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2012/1 塾ジャーナルより一部抜粋

河野優の超〜塾長爆裂対談

第19弾:第三学章 今津 大輔 塾長

河野 優(こうの まさる)
[ 学習塾経営研究会 主宰 ]
大学を卒業後、大手通信メーカーに入社。そこで国際向け電子交換機のプログラム開発に携わる。30歳の時に、一身上の都合で地元に帰り、縁もゆかりもない場所で塾(開進スクール)を立ち上げる。塾を立ち上げた翌年より、学習塾ニュースの配信開始。現在の読者数は、約1100名。
その後、学習塾経営研究会を発足、全国の塾長のためのネットワークを構築。
主な活動には、千樹会(100人会の姉妹団体)代表幹事、学習塾経営セミナーの開催、100人会の主宰。塾ジャーナルに「1年間で生徒数100名に!」を執筆。

第三学章 今津大輔 塾長:(大阪府大阪市住吉区)

現在の形にして3年。今では約100名の生徒が通う塾に成長。現在は、町内No.1の塾となり大手塾の会議にも、その名前が上る程、マークされている模様。ニッポンの次世代元気100塾の1つである。

河野(──以下同) 今回は、大阪市住吉区にて少人数制の塾を経営されている今津先生です。早速ですが、前回の千樹会に来て頂いて、いきなり注目を集めた(笑)わけですが、その理由は何だと思いますか?

今津 何でしょう?集団でも個別でもないということですかね?(笑)

── 多分、その通りと思います。1クラス5名までの少人数制での指導というのは、あまり聞きませんね。

今津 河野先生も実は、同じような塾を経営されているとお伺いしていますが・・。

── 実は・・(笑)それでは、なぜこのような形になったのか?ということからお尋ねしてよろしいでしょうか?

今津 まず、最初は一斉指導塾だったんですね。5名からのスタートでした。1年で25名くらいになりました。しかし4月には16名まで落ち込みまして、これは手を打たないといけないということで、月謝を下げたのです。1科目5,000円、単科取りを認めるという形です。するとお客の層が今までに経験したことのないような層が来まして、かなり苦労しました。それでもやはり25名くらいにはなったのですが結局は、4月にまた元通りの人数になり、いよいよどうする?という時に、ちょうど新中2生が5名ということもあり、なら5名で1クラスにしてしまえと、どうせ新中1は、もっと少ないし・・と。実際は、これがスタートですね。

── なるほど。すると1クラス5名にしたわけですので、バイトが必要になりますね。その辺りはどうですか?

今津 河野先生と非常によく似たことを考えていると思うのですが、とにかくバイトは、時間ギリギリでかまわない。また時間になれば、スグに帰ってよいという形にしています。そのかわり、授業の質を下げないために板書計画は、全員に同じものを渡しています。指導方法などは、各先生にお任せしていますが、授業のポイントや絶対に外してはいけないところなどは、確実に指導出来るように工夫しています。

── それは非常にいいですね。私の塾では、ちょっと違いますが基本的な考え方(バイトで高品質の授業)は同じです。

※今後、教育カリキュラムの改定、特に高校生の理系の改定は、個別指導塾には大きな問題となります。多くの塾では映像を導入せざるを得ないと思いますが、それでも対人サービスである塾においてバイトの動きや質は、塾の生命線になります。一方、バイトも時給だけで来てもらえるわけではありませんし、また研修をするにもお金(バイト代)がかかります。少ない研修でいかに高品質の授業、指導を行うのか?また学生バイトに全てを投げるわけでなく生徒管理や成績管理、及び実際の科目の成績アップまで教室としてキチンと道筋をつけられることが、今後、バイトを使う塾の成功と失敗の分かれ目になると思われます。

── さて今後の展開ですが、先生はどうお考えですか?

今津 もともと小集団の一斉授業ですので広さもあまり関係なく、隙間に出せればいいな?と考えていたのですが、河野先生はじめ多くの塾長先生と話しをしているうちに、やはり1教室で200名くらいにまずはしようという気になっています。

── 本丸を作るということですね?

