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2003/07 塾ジャーナルより一部抜粋

私塾ネット全国塾長・職員研修大会 「私塾と私学の教育革命」

2003年4月27日(日) / 於:東京都北区 北とぴあ / 主催 全日本私塾教育ネットワーク
 全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)は、これまで全国の各エリアにおいて他団体との合同研修会や情報交換会など活発な活動を展開してきた。
 今回は、4月27日(日)東京都北区の北とぴあに於いて全国塾長・職員研修大会を開催した。約100名の参加者に、第1部基調講演と分科会、第2部懇親会が催された。
 
 研修大会を前に、まず私塾ネット代表者会議が開かれ、平成14年度事業報告・決算報告、並びに平成15年度事業計画などについて討議がなされた。
 第1部の基調講演と分科会は仲野十和田事務局長が司会を務め、冒頭で山口恭弘理事長が挨拶に立った。
 山口理事長は、生徒数の減少は別にして、学習塾は社会から評価され追い風にあると分析。その追い風に乗って、皆さんの力でさらに日本の教育に新たな風を吹き込んでいただきたい。明日へとつなげるために、師となり生徒となって互いに高め合おうと述べた。
 続いて、私塾ネット四国代表・湯口塾塾長の湯口兼司氏による基調講演「塾長、職員が元気になる話」が行われた。湯口塾は香川県において12教室を展開、生徒数は2000名に上る。熱意ある指導でその名を知られ、少子化にあっても売上げ、地域シェアを共に伸ばし続けている。
挨拶する
山口恭弘理事長
第一部司会の
仲野 十和田理事長
私塾ネット四国代表
湯口 兼司
第一部を総括する
谷村 志厚理事長
第1部 「学力低下はさせない」明日から役立つ指導法

基調講演「塾長、職員が元気になる話」 / 私塾ネット四国代表 湯口兼司氏

千円分以上の満足

 まず皆さんに申し上げたいのは、直接生徒や保護者に接する「あなた自身」のイメージが、塾の良し悪しを決定するということです。今から2年後3年後に塾が伸びているかどうかは、現在の「あなた」の行動にかかっていると言えるでしょう。
 そのために何よりもまず、塾に来る生徒を笑顔と元気で迎えてあげてください。難しい顔をしていると、生徒は距離を置いてしまいます。そうすると生徒との間に良いコミュニケーションをとることができません。信頼関係を築くことも難しくなります。
 生徒に信頼されている先生とそうでない先生では、同じことを言っても生徒の受け取り方が違ってきます。
 信頼されるためには普段の努力が必要ですが、ちょっとしたコツもあります。初めてのクラスを担当するとき、まず自分の味方を作るのです。例えば、授業が始まる前に何人かを捉まえて、クラブ活動などの話をします。子どもたちの一人ひとりを理解し、わかってあげることがあなたの味方を増やしていくことにつながります。影響力の大きいメンバーが最初のターゲットになるでしょう。彼らが「あの先生はいい」と言ってくれたら、しめたもの。残りのメンバー全体も後に続くのではないでしょうか。
 次に授業について。生徒の理解度を把握できているでしょうか。把握できていなければ調べなければなりません。授業中に生徒の顔を見て判断することもできますが、より確実なのは、帰りがけに直接生徒に聞くことです。「今日の授業はどうだった」と尋ねれば、どこが難しかったというように答えてくれます。理解できなかった箇所を、次の授業でもう一度わかりやすく説明してやります。忘れてならないのは、生徒がその日の授業に満足したかどうかが最重要です。
 私は自分を含めて職員にいつも問いかけています。もし授業料が月払いでなく、授業のたびに千円支払うとすれば、生徒は月に8回来てくれるだろうか、と。私たちは授業というサービスを保護者に買ってもらっているのです。ですから、生徒には千円分以上の満足を持ち帰ってもらわなければなりません。そのことを常に心しておく必要があります。

一歩踏み込んだ高いサービス

 ここで視点を変えて、塾内で自分が年齢や経験に応じた働きをしているかどうかについて考えてみましょう。
 およそ3年目ぐらいになると、通常の授業ができるようになります。先生によって力の差が出るのは、難しいクラスや人数の多いクラスを担当したときです。私どもの塾では、オールマイティの先生が何人かいます。ピンチヒッターとして初めてそのクラスを担当したとしても、きちんとその時間の授業をこなしてくれます。ベテランとして年齢や経験に応じた働きができているということです。
 また、塾内では授業以外に様々な職務があることと思います。私どもでも、新聞発行や英検、生徒募集などをそれぞれの職員が担当しています。キャリアに応じて責任の重い職務を担当していかなければなりません。
 最後に、強い塾になるために塾長を含めて全員が心がけなければならないことを挙げさせていただきます。
 成績を上げる、または熱心であることなどは当然として、生徒や保護者のニーズに対して一歩踏み込んだ高いサービスを提供できているでしょうか。
 私どもではここ数年、小学生の集まりが悪かったのですが、今春の体験授業では新規115名もの参加がありました。今まで学年ごとに固定されていた授業時間を、フレキシブルに変更したことが保護者に支持されたのです。例えば小学6年生のお兄さんと同じ時間帯に小学4年生の弟が授業を受けられれば、保護者は何度も送り迎えをしなくて済みます。
 ニーズにこたえること、さらに新たなニーズを生み出すことを目指してください。

講演後には質疑応答の時間が持たれ、参加者からの質問が相次いだ。(一部を紹介すると)

── クレームを受けることはありますか。
湯口 授業が騒々しいというクレームを頂戴したことがあります。そのときは、授業が活性化しているせいなのか、単に騒がしいだけなのか、状況を把握した上で、押さえ気味の授業をするようにして保護者に見ていただきます。改まらないようであれば担当の先生を変えます。

── 職員の人数が増えるに従って、塾長の熱意が全体に伝わりにくくなるように思います。先生を育てていくためにどのような方法を採られているのですか。

湯口 私どもは今年25年目ですが、社歴10年以上の職員が何人もおります。彼らの授業を新任職員に見学させることから育成を始めます。また、先生一人ひとりが塾長であるという意識で授業をすることです。

── 受験に失敗した子どものフォローはどのようにされているのですか。

湯口 香川県は高校受験の場合、公立志向で今年の競争率は1.26倍でした。湯口塾からは327名受験して7名が不合格になりました。落ちた子どものショックは相当なものです。しかし長い目で見れば、高校受験失敗はそれほど重要なことではありません。3年後に国立大に合格した子どもは何人もいます。ですから不合格になった子どもの家へ行って話をし、そういった例を挙げて精神的に立ち直らせることが大切です。そして次の目標に向けて早くスタートを切らせるのが私たちの仕事でもあります。

 

湯口 香川県は高校受験の場合、公立志向で今年の競争率は1.26倍でした。湯口塾からは327名受験して7名が不合格になりました。落ちた子どものショックは相当なものです。しかし長い目で見れば、高校受験失敗はそれほど重要なことではありません。3年後に国立大に合格した子どもは何人もいます。ですから不合格になった子どもの家へ行って話をし、そういった例を挙げて精神的に立ち直らせることが大切です。そして次の目標に向けて早くスタートを切らせるのが私たちの仕事でもあります。

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