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中学・高校受験:学びネット

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東京純心女子中学校・高等学校

 
  進学実績を支える充実の学校生活
 
キリスト教に基づく「心の教育」と幅広い「知的教育」により、バランスのとれた人格形成を目指す東京純心女子中学校・高等学校。生徒たちは充実した学校生活を楽しみながら進路の希望を実現している。今春は、東大を始めとする国公立大学や早慶上智・MARCHなどの難関私大へ100名近くの合格者を出した。岩崎淳子校長は「きめ細かな進学指導に加え、仲間同士の支えあいが大きな力を生み出しています」と語る。

校 長: 岩崎 淳子
住 所: 〒192-0011 東京都八王子市滝山町2-600
電 話: 0426-91-1345
交 通: JR「八王子」駅、京王「八王子」駅よりバス10分
学生数: 中学校  372名
高等学校 424名 (2005.11.1現在)
ホームページ: http://www.t-junshin.ac.jp/jhs/

 

卒業生の半数以上が難関大学合格

 今春の大学合格実績は、国公立大学16名、早慶上智と東京理科大を合わせて24名。またMARCHと総称される5大学合格者は57名に上った。現役合格に限っても、全卒業生141名のうち半数を超える生徒がMARCH以上の難関大学に合格している。
これは、少人数指導や習熟度別授業に加えて、3年前より取り組んできた「応用補習」・「センター試験対策補習」など、よりきめ細かな進学指導が実を結んだ結果といえる。
「応用補習」は中学3年次より、難関大学を目指す生徒たちのために希望制で実施。教科は国語・英語と数学。一方「センター試験対策補習」は高校3年生を対象に、平日の放課後に90分の講座を設けている。

 また早い段階から具体的な目標をもって学べるよう、中学3年次より進路ガイダンスと併せて「コース制」の説明も行う。同校では高校2年次より「国立文系」・「私立文系」・「理系」 の3コースに分かれるため、選択を誤らないように時間をかけて自分の適性を見つめさせるためだ。

高校1年次になると、特に理系を選ぼうとする生徒に対して、職業と理科の科目との関係など、より詳しくガイダンスしている。あわせて、大学学部調べを行い、未来へ向けてのイメージをつくる。

同校は「英語に強い学校」としてイメージが定着しているが、理系進学者も少なくない。今春の合格実績においても、東大理1や北大医学部・東北大工学部・東京医科歯科大医学部など理系が目立つ。今後さらに理系志望者が増えることも予想される。

そのため、岩崎校長は「時代や生徒のニーズに応えて、これまで以上に理系に力を入れていきます」と言う。

共に学び、支え合う

 卒業生による「合格体験記」には必ずと言ってよいほど、友人や仲間への感謝の言葉が記されている。

岩崎校長は「友だち同士が励ましあい、支え合って受験勉強に取り組んでいます」と笑顔を浮かべる。

「心の教育」に重きを置く同校では、「他者と共に学び合う関係づくり」も大切な教育目標のひとつだ。今年度の年間目標は「思いやり」。各教室にこの言葉を掲げ、朝礼や宗教の授業など折に触れて生徒に「相手を思いやること」について考えさせている。ことに中学1・2年ごろまでに「相手の気持ちをおしはかり、大切にする」習慣をしっかり身につけさせなければならない。それが、よい友人関係を築くことへとつながっている。
「大学入試が近づくにつれ、一般受験する生徒たちは自分が失敗するのではないかという不安に襲われます。そんな時期ですから指定校推薦でいち早く合格を手にした生徒たちも、手放しでは喜べません。ところが『友だちの方が逆に心配して電話をかけてくれて、合格を心から喜んでくれた』。そういう話をよく聞きます」。

 共に学び、互いを心から思いやれる友人の存在が、受験勉強を勝ち抜く一番の原動力かもしれない。

 同校での6年間の学校生活で、卒業後も続く「生涯の友情」が築かれている。

最後まで全力を尽くす

「日常生活において、やるべきことを苦にせずできるように」と、しつけや生活指導も重視されている。

 例えば清掃ひとつとっても、手を抜くことは許されない。岩崎校長自ら入学早々の中学生に清掃指導。最初は雑巾もまともに絞れない生徒たちを、トイレ掃除が見事にこなせるまで鍛え上げる。「きちんとした生活態度・習慣が勉強にもよい影響を及ぼします」。

 同様に学校行事やクラブ活動にも力を入れている。受験生である高校3年生も例外ではない。

数ある行事の中でも毎年9月中旬に開催される文化祭(純心祭)は、ステージ発表や各クラス・クラブによる趣向を凝らした展示、運動系クラブの招待試合など、広いキャンパスのいたるところで様々な催しが繰り広げられる。中学1年から高校3年まで全校をあげて熱く燃える3日間だ。

文化祭の準備は、生徒会とは別に実行委員会を組織するところからスタートする。中心は高校2年生。実行委員長には例年、3〜4人が立候補するという。

今年のテーマは「ポップ魂(コーン)」。全校生徒が全身全霊で取り組み、ポップコーンのようにはじけて新しいものを生み出そうという思いが込められた。

高校3年生は毎年、クラス単位で模擬店を出店する。ホームルームでメニューが決まると、材料の発注からエプロンやTシャツなどユニフォームの準備まで、それぞれが役割を分担して仕事に取り組む。そして当日、今年も焼きそばやお好み焼き・ワッフルなど豊富なメニューが並び、どの店も大盛況の賑わいを見せた。

「高校生活最後の大きなイベントですから、クラス中が一致団結して力を尽くします。大変な仕事ですが、生徒たちは卒業してから『あの経験が後でとても役に立った』と言ってくれます」。

 岩崎校長は「勉強だけでは、生徒の力を十分に伸ばしきれない」と考えている。そのためクラブ活動も強力にバックアップ。学外からもコーチを招聘し、テニス部・ソフトボール部・バトン部・剣道部・弓道部など活性化してきている。テニス部・ソフトボール部は都大会への進出も果たした。同校教師が顧問を務めるクラブの活躍も見逃せない。吹奏楽部は今年、東京都大会で銀賞を獲得した。

 高校3年になってもクラブ活動を続ける生徒は多い。なかでも強豪チームであるバスケットボール部は6月末まで試合が続く。3年生が受験勉強に集中できるのはそれからだ。しかしクラブ活動で鍛えたガッツと集中力で乗り切り、一般受験で見事に早慶など難関大学に合格した。

同校の、きめ細かな進学指導と多彩な学校行事や活発なクラブ活動、それにたくさんの友情に恵まれた学校生活が、生徒たちを大きく伸ばしている。

 
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