今津 そうです。最初は100名程度の塾を多く出そうと思ったのですが、それだとスクラップ&ビルドの繰り返しになりますよね。しかも、河野先生のおっしゃるように200名にした事がないと、生徒200名にならないわけですので生徒100名で多店舗をすると、どうしてもその人数以下の小さい塾が出来るだけになり結局は、弱い塾になりますよね。なので、まずは自分のいる本校を200名にまで持っていこうと、まさに先生のいう本丸を作るということですね。

── 店舗展開するためのスタッフは、どうされますか?

今津 現在、正社員は1人います。元保護者の方なのですが、これからは、社員も増やしていかないとダメですね。

── 社員を増やすときに気をつけて欲しいことは、あまり先走って社員を取らないということです。売り上げと明確に関係のある物と言えば、宣伝広告費と社員数なのですが、宣伝広告費は、先行投資という考え方が割りと当てはまるんですね。

 一般的に売り上げの8%が宣伝広告費といわれますが例えば売り上げ2,000万円なら160万円は宣伝広告費として使えると。しかしここで3,000万円の売り上げが欲しいなら、2,000万円しかなくても、3,000万円の8%である240万円を使うと、まぁ、そのくらいの売り上げになると。

 しかし人件費に関して言うと、今、2,000万円の売り上げの仕事を2人でしてますと、そこで1人入れると2,000万円の仕事を3人ですることになり、約700万円弱の仕事ですね。で、仕事を覚えたからと、どこかに行かせたり、仕事を増やしたりすると、怒ったり、やめたりするのも出るんですね。今までは、これだけの仕事量でこの給料だったのに、なんで仕事量が増えて給料変わらないの?と。こちらは先行投資の意味合いで先に給料の実質「先払い」をしていた意識なんですが、それが伝わらないんですね。よって基本的には2人でどうしても回らないくらいになったら3人目を入れる。と、同時に先生がなるべく抜けて塾長としての仕事に少しづつ軸足を動かしながらやっていくということが大事ですね。

今津 なるほどですね。しばらくは、このメンバーでフル回転します。(笑)

── さて最後に5名までのクラス授業ですが、地域の方々にはどんな風に思われてますか?

今津 3年してやっと浸透したということでしょうかね。実は同時に月謝も引き上げました。そしてポスティングから折込に変え、チラシもきれいなものにしたのですが、明らかに客層も変わりましたね。今までならば地元大手に行くような層の生徒が増えてきています。また明らかに個別は高いのでイヤだけど、集団は、あまり質問も出来ないし、授業についていけるかどうか不安、もしくは自分と合わない生徒がいるとイヤだ・・みたいな層に対してうまくマッチしていると思います。

── 実は千樹会でも注目を集めたのは、一斉の塾も個別の塾もある意味、否定された気がしたからですね。(笑)

今津 そうかも知れませんね。(笑)でも、河野先生は、そこを狙ってるわけでしょ?

── その話をここでするとあまりにも過激になるので、今回はスルーしますが、効果と効率そのバランスを今、保護者や生徒はかなり厳しく見ていることは事実ですね。特に大学受験と中学受験は、その傾向が強いです。一方、価格訴求力が今だに使えるのは中学部(公立高校を受験する層)です。これは、まだまだ安い塾が出てきますよ。今では広島のWなどが有名ですが、まだまだ下がりますね。多分。(笑)

今津 そうですか。私としては安い塾にする気はないんですね。もっと言えば、5名ですと一斉と違って授業に参加しているという意識が子供たちに出てくるんです。当事者意識とでも言いましょうか・・。また個別だとどうしても生徒と先生がなぁなぁになりがちですのでそれもどうなんだかな?という感じでしょ?よって密度の濃い授業と私は言ってますが、子供も講師も当事者意識を強く持った授業を提供しているわけですので、それだけの月謝は頂くということですね。

※第三学章とは不思議な(インパクトのある)名前だと思ったのですが、音楽(クラシック)をされるとのこと。大手塾に長年勤めていたこともあり、既存塾の問題点も理解されているからこそ、あえて新しい形を提案するのでしょう。私自身は、個別も集団も今後は互いに歩み寄り、あまり区別がつかなくなるのではないか?と考えていますが、今、まさにそのような塾を体現している塾と言えるでしょう。

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