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2010/5 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 個別指導塾フルスイングに学べ!
大手塾に負ける気はしない! 成功の秘訣は『システム化しない』こと

 

木曽 竹一郎 さん
株式会社フルスイング プレップ(大阪府岸和田市)
代表取締役

愛媛大学法文学部法学科 卒業
平成10年4月 開塾

 
     
大阪府南部で、駅前に限って教室を展開する個別指導塾・フルスイング。塾長である木曽代表は、「自ら楽しめる仕事がしたい」と安定した公務員の座から塾業界へ転身したチャレンジャーである。大手塾から独立して、当時まだ少なかった個別指導塾を開塾してから10年。大手塾も数多くある地域で、毎年多数の塾生を集め、高い人気を誇るフルスイングの魅力を岸和田本校にて取材した。

無理のない経営・人事
感情を大事に、子どもにあった指導を

 岸和田市を中心に大阪府南部で5教室を構える個別指導塾・フルスイング。“駅前の個別指導“をコンセプトにしており、展開している全教室が、駅よりすぐという恵まれた立地である。『何もないところにぽつん、と建っていても塾生は来ない』という運営理念によるものだ。しかし、そういう場所だけに、同業は近所に多い。特に岸和田本校の周辺には、大手塾も開校しており、個人塾を含めると相当数の塾が展開、しのぎを削っている。しかし、その中で負ける気がしない、と塾長である木曽竹一郎代表は胸を張る。

 「大手塾は大きな利益を、他の個人塾はさらなる展開を求めて、できる限りの力を振り絞っています。一方、当塾は経営・人事ともに無理をせず、子どもたちを伸ばすことを念頭に塾運営を行っています。ですから、力尽きるギリギリまでやっている他塾に比べ、余裕がある。それが負ける気がしない理由のひとつですね」

 開塾前は、大手塾で個別指導部門を担当していた木曽代表。徐々に生徒数を伸ばしてきたものの、見込みありと考えた本部から厳しいノルマをかけられた。そのノルマ達成について悩んでいたとき、木曽代表を救ったのは、尊敬していた先輩の言葉だった。

 「生徒の増やし方を聞いた先輩の答えは即答で、『そんなこと簡単じゃないか』でした」

 動物と仲良くなるには、自分から精一杯『好きだ』という感情を示し、そして仲良くなったら、何をすれば良いか・悪いかをしつける。表現は悪いが、これは人間の子どもにも当てはまるというのが、木曽代表が先輩から指導されたことだった。子どもたちに愛情を示し、そして信頼関係が結べれば、良いこと・悪いことを厳しく指導する。だが、そのときに大事なのは、子どもの心情を思いやり、同じ目線で話すことだと考えていると、木曽代表は語る。そのため、フルスイングでは教務システムを採用していない。基本となる経営や運営でのシステムは必要だが、教務に関しては、システムよりも感情を大事にする指導を続けている。

 この指導に引き寄せられて、子どもらは続々と集まり、開塾11年目を迎える今年、新たに開いた教室も合わせて5教室で約300人の塾生という規模に達した。

 「毎年この時期(3月末)は卒塾生が増えるので、塾生数がいったん減りますが、それでも約300人は残っています。ですから、これからの季節でさらに増えると予想しています」

 入塾のきっかけは、年3〜4回配布するチラシと口コミが同数。このことからも、その人気の高さ、信頼度の強さが推し量れる。

●運営のポイント

  1. 教室展開を駅前に限定し、通塾の便と環境の良さを両立する。
  2. 大手塾や他の個人塾にはない、ゆとりのある運営で、生徒指導に余裕を持って当たる。
  3. 生徒募集には愛情を、入ってきた生徒にはしっかりとした指導を行い、信頼関係をしっかりと築く。

女性を中心に生徒の力を引き出す 個別にこだわった指導

 木曽代表の次に人事や運営を考える幹部は、5教室の教室長。しかし、この教室長は1教室を除いて、すべて女性職員が担当している。これもまた、木曽代表の経営方針のひとつだ。

 「生徒の目線に立って、共感できる言葉で導き、一人ひとりの能力を引き出していくのは、男性より女性のほうが優れていると感じています。また、年齢が若いほうが、生徒が共感しやすい。そういう面でも、当塾の教室長は20代を中心とした若い人材を揃えています」

 このインタビュー当日、紹介された教室長は皆若い女性ばかり。中には、今年新卒採用されたばかりの大抜擢を受けた教室長もおり、木曽代表のいる岸和田本校で自らも学びながら、教室運営と生徒指導に当たっている。そして、どの教室長も自分の未熟さを克服しながら、「楽しく学べる空間作り」「子ども・保護者関係なく、この塾で学びたいと思われる教室にしたい」「授業がなくても、自習室で自主的に学びに来てくれるようになれれば」と、生き生きと抱負を語っていた。

 アルバイト講師は全教室合わせて約70人、また毎年2人程度は新卒生を入社させており、人材の採用は木曽社長の判断によるものとなる。ただし、配属は採用決定した新人の履歴書を各教室長に流し、欲しい人材であれば手を挙げる方式をとっている。

 「各教室の講師数が多いので、人材にかかる費用を考えると、一斉授業のほうが…と言われることはあります。しかし、私自身が大手塾で個別指導を担当していたこともあり、一斉授業の時間配分の難しさや多くの人数を指導できるような講師の人件費を考えると、そのほうが厳しい。受験寸前の講義や定期テストの特訓は一斉授業で行っていますが、それ以外は、人数を制限した個別指導のほうが、静かな環境で生徒の集中力も切れにくいのです」

 また、人数が伸び悩んでいる教室長は、伸びている教室へ見学に行き、何が良いのか、自分に何が足りないのかを研究することも義務づけられる。

 『愛情と厳しさの二面性を持つ講師』……木曽代表が求めるこの講師の姿が、岸和田の地で、今後も続々と生まれていくに違いない。

●人事のポイント

  1. 子どもの目線に立てる、指導力のある若い女性を中心に、教室長を抜擢する。
  2. 採用決定後の配置は、各教室長の判断に任せる。
  3. 伸びている教室を見学・研究させ、良いところを運営に取り入れさせる。
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