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2008/9 塾ジャーナルより一部抜粋

数学を学んで「知の財産」を貯めよう!

 

財団法人日本数学検定協会  松本 精一

 
 

 今回は,単位の変換を扱った問題を取り上げました。身の回りで長さ、広さ、体積、重さ等に様々な単位が使われており、国際的に統一された単位としてメートル法が使われています。しかし、単位は国々の文化と深く結びついており、独自の単位が使われることも少なくありません。

たとえば、日本では尺貫法が用いられていました。現在でも土地の広さに「坪」が用いられたり、部屋の広さに「畳」が用いられたりしています。着物の仕立てに「尺」「寸」が、体積に「升」「合」が用いられることもあります。
英語圏ではヤード・ポンド法を用いている国もあります。その影響は日本にもおよび、テレビ受像機の「インチ」、ゴルフの距離の「ヤード」、ボクシングの階級別体重制限の「ポンド」等に現れています。

しかし、国際社会では共通の単位を用いないと大きな事故につながることがあります。

1983年、エア・カナダの旅客機に給油する際、燃料量を誤り、飛行中に燃料切れとなってギムリー飛行場に緊急着陸した事故がありました。これは、当時ヤード・ポンド法からメートル法への移行中で、燃料の残量の計算を誤ったために起こりました。
また、1999年、アメリカ合衆国で火星探査機の軌道計算を誤り,予定よりも低高度の軌道に乗ってしまったために,大気の摩擦と圧力に耐え切れずに破壊されたという事故がありました。これも、データをメートル法で報告すべきところを、ヤード・ポンド法で報告したために起こりました。

これらの事故はどちらもヒューマンエラーが主因となっています。

今回の問題は、メートル法内での単位の変換を扱ったものです。

問題1と問題2は同種の問題を異なる級に出題した例です。(1)は体積を求める問題で、ともによくできています。(2)は(1)で求めた水そうの体積をcm3からLに変換するか、あるいはペットボトルの容積をLからcm3に変換すればよいのですが、これができなかったようです。まず、1cm3=1MLであることを覚えていないのでしょうか。LとMLの換算は、牛乳の500MLのパックと1Lのパックの大きさを覚えていれば、1L=1,000MLであることを思い出すのは容易なことだと思います。日常生活で現れる量を考えて、単位の関係を覚えるのがよいでしょう。

問題3では、(2)でMLからLへの換算が必要になりますが、この問題はよくできていました。このことから、問題1、問題2に関して、1cm3=1MLの把握が十分でないと推測されます。

単位の換算はとても大切です。普段から日常生活と結び付けて、1cm、1m、1km、1m2、1L、1kg等基準となる単位に関心をもってもらいたいと思います。

 

 
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