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2005/7 塾ジャーナルより一部抜粋

受験情報システム主催
「第52回定例セミナー」

  2005年4月28日(木) 於 大阪梅田 阪急グランドビル  
     
 
平成17年度の入試を終え、多くの私立各中学校や民間教育関連企業は、早くも来年度の入試に向けての取り組みに着手している。しかしそのためには、平成17年度の入試状況の全体を把握した上で、課題をクリアにすることが必要である。受験情報システム主催の定例セミナーは、第1部、第2部に分け、17年度の入試情報を公開し、動向を詳細に分析、18年度入試へ向けてどのように動けば良いかというヒントが多く散りばめられたものであった。会場は120名ほどの私学や塾関係者で満杯、熱心にメモをとる姿が多く見られた。
Subject1
2005年度/関西中学入試を徹底分析する
−今年度の志願者動向と来年度への展望−

株式会社 受験情報システム
代表取締役 高橋 伸和氏

 今年度の関西地区(和歌山県・奈良県・京都府・大阪府・兵庫県の2府3県)の私立中学受験者数は、児童数182,039名に対し49,697名、受験率27.3%と過去最高値となった。昨年度は、児童数181,543名に対し46,095名の25.4%であった。

 小学校6年の児童数は、昨年度よりも増加しており、これは団塊の世代の孫たちが受験年齢に達してきているためで、少子化の底はつき、受験者数が伸びないことをもはや少子化に転嫁できない状況となった。

 また首都圏の受験率は、14.9%であり、昨年度と同様に関東地区よりも関西地区の方が受験率は高い。関西地区2府3県を詳しく見てみると、和歌山県では中高一貫の公立学校が作られたことが追い風となり、昨年度の受験率22.2%から25.5%へと伸び、京都府は小学校6年の児童数はわずか43名増であるが、受験者数は497名も増えており、これは同志社
小学校並びに立命館小学校の開校が追い風となったと思われる。奈良県は他府県からの受験生が増加、昨年度60.4%に対し76.0%と15.6ポイントの高い伸びを示した。また兵庫県・大阪府ともに伸びた。

 入試日程については、後期日程を圧縮したり、連続日程にする、コース別募集を行うなど学校によって様々であるが、短期化・早期化が時流であると言えよう。入試制度の工夫によって、受験者を集めた学校もある。後期日程を新設し、募集回数を増やして成功したのは平安(A2入試)。反対に後期日程を圧縮して募集回数を減らし成功したのは、大阪の聖母女学院(5回→3回入試)、大阪学芸(4回→3回入試)、兵庫の須磨学園(4回→3回入試)、京都の大谷(3回→2回入試)である。

 連続日程は多数の学校が採用したが、受験者が集まったのは、大阪の明星、聖母女学院、開明、兵庫の神戸龍谷、須磨学園、滝川第二、京都の立命館のみであった。単独日程を設し成功した学校は多く、大阪の大阪女学院、大阪桐蔭、京都の東山、洛南高等学校附属、聖母学院、ノータルダム女学院、平安である。

 午後入試を実施した学校もあるが、午後入試とは言っても午前11時半に開始するような事例もあり、それでは午前に受験する生徒は受験することができない。目的を明確にした入試制度を行うことが求められる。午後入試で生徒が集まったのは、大阪の聖母女学院(前期P)、兵庫の滝川第二(B日程)、仁川学院(2次前期)。この他、募集人員を100名増やしたにもかかわらず成功した清風、逆に減らして成功した学校はなかった。コース別募集の成功事例は羽衣学園(S特進)。なお大阪府では60校中32校(53.3%)、兵庫では34校中8校(23.5%)、京都では21校中5校(23.8%)がコース別募集を行っている。

男子校・女子校・共学校別の入試結果

今年度の受験者数は全体では増えたものの、全地域において偏差値60以上の学校はかなり伸び、59〜50の学校は前年度並み、49以下はふるわず、大阪府下60校中33校は定員割れという厳しい状況であった。特に偏差値45以下の学校はほとんどが定員割れとなった。
志願者動向を男子校・女子校・共学校別に分析を行うと、男子校は成績上位校に集中しており、女子校は中堅が人気、共学校は特に偏差値によって集中することはなく、志願者の分布は、広い範囲にわたっている。また、多くの中学校で受験回数を複数回に設定しているが、偏差値50以上を合格範囲としている学校への受験者数が男子校では、1回目よりも2回目、3回目、4回目と後期になるにつれ増加し、4回目では実質倍率4.87倍であったことなどから、単に成績上位校に集中したばかりでなく、「チャレンジ志向」の強い受験だったと言える。一方女子校は、後期日程では一部の特定校に志願者が集中して、残りは共学に流れるという「少数受験共学併用型」であった。共学校では、1回目→2回目→3回目と受験者数は増加しており、実質倍率は2回目・3回目で上がっていることから、上位校・中堅校・下位校のすべてにおいて「本命チャレンジ志向型」であった。

定員充足のための条件

 大阪府では、60校中33校が定員割れ、偏差値45のラインが一つの目安であると前述した。しかし、実際には少数派だが、偏差値45の壁を克服して定員充足を果たした学校もある。四條畷学園、金光八尾、上宮、聖母被昇天学院、追手門学院大手前、初芝堺、四天王寺羽曳丘などである。

 その理由としては、聖母被昇天学院のように、(1)内部小学校からの進学者がいる学校、あるいは(2)伝統があり併願校として位置付けができている学校が上げられる。これには、追手門学院、大手前、上宮などが当てはまるだろう。魅力的な学校作りも欠かせず、京都府の大谷などは併願校として非常に人気が高い。

 では、内部進学者もなく、伝統校でもなければ、生き残る道はないのだろうか。金光八尾、兵庫の仁川学院などは、そのどちらにもあてはまらない。両校は、学校改革を行い、人気校となった。詳しくは2部でご紹介することとするが、ますます白熱する中学受験、来年度も入試改革や制度の変更など様々な動きがあるだろう。来年度は近畿全体で統一入試になると言われているが、おそらく兵庫県を除く地域では「解禁日方式」となり、まず京阪神の難関校、その後奈良県、そして後期日程というスケジュールになり、ここ数年来の入試日程の短縮化から一転、長期化するのではないかと予想している。

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