大城教育学院は三重県伊勢市の市街地に１教場の地域塾。チラシは前頁が昨年３月折り込みの春期講習用のもの、本頁が４月折り込みの新学期用のもの。この塾は「猛勉強」をウリモノにしているように思われる。実は塾長の風貌にもスパルタの雰囲気があり、それ自体としては悪くはない。戦略としても的を射ている。問題は通塾している生徒層であろう。地域の消費者が塾に抱くイメージは、塾からの発信に加えて通塾生徒層の質から出来上がる。運動部の部活のノリで猛勉強に耐える生徒ならばそれでよいが、そうでないと発信が空回りしてしまう。塾側がほしいのはどんな生徒なのかをしっかりと書き出しておくのも必要。チラシの雰囲気はかなり好ましい。一般的にいって地域塾には「キチンとした塾」というイメージが不足しがちだが、このチラシにはしっかりとそれがある。ただし、本頁のチラシには料金関係が一切記載されていない。これは絶対に必要。