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中学・高校受験:学びネット

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2006/11 塾ジャーナルより一部抜粋

第56回受験情報システム 定例セミナー

  2006年9月28日(木)於 大阪梅田 阪急グランドビル  
     

2007年度関西地区私立中学校入試は、「近畿地区統一開始日入試」の2年目を迎える。従来の奈良・和歌山・滋賀を中心とした、いわゆる「事前入試」から「後期日程」を利用した併願パターンへと、入試構造が大きく変化し、受験生にとっては、志望校の選択、併願パターンの決定にも従来とはまったく異なる“物差し”が必要となった。一方、私立中学校側も、これを機に続々と教育改革を断行し、統一入試の荒波に飲み込まれないよう、一層の魅力作りに努めている。こうした状況下では、まず正確な情報を知ることが必要になってくる。受験情報システム主催の定例セミナーは、豊富なデータを基に、2006年度入試の分析から2007年度の入試を予測。約4ヵ月後の統一入試に備え、120名入る会場は塾や学校関係者らで満杯であった。なお、株式会社受験情報システムは、8月1日をもって、株式会社エデュケーショナルネットワークと事業譲渡契約を締結。代表取締役の北山雅史氏から挨拶が述べられた。

2007年度/関西地区私立中学校の入試展望
−入試日程の新たな展開と志願者動向−

講師: 高橋 伸和氏

地域別志願者動向

まずは、2006年度の新日程にあって、唯一の事前入試となった岡山県から志願者動向を述べます。結果は、「岡山白陵」、「岡山」に志願者が殺到しました。2005年度と比較すると「岡山白陵」は+430名(164.0%)、「岡山」では前期で+706名(192.7%)、後期も+7名(109.5%)という結果となったのです。これは、根強い事前入試(純粋な試し受験)人気を物語っており、2007年度も状況は変わらないと予測されます。志願者数は、前年比の横這いか、数%程度のマイナスと見込まれます。

これに反し、和歌山県では、県下6校が20日に入試が行われることで、かつてない志願者数の落ち込みを経験することでしょう。またトップ校の智辯学園和歌山と近畿大学附属和歌山の選択は困難なため、ダブル出願を行い、志願者数や子どもの状況により、ぎりぎりになって選択する志願者が多いと考えられます。この中で、注目したいのは開智です。開智の後期入試は22日で、トップ2校の合格発表が23日となっているため、私学を強く希望する生徒が、開智の後期を受ける可能性が高くなります。よって、開智のレベルは数ポイントアップするでしょう。一方、和歌山信愛女子短大附属は後期入試が開智と同じ22日。前期で開智を受験した生徒が再度22日に開智を受けることも考えられ、残念ながら厳しい状況になるでしょう。

次に奈良県ですが、全体で前年比6割の志願者レベルに落ち込みました。2年目の対応策として、東大寺学園では前年同様開始日3日目(22日)に「3科・4科選択制」の導入を決断。これは、兵庫県からの志願者数が2005年度は153名であったものが、2006年度には、わずか14名になってしまったことがきっかけになったと思われます。

2007年度は、灘→甲陽学院→東大寺学園という東大寺学園復権の構図を目指していることが予想されます。西大和学園でも、21日「3科・4科選択日程」、22日「3教科日程」に変更しています。帝塚山も男子が3教科で受けられるようになり、2007年度は20日、21日、23日の3回に集約。奈良育英は関西大学との「高大連携パイロット校」を広報材料としながら、入試制度改革も実施しています。

併願受験の新しい時流とその新展開

難関上位校の男子、女子、上位人気校の男子、女子の4つに分けて、予想併願パターンを述べたいと思います。

まずは難関上位校/男子の予想併願パターンは、「フラット志向型併願受験」です。それは、昨年とは異なる、強豪校ひしめき合う「初日〜開始3日目」の新たな受験模様が展開されるということです。前述のとおり、東大寺学園、西大和学園、洛南高等学校附属などが3教科で受験できるため、開始日3日目までは、第一志望校と同等レベル、もしくは進学を前提とした志望校を選択するパターンになります。またダブル出願も多くなるでしょう。

難関上位校/女子の場合の予想併願パターンは、「本命ブランド重視型併願受験」。第一志望(本命校)は、“老舗ブランド校”を最優先します。これは、四天王寺が1日入試になったことがその理由の1つになっています。そして、難関上位進学校と、同志社・立命館系列校・関西学院提携校の対立がより深化していることや、併願校は京都・奈良・大阪・阪神間と、神戸市以西の学校の2極化していることが特徴として掲げられます。

なお、四天王寺は間違いなく難化することを強調しておきます。その理由は、まずは、入試が1日になったことで、次に受ける学校があるため、それまでは敬遠していた層がチャレンジすることが予想されるからです。募集人員も270名から、255名へと減ります。また、来年度から全コースが英数になることで、好感度も上がると予想されるので、志願者数が伸びるのは確実です。

それから、関西学院大学との提携コースが新しく誕生します。帝塚山学院と清教学園です。特に帝塚山学院は、イメージ的にも関西学院大学とフィットするので、人気が集まるでしょう。

次に、上位人気校の男子の予想併願パターンですが、これは「本命重視型チャレンジ受験」になると予想します。20日、21日入試の“本命校合格”が前提となりますが、併願校は第1志望と同等レベル、もしくは上位校を受験し、23日以降の後期日程では、完全なチャレンジ受験になります。背景としては、2教科、3教科入試の拡大が一因となっています。
最後に、上位人気校の女子の予想併願パターンは、「本命重視エリア型受験」と予想します。本命校を重視し、併願校は厳選し、大阪や奈良では2校ほどしか受験せずに23日までに終わらせるでしょう。一方、京都や兵庫では3〜4校受験するチャレンジ志向型です。そして志望校は、有名ブランド大学附属校と上位人気進学校の二つにはっきりと分かれます。前述した帝塚山学院と清教学園の関西学院大学との提携や、京都産業大学附属中学校の誕生は、大きな波紋を投げかけることになるでしょう。

まとめとして、男子は3教科入試の広がりにより、チャレンジ志向型へ、女子は特に大阪、奈良は短期収束型であることを踏まえて、私塾の先生方は、独自の併願パターンを作っていただきたいと思います。

― 一部抜粋 ―
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