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中学・高校受験:学びネット

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共栄学園中学校・高等学校

 
  若き力の集結で新たな一歩を踏み出す
2004年度に7階建ての新校舎が落成し、今年度は6学年全体が初の共学となった共栄学園中学校・高等学校。教員も新たな風を送り込む若い力にあふれ、今最も注目される学校の一つとして生まれ変わった。

校 長: 倉島 新治郎
住 所: 〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1
電 話: TEL:03-3601-7136 フリーダイヤル:0120-713601
交 通: 京成本線「お花茶屋」駅から徒歩5分
学生数: 中学校  230名
高等学校 970名 (2005.7.1現在)
ホームページ: http://www.kyoei-g.ed.jp/

 

教員座談会(出席者・敬称略)
高3 中学・高校数学担当 26歳 増村 薫 先生
中2 中学・高校数学担当 25歳 矢野 将弘 先生
中学・高校数学担当 24歳 杉山 卓誠 先生
高1 高校理科(生物)担当 24歳 柴本 浩陽 先生
中学・高校理科(化学)担当 22歳 遠藤 春樹 先生
司会  編集部

生徒との信頼関係を結び
授業の楽しさを教える

ー まずは、教科指導のポイントからお聞きしたいのですが。

増村:こうすればわかるはずだという思いこみをやめ、生徒の疑問点を顔つきで判断しながら、授業を進めていくことです。教員1年目に、思いもよらなかった箇所を、生徒に「わからない」と指摘され、それからは決して自分の考え中心の授業にならないよう努めています。

矢野:確かに教師から天下り式に授業を進めていては、生徒は板書するだけで考える力を付けることができませんからね。まずは、生徒と教師、1対1の関係かけることの人数という考え方を基本に、生徒の信頼を深め、その上で教科を教えていきます。これは、生活指導でも同じです。

杉山:それと、達成感を味あわせてやること。1度の授業で「わかった」「できた」を何か一つ実感させてやれば、教科に対する苦手意識を払拭できますから。そのためにも、反復練習を重視し、できた部分を増やして自信を持たせるようにしています。

遠藤:理科は生徒の好奇心をどれだけ満足させるかです。まずは身近なことで、理科の知識を体感させるようにしています。

柴本:そうですね、私も同じ理科担当ですが、例えば病気のメカニズムや医学的な話などを織り交ぜて、理科は楽しいということを授業理解よりも先に教えます。その上で、しっかりと細部までかみ砕いて授業を進め、生徒の質問に答えていきます。

ー 今の共栄の生徒はどのような子が多いですか。

増村:私自身が担任を受け持つクラスが理系志望クラスなんですが、傾向としては、医歯薬系の薬学を希望する生徒が増えていますね。

矢野:特に今年の3年は、共学化初の卒業生になるわけですから、結果は我々としても楽しみです。

杉山:そうそう、まだ女子校の雰囲気が完全に抜けてはいませんし、どうしても全体的に女子の方が強いけど、年々男子も活発になってきてます。その影響か、共学クラスは今までの女子クラスと比べても、さらに発展的な発想ができるようになったから。

矢野:共栄の生徒は、素直で活発な上に、すごく可能性を秘めた生徒の集まりだと思います。それを教師がうまく導けば、彼らの希望を必ず叶えてやることができますよ。

遠藤:そうですね。そのためにも、生徒個々に合わせた指導を、教員の方から働きかけて行い、決して放ったらかしにしないこと。これを重視するのが、共栄全体の指導の特徴とも言えるでしょう。

若い力を発揮して
生徒の夢を実現させたい

ー 皆さん20代の若い先生ですが、他にも若い先生はおられるのですか。

柴本:特に私が教員として共栄に入ったときは、すぐ上の先輩は30歳の方でしたから、学校全体が大幅な若返りを実践したのだと感じました。

ー では、今の共栄の教師の特徴とは何でしょう。

杉山:教員間のコミュニケーションがとても良く取れていると思います。中1から高3まで、1学年に約300名の生徒がいるわけですが、教員の連携を密にしているために、ほとんどの生徒のことを把握できます。

増村:担任一人でクラス全員の指導やフォローを抱え込むと、色々な問題が発生してしまう可能性もありますからね。それよりは、他の先生とともに考えて、何ごとも進める方がいいでしょう。実際、自分の担当クラスの生徒でも、知らなかった一面を、他の先生に教えられて驚いたこともありますよ。

矢野:そういった教員全体で生徒全体に当たっていくことが、今後も大切なんですよね。
遠藤:私なんか、特に今年度からの教員ですから、先輩方の情報や細かい指導がとても助かってます。授業などでぶつかっても、いつでも相談に乗ってもらえるのがありがたいです。

ー では、逆に学内で困ったことはありますか。

杉山:1クラスのなかでも、レベル層の差が大きいことですね。上位層だけでなく、中〜下位層の生徒もしっかり指導しないと。

増村:どう考えても現状の成績では医学部は無理だと思う子が、目を輝かせながら将来は医者になりたいと言われると、結構ジレンマですね。しかし、今までより一層、努力するよう指導はしています。

矢野:新しいことに関しては、クラス全員が同じスタートを切るのだから、そこでできるだけ理解させるようにしていくのも指導法のひとつですね。

ー では、最後に今後の皆さんの希望を教えてください。

杉山:勉強や進学実績だけじゃなく、心も体も強くなるように指導した生徒を、一人でも多く送り出したい。そのために、教員側もやるぞ!という意識を大切にしたいです。

遠藤:たまに卒業生が来て、先生と話しているのを見ますが、とても楽しそうです。そういった人と人とのつながりを大事にし、この学校に、先生に出会えて良かったと、後々も思ってもらえるような指導をしていきたいです。

矢野:世界に羽ばたく自分たちの次の世代を育み、それがまた次の世代を育むことにつながるような指導ができれば、と願っています。

柴本:各生徒一人ひとりが、リーダーシップを取れるような人間として育成したいですね。

増村:2004年度に、最新設備と憩いの精神を備えた7階建ての校舎が完成し、生徒たちは今そこで毎日学んでいます。このお花茶屋という下町情緒あふれる場所で、しかりと根づいて広がった共栄の精神を学び、個々の希望を叶えられるよう、生徒と共に努力していきたいですね。

ー 本日はどうもありがとうございました。

 
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