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中学・高校受験:学びネット

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2011/5 塾ジャーナルより一部抜粋

緊急特集 個別の波に乗り、生徒数増
躍進の秘訣は人材の配置と育成法

  個人別指導塾 フルスイング
株式会社フルスイング プレップ 代表取締役 木曽 竹一郎氏
 
     
 大阪府岸和田市を中心に、大阪南部の駅前で個人別指導塾を展開して13年。12年連続で、私立高校に全員を合格させた実績を誇るフルスイング。大手塾が集中する地域で躍進を続ける秘訣は、適材適所を見極めた人材の配置と、やる気を喚起する人材育成法にある。スタッフは、20代の女性を中心とした若い人たちがほとんど。その中から、和泉大宮校の教室長・中田裕子さん、春木校の副教室長・横山愛さん、広報担当・寺崎真奈さん、そして、代表である木曽竹一郎さんに生の声を聞いた。


新卒で教室長に抜擢
目標は、勉強習慣の確立

── 新卒で、いきなり教室長に抜擢されたとのことですが。

中田 大学1回生の時から、当塾で講師のアルバイトをしていました。卒業を前に教室長就任を打診され、今年4月に正社員として入社すると同時に、和泉大宮校を任されたわけです。不安もありましたが、塾長が後押しをしてくれましたし、やりがいのある仕事なので、挑戦してみることにしたのです。アルバイト時代から担当していた生徒の一部は、今も引き続き、指導しています。

── 教室長としての仕事内容と目標を教えてください。

中田 メインとなる仕事は40人の生徒への講師の配置です。生徒と講師の相性、生徒と保護者の希望・意見を考慮して、決めています。月2回行われている5教室の教室長会議は、他教室の運営法などを学べるいい機会です。
入塾当初、勉強する習慣がない生徒が多いんです。目標はそんな生徒たちに、勉強の習慣を付けさせることですね。そのため、勉強の仕方を伝えたり、わからないところを生徒が納得するまで教えて、前に進む手伝いをしたりしています。それが、結果として成績アップにつながると思います。

教室長をサポートし
一人ひとりに合った授業を

── 副教室長になる前は、アルバイトの講師だったのですね。

横山 大学を卒業後、フリーターを経て、当塾の事務員募集に応募したところ、面接で、講師にならないかと言われたんです。教えた経験はありませんでしたが、楽しそうだったので、やってみることにしました。指導に当たっては研修もあるうえ、教室長が指導法や教材など、いろいろアドバイスしてくれます。私が指導した生徒が理解してくれて、問題を解いているのを見るのはうれしい。毎日楽しいですね。講師の仕事が自分に合っていたのかと思います。1年間のアルバイト講師のあと、今春、準社員として春木校の副教室長になりましたが、引き続き、授業も担当しています。

── 授業、教室作りについての抱負を聞かせてください。

横山 生徒によって性格はもちろん、理解力などもバラバラなので、一人ひとりに合った授業をしていきたいですね。
春木校の教室長は同い年の女性で、とても尊敬できる方です。教室長のサポートをするとともに、他の教室の良いところを見習って、より良い、楽しい教室作りを目指したいと思っています。

フットワークを発揮し
目的に合わせたチラシ制作

── 教室長を経て、塾全体の広報を担当されているそうですね。

寺崎 講師のアルバイトのあと、正社員になると同時に和泉大宮校の教室長に就任し、半年間務めました。現在、広報担当で、仕事のメインはチラシ作りですが、以前から担当していた和泉大宮校の生徒の一部は、私が指導しています。
手作りのチラシ制作にあたっては、塾長と話し合ってテーマを決め、各教室にリサーチをかけて情報収集し、集めた記事をパソコンで仕上げています。新聞折り込みのチラシは私が原稿を作って、制作を外注しています。手作りしたチラシを中学校前で生徒に直接配ったところ、その当日に反応があったと聞き、うれしかったですね。

── 今後、広報の仕事をどう進めていきたいと考えていますか。

寺崎 フットワークが必要だと思います。チラシ制作の作業効率を上げて、スピーディーにいろいろな広告を打ち出したいと考えています。全教室共通のチラシ、各教室のカラーに合わせたチラシ、中・高生別など、目的に合わせた広告作りに努め、フルスイングに合う生徒の心をつかむ広報活動をしたい。そうして、各教室の生徒の入塾に貢献したいですね。

代表・木曽竹一郎氏が語る
ポイントは、教務・経営両面の
力を備えた人材の育成

柔軟性のある若いスタッフを
多く採用

 自塾のスタッフ採用にあたっては、面接で人間性を見て、例えば、事務職希望であっても、講師として採用することもあります。採用3ヵ月後、適任と思えるスタッフとは、長時間にわたる面談を行い、副教室長や教室長への昇進について話し合います。

 副教室長や教室長になるには、教務面と経営面の力が必要ですが、最初から両方兼ね備えている人はまずいません。そこで、不得意科目があれば、生徒同様勉強するというふうに、苦手分野について学んでもらい、講師活動と並行してスキルアップしてもらうという考え方です。
フランチャイズ方式の大手塾は、経営面で秀でているため、それに対抗して発展するためにも、私一人より、周りに力のあるスタッフがいたほうがベターです。そこで、柔軟性のある若い女性スタッフを多く採用し、力を発揮してもらっているというわけです。正社員、準社員に分けて、待遇面で差をつけ、給料や賞与は4段階評価で査定。その理由を明確に提示して、やる気を喚起しています。

目標生徒数500人
新教室開塾も視野に

 3月末現在、生徒数は378人。4月以降、さらに増える見込みです。
増加の要因は、昨今、個別指導の波がきていることですね。自塾でも対象生徒を限定して、土・日曜には、集団授業を実施していますが、基本は個人別指導。自分の習いたい科目だけ習って、時間も融通が利くという合理的なシステムが、生徒・保護者に受け入れられているのだと思います。
もうひとつの要因は、授業料の値頃感。大手と比べると、フランチャイズ料が不要な分、低料金となっています。
今後、生徒数は年間2割増が目標。新教室も開塾し、500人をめどに、無理のない範囲で増やしていきたいと考えています。

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