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中学・高校受験:学びネット

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埼玉栄中学校

 
  勉強もクラブ活動も、「夢スタート」宣言
―― 中学1年生座談会 ――
 
埼玉栄中学校は今春も多くの受験生を集め、定員の120名を超える144名が入学した。しかも昨年度の専願入試廃止以降、新入生の成績は全体的に上昇傾向にある。来年度には、最難関大学をターゲットとする「スーパーセレクトクラス」を新設。進学校としての同校への期待度・注目度はさらに高まっている。そんななか、入学して1学期を終えた1年生たちが学校生活と将来の夢について語ってくれた。

校 長: 佐藤 栄太郎
住 所: 〒331-0047 埼玉県さいたま市西区指扇3838
電 話: 048-624-6488
交 通: JR川越線「指扇」駅、JR高崎線「宮原」駅より路線バス(校内乗り入れ)7分
学生数: 中学校  334名
高等学校 2,287名 (2005.9.1現在)
ホームページ: http://www.saitamasakae-h.ed.jp/

 

座談会出席者
平野 拳成くん(4組・野球部)
森田 慶一くん(3組・ゴルフ部)
大野 瞳さん(3組・女子バスケ部)
山中 絵里さん(2組・女子野球部)

―― 埼玉栄中学を受験しようと思ったのはなぜですか。

平野 施設や設備が整っていて、思い切り野球ができそうだったから。

森田 僕はゴルフ部に入りたかったし、ここなら勉強の方もしっかりフォローしてくれるからです。

山中 最初は中学受験する気はなかったのだけど、栄中に女子野球部があることを知って。それに栄高に通っていた従兄弟から「勉強とクラブが両立できる」って聞いたので、思い切って受験を決めました。

大野 私も、ここなら勉強もスポーツもできるから良いと思いました。

―― 第一印象はどうでしたか。

森田 広くておっきいなぁ(笑)

大野 学校説明会に来たとき、先輩たちが親切にしてくれて嬉しかった。

平野 クラブの先輩が優しい。エラーしても怒らないで指導してくれる。

山中 明るい。みんな大きな声で挨拶してる。小学校のときは、先生に言われないと挨拶しなかったけど、ここでは先輩たちが挨拶してくれるので、私も自然にできるようになった。自分が変わったなと思います。

―― 皆さんはクラスが違っても仲が良さそうですね。親しくなったきっかけは何ですか。

大野 山中さんとは、入学してすぐの箱根オリエンテーション合宿で。ご飯食べるときに一緒だったから。

森田 僕と平野君は入学式の日に同じ電車に乗ってて、話したのがきっかけです。でもその後で、習熟度別クラスでも一緒になりました。

―― 習熟度別クラスは、どのように決められるのですか。

森田 定期テストや実力テストごとに、成績によって3段階に分かれます。頑張ったら上のクラスに入れるから、やる気がでます。

―― 勉強は厳しいですか。

森田 家で1・2時間ぐらい勉強しているので、授業は難しくないです。

山中 毎日部活があるので、家ではその日の教科の復習を20分ぐらいかけてしています。テスト前は部活が休みになるので、2時間ぐらいかな。今のところ、このペースで大丈夫です。

平野 僕は2科で受験したので、国語と数学は大丈夫だけど、理科と社会が難しいと思う。

―― 補習を受けたりしますか。

平野 テストで基準点以下だったら補習を受けなきゃいけないけど、僕はまだです。でも補習は誰でも参加できるので、自分で必要だと思ったら受けるかも。 

―― 最後に将来の夢を教えてください。

平野 甲子園! 大学は国立大学を目指しています。

大野 私は、バスケの全国大会で優勝したい。大学は体育系に進んで、オリンピックに出場。その後はアメリカに留学して、プロになりたい。

森田 僕はプロよりもアマチュアでやっていきたいと思ってます。ゴルフは会社に入ってからも役に立つし。大学は東大とか慶応に行きたいな。

山中 女子野球の全日本チームに、キャッチャーとして入りたい。その後のことはまだ考えていないけど、頑張って勉強と野球を両立させます。

夢実現へのスタートライン

横向きに並んだ生徒3人。その視線はまっすぐ前へと向けられている。埼玉栄中学の学校案内の表紙を飾る写真だ。白抜きの「Start! SAKAE」の文字が目を引く。
これを企画した入試広報センター長の本間一行先生は「来年度は入試改革後の3学年が揃います。新入生を迎え、一斉にスタートラインに立つイメージをデザインしました」と話す。

ある有名受験雑誌が、同校の6年後の大学合格者数を「国公立20名、早・慶・上智・理科大55名、MARCH100名」と予測した。生徒の成績が上がり、進学校としての評価が高まっていることを示している。
来年度は、さらにワンランク上の「スーパーセレクトクラス」を新設。東大を視野に入れ、難関国公立・私立・医歯薬系をめざす。募集定員は20名。従来のクラスとは、募集要項や願書は別扱いとなる。入試科目も国算理社の4教科に統一し、各教科100点ずつの合計400点満点。

「対象としているのは、三大模試の偏差値43〜46の生徒です。中学3年間で高校偏差値の65、高校卒業時には75まで伸ばします」。そのため「0時限目」や「7時限目」を設定。主要5教科の授業時間数を週30時間確保する。また習熟度別の少人数ゼミで徹底指導。これまで中学や高校で培ったノウハウも生かしながら、一人ひとりを確実に伸ばしていく。
本間先生は同クラスを、姉妹校である栄東中学「東大クラス」の併願先としても最適という。両方に合格した場合、入学手続き上で便宜が図られるからだ。
「同じ佐藤栄学園ですから、共に発展していきたいと考えています」。
栄東中学の学校説明会では同校の案内チラシも配布される。
一方、従来のクラスはこれまで通り。募集要項等にも変更はない。「スーパーセレクトクラス」開設で選択肢が増え、より幅広い層の生徒の期待に応えられるようになった。
本間先生は生徒に「欲張り」になってもらいたいと願う。国公立大学を始めとする難関大学を目指し学習に励む。クラブ活動も楽しむ。1日24時間という限られた時間を有効に使い、限りない可能性に挑戦する。
「効果的な学習システムと、充実した施設・設備が揃った本校だからこそ、できることです」と胸を張る。

2007年度には、同校から直線距離にして300メートルの位置にJR埼京線「西大宮」駅が開業予定。学校へのアクセスが一段と良くなる。
しかし、すでに埼玉栄中学校は、スタートラインに立つ生徒一人ひとりの、夢への距離を大きく縮めている。

 
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