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2011/9塾ジャーナルより一部抜粋

ベスト・オブ・塾検を見てみよう!
講師検定集団指導1級合格者
最高得点者模擬授業映像を上映

  主催:社団法人全国学習塾協会/平成23年6月12日(日)
於:アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)
 
 2008年度より(社)全国学習塾協会が実施している「学習塾講師検定」。昨年、初めて集団指導1級の試験が行われ、初年度の合格率としては17%という非常に狭き門となった。

 同協会では6月12日(日)に、「ベスト・オブ・塾検を見てみよう!」という最高得点を獲得した模擬授業ビデオを見る勉強会を開催。1級に必要なものは何かを振り返ると同時に、最高得点者2人を招いての表彰式も開き、健闘を称えた。

 今回、1級試験において最高得点を獲得したのは、ING進学教室(東京都青梅市)の長谷部浩先生と福村裕紀先生。ING進学教室としては、同じ塾からトップ2人が選出されるという快挙を達成した。

 模擬授業上映と表彰式に先立ち、同協会の伊藤政倫会長より挨拶があった。

 「平成17年の内閣府の調査では、塾の先生と学校の先生では、どちらが授業がうまいと思うかというアンケートが実施されました。結果は『塾の先生のほうがうまい』と答えた方が7割いました。翻って考えますと、私ども塾講師が本当に国民の7割が期待するほどの力を持っているのか、と考えさせられた調査でもあったわけです。

 この塾講師検定制度は、私どもが5年かけてつくってきたものです。本協会が、今後とも塾業界において、公平・透明性をもった公益法人であり続けるためにも、大事な柱となる事業でもあります。今回初めて1級の検定を実施し、今日は優秀な成績を収めたお二人にいらしていただいております。このような若い先生の存在はとても頼もしいことです。若い方がどんどん塾業界を目指してこられるような希望を込めて、挨拶に代えさせていただきます」

 次に、岡田保雄副会長から「1級とは何か」についての話があった。

 「1級の初めての試みとなり、私たちも審査する立場として勉強をさせていただきました。塾講師検定1級で求められるのは、生徒を引きつける力があること。そして、生徒が十分理解できる授業をしているか、ということです。そんな講師の姿からオーラが見えるものです。皆さんも最高得点を獲得した模擬授業のビデオを見て、これはと思うものをつかんで帰っていただきたい。学校の先生と比べられることの多い塾講師ですが、やはり塾の授業は学校の授業とは違うと思っていただけるよう、協会全体として邁進していきたいと思っています」

 映像上映に先立ち、内藤潤司常任理事より、22〜23分の授業ビデオを12分に短縮してあること。実際の審査は3人の審査員によって行い、合計点を採る形で採点されたことが解説された。

 最初に上映されたのは、長谷部浩先生の「社会」の授業。授業は「導入」「展開」「まとめ」の3つに分けて採点されるが、導入部分で長谷部先生は歴史クイズを出題。ヒントは「265年」「三つ葉葵」「参勤交代」。答えは「江戸時代」で、この授業が「幕藩体制の成立」について勉強することをスムーズに結びつけた。

 さらに展開として、長谷部先生は265年も江戸時代が続いた理由を解説。将軍家が全国の石高の4分の1を吸い上げ、経済力を蓄えていたこと。さらに「武家諸法度」を定め、大名統制を行ったことが要因だと説いた。

 まとめでは、「武家諸法度」「農民統制」「大名統制」というキーワードを取り出し、「テストにもよく出るから覚えておくように」と念押し。重要な部分を取り出し、テンポよくまとめる手腕がうかがえた。

 次に上映されたのは、福村裕紀先生の「国語」で古典の文法についての授業。苦手な生徒も多い古典を得意な科目にするため、英語を学習する時のステップを応用するとよいと提案した。英語の学習は通常「単語→文法→長文」と進んでいくが、この方法は古典にも有効だという。英語に絡めて、古典の概念をスムーズに導入していった。

 展開として、係り結びの法則(「連体形」「已然形」)の説明をした後、まとめは「生徒に歌ってほしい歌があります」と呼び掛けた。「『ぞ』『なむ』『や』『か』は連体形。『こそ』は已然で結び『けれ』」という歌を紹介し、節をつけて何度も声に出した。暗記も生徒が簡単に覚えられるような工夫が凝らされていた。

 表彰式では伊藤会長より表彰状が手渡され、インタビューも行われた。長谷部先生は社会の暗記について工夫していることは何かの質問に対し、「言葉の語呂合わせにも意味がありますから、体育系の男子、落ち着いた女子など、来ている生徒に合わせて使い分けることを意識しています」と答えた。

 福村先生には「今日紹介した歌は、学生時代に習った歌の模倣ですか?」という鋭い質問も。福村先生は「原文は私が中学時代に習ったものですが、今の生徒が覚えやすいようにアレンジを加えています」と答えた。

 最後に参加者から大きな拍手が送られ、閉会となった。

 ING進学教室を運営する株式会社学光社代表の岡田弘行氏は、今回の快挙についてこう語る。

 「私どもの塾では全員が2級を取得しており、1級合格者は本日表彰していただいた2人を含めて5人います。この制度が始まった当初から、塾講師検定の意義を全講師にきちんと伝え、考えを共有できたことが大きいのではないでしょうか」

 最高得点での合格についての感想として、「嬉しく、そして光栄であると同時に、いい意味でのプレッシャーを感じています」と福村先生。長谷部先生は「自分にいま何ができるのか、再確認できるきっかけになりました」と語る。

 お2人に1級合格に必要なものは何かを伺うと、「他の人からのアドバイスを素直に聞ける心」と「ベテラン、若手に関係なく、意見を言い合える環境」という答えが返ってきた。同塾では年齢や講師歴にかかわらず、活発な意見を出し合いながら研修を行っているという。こうした塾内の雰囲気づくりも重要で、「一人の力で1級合格を勝ち取るのは難しい。他の人から指摘を素直に聞いて、改善することが必要」と話してくれた。

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