映される研修としては、年2回の「昴ライセンス」と「授業アンケート」があります。アンケートでは、生徒の支持が新入社員は50%、社員は60%ないと合格できません。このふたつの基準をクリアすると、「昴プロコーチ」と認定された上に、「スーパープロコーチ」の受験資格が与えられます。できれば、全員にスーパープロコーチになってもらいたい。

 スーパープロコーチはさらに、B、A、Sの3ランクに分かれていて、スーパープロコーチには手当てが付きます。毎日の授業で手一杯というレベルではSにはなれません。Sは中学部の講師なら、高校レベルや大学入試レベルの内容も理解した上で、いま教えていることとのつながりを考えられるなど、あらゆる観点から教えられる人材。合格はかなり難しいので、現在3人しかいません。

―― スキルが報酬に反映されるので、講師にとっても明快ですね。教室の展開はどうお考えですか。

西村 新しい教室を数多く展開したいのはやまやまですが、教室のレベルを落とすわけにはいかないので、教室長候補を育てるペースを早めたいと考えています。今は二桁の教室長候補がいる状態ですが、外部の力もお借りしていく予定です。

 形態については、まずは個別指導を先行し、集団教室も積極的に展開していく予定です。

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