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中学・高校受験:学びネット

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2008/7 塾ジャーナルより一部抜粋

やめたらどやねん、こんな講師、 つぶれて当たり前こんな塾
失敗した塾総集編 その1《講師編》

瀧山 敏郎(たきやまとしろう)
大学講師(大阪工業大学、園田女子大学)・【衛星放送・スカイパーフェクトTV講師】・全国英語研究団体連合会理事・京都私立中学・高等学校英語研究会会長を経て、現在、東京・大阪を中心に教師を指導する教師として、教師アカデミーを主宰しその代表として活躍中。また大手塾・・高等学校(特に健全経営のための魅力あるコース作り)の顧問として、その経営と大学受験の指導にあたっている。
アメリカ・テネシー州名誉州民
著書 『英語長文の完全征服』【山口書店】・『滝山敏郎の入試英語に強くなる実況放送上下巻』【東進ブックス】・『滝山敏郎の入試英語ココから出る語法』【栄光出版】ほか多数

 私は基本的には、公教育と対峙できない塾は自然淘汰してなくなったほうがいいと思う。最近の公立中学、高校の教師はかつての教育論を振り回す型の理論派が少なくなってきたと言える。むしろ塾型の教えるプロ思考が増えてきた。これは塾にとって脅威である。そう遠くない時期に公立学校の教員に受験というテリトリーを明け渡すことになるのは目に見えている。かつて受験分野では塾・予備校が公立校に一歩も二歩もリードしていた。公立高校を辞めて、予備校に講師としていくことが名誉だった。塾もしかりで、こと受験に関しては情報を集め分析もし、すべてにこだわっていた。それが利益最優先にした結果、“安もん”の講師を使い始めてレベルが年々落ちてしまっている。

 最近生徒向けのイベント講演「なんで点が取れないのか」をやったところ、塾でそんなことを教えてもらってない、学校で教えてもらったという生徒諸君がかなりいたのには驚かされた。塾でこんな会話が飛び交ってること自体末期的である。塾の原点は長屋の奥でひっそりとこだわりを持って、子どもが好きな先生がやっていたのである。聖職意識を持った超アナログで、何よりも躾を大事にして、自分の持っている知識を伝達する、いわば文化の伝承と言っても過言ではない。今のように精神的にも未熟な学生が教えるなんてとんでもないことであった。どこかの老舗の料理屋のように、一度出した料理を、手がつけていなければ、次の客に出すというなんの倫理も哲学もない商売がまかり通る世の中である。塾もしかりである。

駄目塾に共通している講師の劣敗の必然性

1. 下手な授業が多すぎる。塾の講師でもやろかという、まず意気込み、使命感がない。【最悪の3マン】(1)マンネリ(惰性) (2)慢心(自惚れ) (3)怠慢(怠け)実力のない講師に限ってこの傾向が強い。講師、教師に共通することは、社会性がまったく欠如している。ちなみに、教師を辞めて、予備校に再就職して成功した人は、私の周りで見たことがない。また教師ほど教師をやめて、社会で通用しない職種はないのである。学校の常識は社会の非常識である。

2. 成績を上げるカリキュラムがない。だだの時間割表であって、カリキュラムではない 。年間を通しての学力アップのスケジュールがない。

3. 賞味期限の切れた講師と専門職としての知識がない新人講師。特に地方では講師難の為、少々悪いと経営者が認識していても採用しているのが現状である。地方でもましな塾は学力テストを行っているが、ほとんどの塾は採用に学力テストを行っていない。またその教師の研修会もやっていない。宣伝費はかなりの額を使うが、塾講師の研修費にまったく使ってない塾がほとんどである。(ベテランが そろって群がる 養老塾)

4. 利益率を上げるために安物の学生講師に任せっきり。 学生講師の問題点…学力と教えることはまったく違うのである。利益優先のために使う学生の講師がなぜ駄目なのか。彼らは教えるというtechniqueも、presentationも、motivationもまったくないと言っていいだろう。たまたまいい学生講師が来るが、あくまでたまたまで、博打のようなものである。生徒のお金は親の浄財である。どんな学生講師であるか、見たこともない経営者は親の浄財を何と考えているのか。何よりもなっとらんのは子どもたちの気持ちをまったく考えない自分よがりの独断と偏見で教えている恐ろしい現実がある。人の前に立ってはいけない、我儘の素人である。学力のない学生にいたっては悲惨である。全国講演で、そんな学生講師を私は多数見てきた。力のある子どもの能力を引き出せず、学力の遅れている子どもをもっと遅らせているのである。

5. 授業=商品力の低さ。ほぼ答え合わせをして終わりの授業、やたらと板書ばかりしている授業、自習形式で生徒に演習問題しかしない授業、生徒に言わせてばかりの一方通行の授業、教師がしゃべってばかりの一方通行の授業。わかりやすい授業の工夫がない。

 塾で生徒がよく寝ている光景を見る。学校で、目いっぱいの授業を受け、またクラブ活動をして、くたくたの状態で授業を受けているのである。この時こそ生徒を引き付ける、魅力的な授業が期待されるのである。

 5月に地方の塾に頼まれて、講演授業を夜の6時半から8時40分まで、休憩なしにやったところ、50名の生徒は誰一人として眠らなかった経験をした。これには、商品力の豊かさ、引き付ける迫力のある話し方、何よりもわかる面白さを生徒に体験させた。生徒は授業が楽しいことを期待して授業に望むのである。しかも1ヶ月に1回の講演授業で有料である。塾費の他に生徒は新たな費用を払わねばならない。費用対効果である。1万円の授業を私は2万円に見せる授業をしたつもりである。生徒は決して高いとは誰一人思っていない。支持率100%であったそうである。下手な授業をすると、千円でも高いのである。

6. 商品力の高い一人の教師がその魅力とこだわりで生徒を引き付ける、そんな塾は無くなったのである。もしそんな教師を見つけられないなら、また育てられないなら塾経営はしてはいけないのである。塾人マインド・塾人スピリット・塾人プライドの教育を今からでも遅くはない。

次回連載18では失敗した塾総集編その2《経営者編》

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