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2010/11 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 青山ゼミナールから学べ

 

青山ゼミナール(京都府宇治市) 塾長 上野 健児 さん
兵庫県伊丹市に生まれ。大阪私立桃山学院高校に進学。
青山学院大学文学部教育学科卒業後、証券会社に就職。その後、天職でないと気付き退職。、「学習塾青山ゼミナール」を伊丹市で開業。 2000年に、インターネットプロバイダ「青山インターネットサービス」を設立。同時にパソコン教室も併設し、資格試験「P検」「Microsoft Office Specialist」の試験会場に認定され、約1,000人の受験者の試験監督を務める。2004年に宇治市伊勢田町に移転し、ゼロから「学習塾青山ゼミナール」を再出発。

 
     

冷静さと情熱を持つ教育者が開拓
デジタル教材「天神」「@will」を使った自立型個別

 大学で教育学部に在籍するも、卒業後は証券会社に就職。新入社員の時代から、会社や顧客からも信頼を得ていたが、「自分がやりたかった仕事ではない」との意識が強く、教育職に就くことを決意した上野健児塾長。そして、退職後に兵庫県伊丹市で開塾。国立高校や有名私立高校合格など、高い実績を上げたのが青山ゼミナールの原点である。その後、現在の京都府宇治市に移転。新たな土地での生徒確保のためにありとあらゆる教材や指導法を研究し、デジタル教材を利用した自立型個別指導を確立した。だが、人気が徐々に広がっている現在も上野塾長は次の情報を集め、常に時代を先取りする開拓者である。

口コミだけでは新参者は勝てない
すべての教材を徹底研究して導入

 上野健児塾長が京都府宇治市へ移転し、青山ゼミナールが本格的に始動してしばらく、大きな広告宣伝や積極的な集客活動は行われていなかった。

 「伊丹では口コミで生徒が集まっていたので、私自身、過信があったのだと思います。そのため、移転後も伊丹のときと同じように、塾生が自ら来るのを待っていました。しかし、伊丹では例年70人近くいた塾生が20人前後しか集まらず、集客努力をしなければいけないことに気付いたのです」

 このままではいけない、そう気付いた上野健児塾長の行動は素早かった。

 宇治市は自然や文化に恵まれ、さらに京都という大きな街に隣接しているため、教育環境はすこぶる良い。しかし、昔から住む住民の多くは保守的であり、新しい塾は警戒される。そのため、一斉授業では他の塾に勝てないと考えた上野塾長は、ありとあらゆる教材研究や情報収集を行った。導入してからも駄目だと思えばすぐ切り替える。個人塾の機動力を最大限に生かした戦法だった。

 一旦、方向転換を行った個別指導だが、講師の能力差や人件費の増加、追加授業による授業料増加など、マイナス面が多く、大きく伸びる分野ではないと判断することになる。そして、暗中模索する中で見つけたのが、ネット配信による映像使用型授業。現在の自立型個別指導のシステムだった。

 数あるデジタル教材の中から上野塾長が選んだのが、小学生対象に『天神(株式会社タオ提供)』、中学生・高校生対象に『@will(株式会社さなる提供)』の2種類。どちらも保護者に大きな負担となるほどの金額ではなく、しかも内容が非常に充実しており、生徒の心もつかみやすいというのが決定打となった。

 「この地域ではまだデジタル教材は浸透していませんが、今後、公教育が全国的にデジタル化へ大きく移行するという情報も出ています。しかし、公教育や他塾がそうなってから導入を考えていたのでは、日々進化するIT時代では時期を逸してしまうでしょう。そのため、当塾も今は『天神』や『@will』を使っていますが、時代の変化とともに地域性や生徒のニーズに合ったデジタル教材を常に模索しておく必要がありますね」

 近い将来、紙と鉛筆が教室から消えると言われる時代、いかに時代を先取りし、より良いものを安価で提供できるか、それが塾の生き残りを決めるのだと、上野塾長は熱く語った。

●運営のポイント
1.塾移転後、新しい環境に合わせ、新たな分野で顧客獲得に乗り出す。
2.個人塾ならではの機動力を生かし、検討→決定→導入を短期間で行う。
3.デジタル教材を吟味して入手、自立型個別指導へ移行する

塾選択時の鍵
新指導要領教科書準拠の時代を先取り

 政府は来年度より、新指導要領を実践することを決定した。新しい指導内容は、事実上のゆとり教育撤廃形式。今までよりもかなり内容が多く、学校の授業を100%理解することができれば、相当の実力が付くと考えられている。

 ただし、生徒の学習負担はかなり増え、学校の授業だけでは教科内容の理解に苦しむ子どもたちも増加すると考えられる。そのために上野塾長が主張するのが、教科書に添った学力フォローだ。今までは学校とは異なる塾オリジナルの授業がもてはやされたが、今後は教科書準拠が主体となり、いかに教科書の内容を理解させ、応用する力を付けさせるかが、塾選択時の鍵となると語る。その点において、『天神』は徹底した教科書準拠の教材で、十分に理解を促し、知識と実力が身に付けられるようプログラムされている。さらに小学生の中には、通常授業だとすぐに投げ出す子が集中して受けていることも多い。これは、『天神』の内容が小学生の心をつかむ技を心得ているからとも言える。

 「『天神』の画面は非常にシンプル。複雑になっていない分、子どもたちにも理解しやすいのでしょう。また、問題集や教科書だと、ページをめくれば、後ろのほうにいくほど難しいとわかってしまい、勉強を進めるのが嫌になることもあります。しかし、『天神』は画面の問題をクリアしなければ、次はどんな問題なのかがわからない。その分、常に新鮮さが保て、子どもの興味を削がず、引きつけておける利点もあります」

 一方、@willの映像の講師は、販売元の大手塾が厳選した一流講師。講義にストーリー性を持たせ、時間内に完結させることで、一区切りの内容を生徒の頭に染み込ませ、理解を容易にさせる。さらに生徒は、プリント学習で反復練習を繰り返すことによって自ら努力するようになり、通常の授業や試験でもそう簡単に諦めない精神が育つことになる。また、習熟度が低く、映像内容のレベルに追いつけない生徒には、講師を配置し、授業フォローを万全に行う体制が敷かれている。

 今後、どのような大手塾が進出してくるかはわからない。自転車で通える距離に、同じ授業時間数、同じ指導教科で安価に通える大手塾ができれば、保護者の目はそちらへ向くことは簡単に予想できる。これを回避し、塾生を獲得するには、経営のスリム化が必須だと上野塾長は語る。

 「もし大手塾が近隣にできても、経費をできる限り押さえ、講師の能力に頼らず、効率的な授業展開のできる塾に移行できるようにしておく。また、時代が変わっても保護者が望むのは、『成績アップ』『子どもが退塾したがらない』の2点なのですから、それを外さない塾運営をしていれば、当塾のような個人塾も存続は可能でしょう」

 今後の塾業界を冷静に見極め、安定した運営を考える上野塾長。証券マン時代の分析力と教育者の熱意を合わせ持つ力強い塾長である。

●指導のポイント
1.来年度からの新指導要領に合わせ、教科書準拠となる『天神』を利用して指導を行う
2.デジタル教材のレベルについていけない生徒には万全のフォローをする

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