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中学・高校受験:学びネット

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2007/7 塾ジャーナルより一部抜粋

今なら間に合う。教師の教育を!
健全経営は生徒の数ではない、質である!
公立高校の下請けになるな!

瀧山 敏郎(たきやまとしろう)
大学講師(大阪工業大学、園田女子大学)・【衛星放送・スカイパーフェクトTV講師】・全国英語研究団体連合会理事・京都私立中学・高等学校英語研究会会長を経て、現在、東京・大阪を中心に教師を指導する教師として、教師アカデミーを主宰しその代表として活躍中。また大手塾・・高等学校(特に健全経営のための魅力あるコース作り)の顧問として、その経営と大学受験の指導にあたっている。
アメリカ・テネシー州名誉州民
著書 『英語長文の完全征服』【山口書店】・『滝山敏郎の入試英語に強くなる実況放送上下巻』【東進ブックス】・『滝山敏郎の入試英語ココから出る語法』【栄光出版】ほか多数
 

教壇に未完成の教師を立たすな!教師塾の意義とその実績!

今から17年前、私は仲間の荻野、横田両先生と共に初めて教師を対象とした塾を東京で開催した。おそらく個人主催は日本で初めてであろう。動機はあまりにもひどい教師の現状をみかねて、恐れながら教師を鍛えようという思いからであった。中央大学の教室を借りて、集まったのが30名ほど。よく集まったと思う。彼らは第一期生である。それから17年、当教師塾で学んだ生徒(教師)は約1600名である。対象生徒は現職の小、中、高の教師、塾、予備校の教師。彼らは驚くほど真面目であるが、驚くほど教師として素人であった。生徒の前に立つにはほど遠い代物であった。なぜなら(1)専門教科に対しての知識が浅すぎる (2)教えるテクニック・スキルがない (3)生徒に対するmotivation(動機付け)がない (4)入試に対する分析がない (5)塾ジャーナルの連載3から連載7まで私が言ってることがまるっきり出来てない。等々である。ここで実際指導した問題点をいくつか挙げてみよう。

プロ教師から見た素人教師の問題点

全国100箇所での教師塾の実体験から問題点を挙げる。参加している生徒(先生)は大手塾、進学校出身が多い。

(1)板書が下手。尻を生徒に向けたまま、黙々と書いている。その間5分。教材を見ながら板書している。 (2)むやみやたらにあてる、時間稼ぎである。(生徒にあてて、答えさす原則は、a.必ず正答を皆が答えるのを期待する時。答えられて当然と安心さすこと、b.皆が答えられないことを期待する時。答えられなくて当然と安心さすこと、それだけ難しいことを認識さす) (3)授業の冒頭に無駄口が多い。なかなか授業に入らない。生徒がいらいらしている。先生の説教と自慢話。(4)しゃべってばかりで板書しない。(塾ジャーナル連載7の記憶保持率が低い) (5)重要箇所の説明が一回だけ、繰り返して知識の定着をはかっていない (6)しゃべりが早すぎて理解しにくい。声に強弱がなく、話の間がない。(7)ええっと、あの〜、ねね、まあその〜という言葉グセが多くて何を言ってるのかよくわからない。しゃべりが言葉グセで分断されるため、説明が非常に聞き苦しい。 (8)予習不足からくる、授業の質の低さ。答えしか言わない (9)一つの問題に時間を多くかけすぎて、前に進まない。年間の授業の組み立てが出来てない。おそらく教科書は終わらない。受験に関してはプロといわれる教師は「切る」ことを知っている。こんなことは学ばなくていいと言って「切る」には、よほど自信がなくては切れない。つまり受験情報、分析ができているのである。 (10)「数学や英語が難しくない、勉強が難しいのである」ということを認識していない。教え方の工夫やスキルが幼稚である。

提言

外部の講師、内部の教師の縄張り争いをしている時代ではない。プロ講師を招いて、塾、学校内で研修会を長たる者が企画する努力をすべきだ。人の前に立って教えるという、しかも将来を嘱望されている若者を育てるという恐ろしい使命を担っている「教師」が未完成である。公立では教育委員会、私立では経営者・学校長、塾では塾長が採用する時点で、「教える」という基本条件を教えてないのである。専門教科の知識のチェック、教授法、スキル、生徒の管理能力、人間性等々なにも教えていない。もっと言うなら、教育委員会も学校長も塾長も実は何も知らないのである。この未完成な教師(もちろんすばらしい教師はいるがその数は経験上少ない)に任せっきりである。生徒に学力はおろか、人間力はつけられないのだ。将来と命を預けている父母はたまったものではない。パイロットが何の訓練もなしに操縦させられるのか。この際外部の力を借りても改革に乗り出すべきである。政府でも各省庁でも民間の力を借りた有識者諮問委員会がある。結果論、生徒の学力が伸び、教師の質がよくなり、学校が健全経営が出来ればいいのである。今なら間に合うのである。第三者効果の力を借りるべきである。
学校内予備校を始めてまる4年たつ。学校にプロの講師を派遣し、進学実績を上げることが最大の目的のために設立した。教えることから現役を去って、プロモーターとして、ディレクターとして、学校、塾の経営にかかわってきた。

中堅もしくは中堅以下の学校、主に高等学校の現状は進学に関してはなんの手も打っていないのが現状である。また手を打っていても結果を出していない。相変わらず、公立の下請けのままである。専願の生徒が少なく(学校によっては300名の定員に専願が数名の学校もある)、併願の生徒が圧倒的である。公立の合否次第で、その年の生徒数が決まるのである。重病なのはこれを当たり前のように教師たちが、容認しているのである。また同じように重病なのは、自前の教師で進学実績を出そうとがんばってる学校もある。しかしである、創立80年の歴史を持っている学校で国立、名門私立に1名も合格させたことがない教師集団でどうして実績を出せるだろうか。これらの学校の教師、校長、理事長の体質は(1)進学に対するシステムを持っていないし、研究もしていない。校長は教師にがんばれ、がんばれの連呼しかしていない (2)教師に学力がないし、受験のノウハウがない (3)全く情熱がない (4)経営者は新入生の誰でも入学許可している (5)問題児をかかえていて、生活指導が基本的に出来ていないし、中退する生徒が多い (6)教師集団、経営者が相互不信集団である (7)校長命令でプロが入ると教師集団が村八分をするいじめ集団になっている。

中堅、中堅以下の高校で成功した学校は:(1)経営者に絶対的な力がある。(2)教師集団が協力的であり、教師側に学ぶ姿勢がある (3)生徒にやる気を起こさせるカリキュラムを組んでいる (4)入試に直結した独自の教材がある (5)プロ講師も学校の教師も進学に向けたモチベーションを生徒に洗脳している
私が関わった中堅高校のこの3年の実績は、同志社、立命、関大、関学、早稲田、明治、中央、法政、大阪市立大、大阪府立大、東北大、北海道大、弘前大その他、国公立大。この実績を出した学校の多大な協力と辛抱強さは賞賛に値する。そして、これらの中堅高校はこれから名門の道を歩んでいくであろう。

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