サイト内検索:
 
中学・高校受験:学びネット

 学びネットは、中学、高校受験のための情報ページです。学校紹介や塾経営にお役立て下さい。

今月号の紹介 学校散策 塾長のためのマンスリースケジュール 購読案内 会社案内
特集・スペシャル
   
2010/3 塾ジャーナルより一部抜粋

中学受験塾をトータルサポート
集客ツール、授業支援ツールの充実で2年目へ

  学研G☆net第4回公開連絡会  
     

「現場の声」生かし ニーズを掘り起こす

 学研といえば、家庭学習用教材や学研教室のイメージが強い。中学受験市場への参入を宣言した当初、塾業界からは「本当に参入するのか」といった声があったという。

 だが、参入から1年、学研G☆net(学研合格ネット)は中学受験市場の掘り起こしから教材、集客ツール、受験情報の提供と中学受験を丸ごとサポートする体制を築いている。明らかに後発だが、創立以来60年の教材編集のノウハウと現役塾講師によるカリキュラム、教材づくりは、これまでにない独自色を際立たせている。

 G☆netの説明で頻繁に耳にするのが「現場の声」。たとえば、ゆとり教育の弊害が問題視されて久しいが、10年前の子どもに比べかなり掘りさげたレベルからの受験指導が必要になっている。こうした現状に既存の教材は対応できているのか、と学研塾教材開発事業部部長の河崎伊知郎氏は疑問を投げかける。この視点からG☆netでは教材づくりにベテラン塾講師が加わっている。

 また、受験情報の複雑化についても氏は指摘する。毎年の入試日程の変化で競争倍率が乱高下することもあれば、細分化するコース制の特色情報など中学受験は情報収集合戦の一面をもつようになっている。G☆netはこの点でも年10回発行の情報誌「G☆netナビ」がコアな情報を提供している。

 一方、学校の個性化はこれまで中学受験を意識していなかった層へのアプローチをしやすくしているのも事実だ。学力や成績によって決められてきた志望校は、受験生の特性と校風、共学か単学かなど選択肢が多様化している。こうした動きは、アプローチ次第でこれまで中学受験が一般化していなかった地域や層に対してもメジャー化する可能性を示唆している。

 学研G☆netは個人塾が中学受験に参入する上で、必要な教材、情報、集客、授業支援ツールを提供し、塾からは要望や意見を聞き取ることで、さらなる進化を遂げようとするシステムだ。

入試問題を分析した 「合格自在」「復習自在」

 今年2月からG☆net部長に就任した横山善則氏は、中学受験に関わって20年のベテラン。授業用テキスト「合格自在」と問題集の「復習自在」は、子どもの目線に立った編集が特色という。カラー写真や図が豊富で解説が丁寧。塾と家庭のどちらでも学習しやすいよう工夫されている点を強調する。分かりやすい教材で学習を習慣化させ、学力向上はもとより志望校合格に導くという親心への配慮も忘れない。

 全国学力調査の順位が公表されたが、中学受験者の多い首都圏や関西圏で平均を下回っていることについて、知識偏重でインプットした知識がうまく活用できていないからではないかと指摘。この点、受験指導でのポイントは蓄えた知識をもとに自分の頭で考え、表現できる力を育成することと指導者側の思いも教材に込めていると独自教材に自信を見せる。

 「合格自在」「復習自在」は、4〜6年生の4教科について入試問題を幅広く分析しカリキュラムを編成、各教科で相互効率的に学習できるよう工夫されている。例えば、国語の文学作品と社会の歴史を学習する時期、社会の縮尺と算数の倍率問題を学習する時期などをタイムリーに対応させることで、各教科の学習がスムーズに進むようになっている。

 さて、昨秋始まった集客ツールとしての「進学適性チェックテスト」は、5年生1549、4年生1223、3年生810名がすでに受験した。小学生の基礎学力の要素とも言える言葉と読解、空間把握、論理、規則性、資料読み取りの能力を診断、受験指導がしやすいようにつくられているのが特色だ。

 来年度からは加盟塾対象に「合格自在・復習自在を10倍活用する方法(略称・10倍活用法)」を毎月配信し、あらたな授業支援も始める予定。10倍活用法は、初めて中学受験にたずさわる講師や、時間的な制約の厳しい子どもたちの保護者に対して、授業・学習の道しるべとなるツール。各教科、どの設問がどのように相互リンクしているのか、カリキュラムの上で核となる設問はどれかなど、日々の学習を進める中で気になりがちな疑問点に答えるものとなる。

 首都圏の中学受験はメジャー化しているが、横山氏は一部の行き過ぎた営利主義に危惧を抱いている。中にはイベント列車を貸しきる学校やTVCMで子を持つ親をあおる進学塾のような過熱ぶりも見られるという。受験市場は単に拡大すればいいというものではなく、「正確に見据えなければならないものをぼやかした結果、子どもたちが犠牲になるようなことがあってはならない」として、中学受験のあり方を塾とともに考えていきたいと熱弁をふるう一幕も。

進化し続ける支援ツール

 G☆net加盟塾は月2回の「カリキュラムテスト」を実施(6年生後半は模擬テスト等との関係で月1回)し、教科別問題ごとに正誤、正答率など詳細な分析を受ける。単に科目別得点、順位、平均点を知るだけでなく、各教科の10段階での指数評価を受けるのも特徴だ。

 そして、カリキュラムテストの累積データをもとに前後期末には期末帳票が発行される。これは各教科の単元ごとの正答率を割り出し、その生徒が得意とする分野、苦手とする単元などグラフによって一目で分かるように分析したもの。G☆net教務センターの醍醐暢輔氏は、10段階の中で同じ指数評価を受けた生徒との比較になるので、ほめる要素が必ず現れた帳票となっており、夏休み前および新学年準備期の保護者懇談資料として非常に有効であると強調する。

 授業支援ツールとしては「漢字プリント+漢字テスト」、「計算プリント+計算テスト」を前後期各19回(年間計38回)データ配信するサービス(加盟塾は無料)も始まっている。ほかに春・夏・冬期講習用の教材も4教科そろえ、中学受験のための授業をバックアップする体制がとられている。

 また、集客ツールとして、専門知識や設備がなくても実施可能な「実験自在(実験用キット)」に加え、来年度から「公開実力模試」も始まることが決まっている。システムの進化と充実に期待がかかるG☆net。

 加盟金は3万円(1回のみ)とカリキュラムテストへの参加が条件。加盟特典として@テキスト、問題集の10%割引AG☆netホームページ上での塾紹介B中学受験最新情報を掲載した情報誌「G☆netナビ」進呈など。

G☆netに関するお問い合わせは
滑w研エデュケーショナル 塾教材開発事業部まで
Tel 03-6431-1337
E-mail jukukyozai@gakken.co.jp
URL http://gokakunet.com

特集一覧

 

 
  ページの先頭へ戻る
manavinet」運営 / 「塾ジャーナル」 編集・発行
株式会社ルックデータ出版
TEL: 06-4790-8630 / E-mail:info@manavinet.com
Copyright© 2004-2003 manavinet. all rights reserved.