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中学・高校受験:学びネット

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福岡工業大学

 
  九州No.1の就職力と
面倒見の良さで7年連続の志願者増
情報・環境・モノづくりの3分野で、社会に貢献できる人材の育成をめざす福岡工業大学。"For all the Students"を経営理念に、教職員が一体となって「丁寧な教育」「就業力育成」「学生支援」を実践し、学生の成長を支えている。その「伸びる教育」は産業界からも高く評価され、就職力へとつながっている。2013年3月卒業生の就職率は84.1%(内定率96.4%)。読売新聞社発行『就職に強い大学』の就職率ランキングにおいて、九州の私学で第1位に輝いた。

学 長: 下村 輝夫
住 所: 〒811-0295 福岡県福岡市東区和白東3-30-1
電 話: 092-606-0634(入試課直通)
交 通: JR鹿児島本線「福工大前」駅下車すぐ
学生数: 4,695名
(大学4,160名、大学院158名、短大377名)(5月1日現在)
ホームページ: http://www.fit.ac.jp/

 

進学校の進路指導教諭が
認めた面倒見の良さ

 福岡工業大学は、工学部(電子情報工学科、生命環境科学科、知能機械工学科、電気工学科)、情報工学部(情報工学科、情報通信工学科、情報システム工学科、システムマネジメント学科)と、文系の社会環境学部(社会環境学科)の3学部9学科を設置している。1学年の定員は830人。これに対して今春の入試では、7倍近い5,590人の志願者を集めた。7年連続の志願者増である。

 その要因として、前田洋教務部長(情報工学部情報通信工学科教授)は、就職力の高さとそれを支える丁寧な教育、面倒見の良さを挙げる。

 まず、大学に入学すると新入生は全員、基礎学力テストを受ける。その結果、一定水準に満たない学生は1年間、フレッシュマンスクールと名付けられた課外授業を受講する。教科は数学やレポーティング、ディベーティングなど。附属高校の教員が授業を担当する。「早期発見・早期手当で、よく分かるようになったと学生に好評です」

 同時に、どの学科においても高校の学習から専門的な内容へスムーズに導入できるように、「物理学基礎演習」や「生物基礎」などリメディアル教育が行われている。授業の半分を演習に充て、上級生がティーチングアシスタントとして入り、質問に答えてくれる。

 また、職員が新入生全員と面談して大学生活に対する不安や悩みを解決したり、卒業までの一貫した「クラス担任制度」を設けるなど、「距離の近いサポート」を実施している。

 学生だけでなく、その保護者とコミュニケーションを図ることも大事だ。定期的に九州の各県庁所在地や沖縄・四国などで「教育懇談会」を開催。概況報告の後、希望者には個人面談を設定し、教員が成績表をもとに単位取得状況などを説明。進路についての相談も受ける。

「保護者の皆さんに『先生から直に話を聞けてよかった』と喜んでいただいています」

 こうした取り組みにより「面倒見が良い大学」として評価が定着。「サンデー毎日」(9月15日号)の「全国676進学校調査 進路指導が勧める大学ランキング」で、全国11位。九州・沖縄地区では堂々1位にランキングされた。

学生を強力にサポートする
就職支援と
就業力育成プログラム

 広々としたホールにいくつものブースが並び、リクルート姿の学生たちが詰めかける。本学で独自に開催される合同企業セミナーで見られる光景だ。年間4・5回開催され、参加企業は644社を数える。学生1人に対する参加企業数は全国でもトップクラス。就職力の高さがうかがえる。

 その他の就職支援も行き届いている。各学科に担当職員を配置し、学生一人ひとりの就活状況に応じて指導を行う。エントリーシートの添削や模擬面接などはもちろんのこと、東京や大阪など遠方で受験する際には交通費を支援する。

 就職に有利な資格取得も支援している。各種の資格取得講座が学内で無料、または低額で受講できる。前田教務部長の教え子も、難関の第一級陸上無線技術士資格を取得し、念願のNHKに就職した。

 また、2年前より就業力育成プログラムを全学統一の必須カリキュラムとして導入。授業のなかで仕事に就くとはどういうことかを考えさせ、職業人として必要とされる人間的な力を身につけられるようにカリキュラムしている。そのために心理学を専門とする特認教員2名を採用。1年次より段階的に、「志向する力(キャリア形成)」「共働する力(日本語表現・コミュニケーション基礎)」「解決する力」「実践する力(インターンシップ)」を育成する。

 履修に際して、授業での学習目標の達成度合いや成果などをネット上に記録するキャリアポートフォリオには、「仕事上での人との接し方が分かった」などの感想が多く書き込まれている。

 前田教務部長も、「解決する力」の技術者倫理を担当。「プログラム導入前と比べると、発言が活発になり、内容も深くなっています」と手応えを感じている。

最先端の技術と
自由なモノづくりが魅力

 2012年7月21日、一辺10cmの小型人工衛星「FITSAT-1(愛称:にわか衛星)」が種子島から宇宙へ旅立った。この開発に携わったのは情報工学科と知能機械工学科の2人の教授と大学院生、卒研生ら。従来の小型衛星に欠けている高速通信機能を衛星に持たせることをJAXAに提案し、国際宇宙ステーションから放出実験を行う小型衛星のひとつに選ばれた。実験は成功し、これまでの100倍の高速通信を実現。搭載したカメラで撮影した宇宙の景色が地上局へ送られてきた。画像は従来のものよりはるかに大きく鮮明だ。

 前田教務部長は「こんな小さな衛星でも、地球環境の観測に利用できることを示した意義は大きい」と話す。続けて、「テレビのニュースで何度も福岡工業大学の名前が出て、いい宣伝になりました」と誇らしげな笑顔を見せる。最先端の研究に関われることが本学の大きな魅力だ。

 学部・学科を越えて、誰でもモノづくりができる「モノづくりセンター」も特色のひとつ。NCフライス盤やNC旋盤などの工作機械が自由に使えるだけでなく、専任の技術スタッフが常駐し、アドバイスしてくれる。

 現在、ソーラーカーや電気自動車、ロボカップ、二足歩行ロボットなどのプロジェクトが活動している。ソーラーカーは昨年、4時間耐久レースで27周を走り24位の成績。ロボコンは今年6月にNHK大学ロボコンに出場し、惜しくも予選で敗退した。それぞれのプロジェクトが目標を持って、真剣にモノづくりと向き合っている。

 その他、グローバル人材育成を目的としたACE(日米学長協同型教育プログラム)など、新たな取り組みも始まっている。

 最後に前田教務部長は、「本学の一番の強みは、職員と教員の歯車がかみ合っていること。また教員は互いにアイデアを出し合って授業を改善し、カリキュラムを工夫しています」と語る。

 
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