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2007/7 塾ジャーナルより一部抜粋

数学を学んで「知の財産」を貯めよう!

 

財団法人日本数学検定協会  松本 精一

 
 

PISA2003の学力調査で、日本の生徒の記述式問題への取り組み方に対する問題点が浮かび上がってきました。日本の生徒は、特に正答率が低い問題(難しい問題)で無答率が高いということです。これは、以前に解いたことがない問題・難しい問題に直面すると、すぐに諦めて、考えることを放棄してしまうということを示しています。

そして、今年4月24日に実施された全国学力調査では、記述式問題が多く出題されています。賛否両論が渦巻いていますが、記述式問題に対する児童・生徒の問題点を明確にし、これからの教育に生かそうという意図が見受けられます。文部科学省が記述式を前面に打ち出してきたことで、今後大学入試・高校入試も記述式問題を重視するのではないかと考えられます。

子どもたちが成人し、社会に出たときに直面する問題は、ほとんどが学校生活では経験したことがないものです。しかし、諦めずに、自分自身で解決策を見つけなければなりません。また、社会に出ますと、他の人々との交流には何らかの利害関係が生じますから、自分の考えを他の人々に論理的に説明することが必要になります。このような力を養うための1つの方法として、記述式問題を活用すれば、その場で問題を解決し、論理的に考えをまとめる力を身に付けることができます。

「数検」ではこれまでも、毎回各階級に記述式問題を出題してきました。今回提示した問題は4月15日検定で3級・4級・5級に共通問題として出題した問題です。この問題の特徴は、日本人のライフサイクルを考えながら、「平均」という言葉が本来持つ意味を理解し、数式は使わずに文章のみで考えを説明することにあります。採点は「年齢とともに仕事をする人が増えるから、仕事の時間は増える。」という内容の解答は正解とし、論理的に若干問題があるものは部分点(0.5点)としました。この問題を分析した結果、正
答達成率は
5級:56%  4級:62%  3級:65%
と階級があがるにしたがって増加し、無答率は
5級:10%  4級:6%  3級:3%

と、階級があがるにしたがって減少していることが分かりました。5級・4級・3級の受検者の学年はそれぞれ主に中学1年生・2年生・3年生です。「数検」の受検者にはリピーターが多いことから、3級の受検者はすでに4級あるいは5級を受検している者が多いと考えられます。また5級の受検者は中学生になって初めて「数検」を受検した人が多いと考えられます。これらを考えると、受検回数を重ねるしたがって、記述式の問題に慣れ、無答率が減り、正解者が増えているものと思われます。

「数検」では、健康、環境問題、人口問題、理科に関する問題等、数学が関連する幅広い分野から出題し、数学の実用性を大きく取り上げています。「数検」を通して、数学が社会に役立っていることを伝え、記述式問題で論理性を身に付けてもらいたいと思っています。


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