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中学・高校受験:学びネット

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筑紫台高等学校

 
  校名変更より20年
さらにパワーアップした指導とコースで
充実のスタート!
創立55周年、校名を変更して20周年。一昨年に城戸英敏校長、今年度より大和豊総括教頭を迎え、さらにパワーアップを続けている筑紫台高等学校。今年度より新設した『アドバンスコース』は九州大学などの難関国公立大学への現役合格を目指すコースで、定員数30名に対し、80名を軽く超える入学生を迎え入れた。筑紫台名物の放課後個別指導も実施し、卒業生であるサポーターの指導で難問を克服できると、生徒たちの多くが参加している。この新コースの生徒たちが、数年後どのように花開くのか、今後に期待がかかる。

校 長: 城戸 英敏
住 所: 〒818-0119 福岡県太宰府市連歌屋1-1-1
電 話: 092-923-0010
交 通: 西鉄天神大牟田線「太宰府」駅より徒歩5分 スクールバス運行あり
学生数: 1,601名 (2012.9.1現在)
ホームページ: http://www.chikushidai.ed.jp/

 

難関国公立目標の新コースを軸に
さらに上を目指す校内改革

 工業の名前を校名より外して20年、地元の進学校として年々実績を高めている筑紫台高等学校。平成22年度には40名、昨年度は38名の国公立大学合格者を輩出した。さらに福岡大学には一般入試の英語で100点満点中99点を採った生徒がおり、多くの受験生の話題をさらっている。今後はさらに上を目指すべく、難関国公立大学現役合格を視野に入れた『アドバンスコース』を24年度より普通科に開設。国公立大学や福岡大学をはじめとする難関大学への合格を目指す特別進学コース、高大連携による指定校推薦枠で将来の進学先を目指す進学コースとともに、普通科3コースで大学進学実績の不動の強さを得る予定である。

「現在の特進コース3年の中で15〜16名の生徒を選抜して、九州大学への合格を目標にした九大プロジェクトを実施しています。これは今年度より入学したアドバンスコースの生徒も3年次に選抜対象となり、受講することが可能です」と吉村直樹教諭は語る。

 一方、歴史の長い工業科も今年度より内容を変更。1年次には共通科目で授業を受け、その中から自分のやりたいこと、将来の方向性を教師陣とともに見つけていく。そして2年に進学する際に、電子機械科・電気科・自動車科・建築科の中から、最も適性と思われる学科を選択して技術や資格の取得に励むことになる。また、7つの系列の中で様々な体験を通じて自分の将来の目標を決める総合学科や、充実した設備の中IT技術を習得できるコンピュータビジネス科なども人気が高い。

卒業生がサポーターでフォロー
筑紫台名物個別指導

 新規に開設されたアドバンスコースの一期生は86名。募集定員の30名をはるかに上回る好スタートとなった。

 普通科では図書室を放課後に開放。生徒個々のレベルに合わせた問題が用意されており、弱点克服や予習ができる(無料)。理解できない部分は、担当教師や筑紫台高等学校の卒業生がサポーターとして常駐し、個別指導を行っている。図書室は毎日19時まで開放されており、参加は生徒の自由。友人との会話は厳禁とされ、授業同様勉強に集中できるメリハリのある時間となっている。夏期休暇中も午前の夏期課外授業を終えた生徒が、残った時間で自習をするために訪れている。

 吉村教諭は「宿題も多く、授業のペースも早いので、予習・復習は必須です。本校ではしっかりと校内で学ばせる方針であり、生徒たちは19時まで毎日脇目も振らずに学び、帰宅後は息抜きの時間にあてています」と話す。

 取材時は生徒の集中力も高まってきた夏期課外時期。驚いたことにこの夏期期間中には高1の英語の教科書は修了し、秋からは演習問題で知識の定着を図ると語る吉村教諭。公立指向の強い地域であるため、生徒の中には公立高校の受験に失敗した生徒も少なくない。しかし、その生徒たちを公立高校ではなく、筑紫台高等学校に入学して成績が伸び、目標大学に合格できる実力がついた、と喜びの声を上げさせたいというのが、教師たちの願いだ。そのため、教師一人ひとりが生徒の現状を確認し、伸びている生徒はさらに伸ばし、悩む生徒には障壁を乗り越えられるように手を貸していく。また、厳しく指導することで伸びる生徒、厳しいとそこで立ち止まってしまう生徒など、生徒の性格も吟味して個々の指導にあたっている。

生徒の基盤となる教師と保護者にも
積極的な地固めを

 来年度は福岡大学への特別推薦枠が17から24に増加した。地元の大学への進学希望者もきちんと合格させることでさらに広く名を轟かせようとしている筑紫台高等学校。9月には人工芝のグランドが完成。来年度には女子生徒の制服がリニューアルされるなど、毎年変革が実践されている筑紫台高等学校。その中で生徒を引っ張っていくのは、若くて力と情熱を持った教師たち。だが、新人を重視すると言うのではなく、即戦力となって生徒を導ける教師を採用している。若くて実力のある教師を担任とすることで、生徒たちはより身近に様々なことを話せ、教師も生徒の意欲を肌で感じ、モチベーションをあげている。もちろん、難関大学を目指す生徒を指導するために必要な、教師の指導力や学力も常にバージョンアップされている。各学期に一度は有名予備校へ授業研修に行って指導方法を学び、教育力テストを年に一度教師全員が受験することになっているのだ。

 大和豊総括教頭は「教師だけでなく、親にも働きかけるよう、保護者研修会も各学期一回開催しています。これは年々変化する大学の状況や受験方法の最新情報を保護者に伝え、家庭と連携して生徒指導にあたるためです。この研修会のようなシステムは、保護者の信頼を得て心をつかむきっかけともなっています」と話す。

 アドバンスコースに入学した生徒が卒業するまであと3年足らず。その時にはどれほどの成長と実績が打ち出されるのか。岩谷和伸広報部長自身もまた、数年先の未来への高まる希望を熱く語っていた。

 
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