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中学・高校受験:学びネット

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広島県瀬戸内高等学校

 
  国公立大への全員合格を目指す
スーパー特進プロジェクトを始動
3年前、創立110周年を機に大規模な学校改革に着手した広島県瀬戸内高等学校。その成果は学力向上という形で現れ、地域や保護者からの期待も高まっている。そこで次なる一歩として、「スーパー特進プロジェクト」という取組みをこの春スタートさせた。難関国公立大を目指す特別進学コースを対象に、専門指導に当る教員チームを結成。徹底した学習量により、心身ともにタフな生徒を育成するのが狙いだ。これからの時代に求められる学力、人間力を念頭に置いた新たなプロジェクト。特別進学コースを率いる各学年の担任に教育現場の様子を伺った。

校 長: 神垣 憲雄
住 所: 〒732-0047 広島市東区尾長西2-12-1
電 話: 082(261)1296
交 通: JR広島駅北口より徒歩14分、広電バス府中方面行「曙営業所」下車徒歩4分
学生数: 1,382名 (2014.9.1現在)
ホームページ: http://www.setouchi-h.ed.jp/

 

授業以外の学習時間は最低でも学年+2時間
今年からは全土曜にも補習を実施

 難関国立大を目指す特別進学コースを別募集に切り替え、教育改革に取り組んできた同校だが、社会の変化を見据えて今春始動させたのが「スーパー特進プロジェクト」である。

 「これからは今以上に確かな学力と問題解決能力が必要な時代になります。特進コースの長所を継承しつつ、専任スタッフの指導によって、まずはセンター試験得点率を8割に。近い将来、クラス全員が希望の国公立大に合格することを目標にしています」と神垣憲雄校長は主旨を説明する。

 プロジェクトの二本柱は「学力の更なる向上」と「人間力の育成」。学力面では、第一に徹底的に学習量をこなすことを掲げている。週の授業時間をこれまでより6時間多い45時間にし、授業以外の学習時間は最低でも学年+2時間と設定。これまで隔週で行っていた土曜補習も今年から毎週実施に切り替えた。

 「入学当初は宿題の多さに驚いていた生徒も、4カ月経つとそれが当たり前になっています。期末試験前に宿題を減らしたら、『先生、宿題はないんですか?』と逆に質問してくるほど。厳しい学習環境に身を慣らしていくことが大事だと実感しています」と1年担任の櫨木崇先生は生徒の変化を話してくれた。

 毎日7時間の授業後は1時間の補習が必須。だが、18時に補習が終わっても20時頃まで学校に残って勉強する生徒も少なくない。もちろん先生も最後までつきあう。

 そして、反復学習。予習→授業→復習のサイクルの中でとりわけ反復練習に力を入れている。模擬試験後には必ず解き直しの時間を設け、問題に何度も立ち向かうことで解答の再現性を高めていく。知っているだけの知識を使える知識にしていくのが狙いだ。

 「勉強量を確保していくと結果は自然についてきます。すると生徒は更に高いところを目指すようになる。4月に生徒全員に志望校を書かせるのですが、決まってなければ最低でも広島大と書きなさいと言っています」と話すのは、2年担任の野耕一郎先生。本プロジェクトのリーダーも務めている。

 入学当初、なんとなく広島大志望と書いた生徒は、模試を受けると当然E判定と出る。しかし量をこなしていくうちにD、C判定へと上昇。次第に合格ラインまであと30点といった“具体的な数字”が見えてくる。「こうなると生徒の意識は確実に変わります」と野先生は断言。量をこなし、習慣化することで生徒のモチベーションに火がつくのである。

夏休みには広島大で勉強合宿を実施
隙き間時間を活用したタイムマネジメント

 「夏を制する者は受験を制す」をモットーに、夏の過ごし方には力を注いでいる。今夏は、夏休み期間中も1日7時間の補習を行った。4時間は授業、残り3時間は自習だ。高3は10時間を最低の学習時間と設定している。

 加えて、8月19日からは3泊4日で勉強合宿も実施した。場所を広島大学の講義室へと移し、朝8時から20時までみっちりと勉強。合宿では、教科の他にグループでの教え合いやディベード大会も実施。自分の意思を適切に表現できる能力を養う、そういった人間力形成に関するプログラムも随所に盛り込んでいる。

 75%の生徒が部活動に所属する特別進学コース。4年連続インターハイ出場のサッカー部や甲子園でも名を馳せる野球部に所属する生徒も多い。文武両道を旨としているが、その陰には隙き間時間を活用するタイムマネジメント教育がある。

 「休憩は休む時間ではない、次の授業準備や復習の時間だと言い聞かせています。以前は休み時間に寝ている生徒もいましたが、タイムマネジメントを徹底してからそういう生徒はいなくなりました」と野先生。

 全国レベルの部活動で忙しい生徒も1日のスケジュール表を書かせて確認すると、10分、15分の隙き間時間はたくさんある。そういう時間を効率的に活用していくことで、勉強時間を確保している。

 また、常に目標を設定し、挑戦することを習慣化するため、英検、漢検、数検などの検定の受験も推奨している。

人間的成長なくして学力の向上なし
失敗を恐れずチャレンジし続ける精神

 「高1になった時点では、受験勉強にどう対処していけばいいのか生徒自身もわかっていませんでした。でも徹底した学習環境に身を置くことで、学力を自己分析する能力がついて来たんです。すると模試で予想以下の結果になっても、どう補っていけばいいのか自分でわかるんですね」と3年担任の川崎剛先生は話す。

 具体的な目標をできるだけ早い段階から立てる。最後まであきらめない、逃げない。こういった姿勢を身につけるため、同コースでは高1の段階から各大学の説明会に参加している。8月には広島大のオープンキャンパスにコース全員が揃って参加した。

 「自分の目標を決めたら最後まで高い志を持ち、あきらめずに頑張る。そのことで初めて人は成長できるし大きな財産を得ることができる。高校時代にやりきったかどうかで大学に入ってからの充実度は違うと思います」と笑顔で話す3人の先生。

 始まったばかりのスーパー特進プロジェクトだが、指導に当る若きリーダー陣の熱意に触れて、確実に成果をあげていくだろうと予感した。歴史的な学校改革に取組み、大きな成果をあげた広島県瀬戸内高校。その第2ステップが楽しみだ。

 
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